犬の風邪といわれている病気ケンネルコフについてお話しします。
ケンネルコフってネイティブアメリカン風に言うとケ・ェェェ・ンンン・ネネネネェェ・ルルルルゥ・ココココ・オウフ(ふう)←吐息
といった発音なのでしょうか?
恥ずかしながら私は、ケンネルコフは犬種のことだと思っていました。
じゃあ、何でサムネは狐なんだよっていう事は置いといて。
さあ、どの犬種と思ったか分かりますか?
ヒントは最後のオウフの呼び方。
正解はミニチュア・シュナイザー。
あの髭の部分とかコオゥフって感じがしませんか?
話が脱線しましたね。
はい、それでは本題に戻ります。
あなたは愛犬が咳をしていたらどうするでしょうか。
咳が出たからすぐに病院に連れていくという方はあまりいらっしゃらないでしょう。
ですがその咳、放っておくと、どんどん酷くなって、愛犬がいつ終わるか分からない地獄を味わうことになってしまいますよ。
それでは今回はそんな咳から始まる病気の一つ、犬の風邪「ケンネルコフ」について紹介していきましょう。
目次
犬の風邪ケンネルコフはこんな病気
ケンネルコフは『伝染性気管気管支炎』という病気で、ざっくりと説明すると人間で言う風邪のような症状が出る病気です。
それでは細かい症状などもきちんと説明していきましょう。
ケンネルコフの症状
具体的な症状は咳から始まり、食欲がなくなるor減る・発熱・嘔吐・鼻水・元気がなくなるなどの症状が出てきます。
どれもこれも人間が風邪を引いたときに出るような症状ですね。
そのため、ケンネルコフのことを簡単に言う時に『犬風邪』というときもあるのです。
「なんだ風邪か」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、人間にとってはたかが風邪の症状でも人間よりも体が小さく、症状の訴えが出来ない犬にはとてもきつい症状です。
その症状がいつ治るのか犬には想像もつきません。
犬にとってはまるで、終わりのない地獄にいるようなんですよ。
苦しさといったら、多分、人間の風邪より重くインフルエンザに近い印象です。
ですのできちんと愛犬の様子を確認して症状が出たら早めに病院に連れて行ってあげてくださいね。
私の注意点
一応伝えておきますが、人間と同じ風邪と思って、愛犬のお尻にネギを挟んだり、入れても直らないですからやめてくださいね。
ていうか愛犬がネギを食べると、とても危険なので絶対やめてください。
まあする人はいないと思いますが。
ケンネルコフが発症する原因
ケンネルコフの原因は何種類かのウイルスや細菌です。
そのウイルスや細菌が協力しあったり、単独行動をするなどの行動を起こして愛犬の体に感染します。
なぜ違う種類の細菌とウイルスが協力したり離れたりするのか?
という疑問はさておき、特にまだ免疫力が低めの子犬やストレスや疲れが溜まっている犬などが感染しやすい病気です。
免疫力が低くなっている犬の方がウイルスや細菌に狙われやすく、感染しやすいんですね。
治療の方法
基本的には症状に合わせた薬が処方されます。
体力があれば1週間かからないぐらいで回復しますが、基本的にかかりやすいのは体力がない子犬や、ストレス・疲れが溜まっている犬なので、完治するまでには1~2週間はかかりることになります。
また、症状が酷くなればなるほど、合併症になる恐れが出てきますので、決してたかが風邪と思ってはいけません。
そうやって気を抜いていると、大切な愛犬が本来なら苦しまなくて良かった苦しみを味わうことになりますからね。
ケンネルコフの予防法は
ケンネルコフの予防に一番良いのはワクチン接種です。
ケンネルコフの原因になりやすいウイルスの混合ワクチンなどを動物病院でしてもらえます。
愛犬がワクチンを出来る状態でしたら元気な内にワクチンをしておいた方が良いでしょう。
他に対策として、
子犬の内は犬がたくさんいるところにはなるべく行かない
愛犬がよくいるところは常に清潔にしておく
冬場は空気の乾燥や寒さに気を付ける
などの予防をすることによってケンネルコフの感染の確率を下げることが出来ます。
ですので、なるべく愛犬にはワクチン接種をして、散歩コースやお部屋の環境を整えてあげてくださいね。
特に冬場は空気が乾燥してウイルスや細菌が活動しやすくなってしまうので、愛犬の体調もよく観察しておくと良いでしょう。
ケンネルコフは人間や犬にうつるのか
ケンネルコフは人間にうつることはほぼありません。
ですが、犬にはうつる可能性が非常に高いです。
犬の病気は人間には基本的に犬の病気はほとんどのものがうつることはありません。
ですが、そんなものでも万が一という言葉は存在しますので、100%人間にケンネルコフがうつらないとは言い切れないのです。
もしかしたらケンネルコフの原因のウイルスや細菌が突然変異を起こして人間にも感染出来るように進化するかもしれません。
偶然が偶然を呼んであなたがたまたまケンネルコフに感染した人間になるかもしれません。
どんな時でも100%感染しないとは言い切れないんですね。
犬に感染することに関しては、元々ケンネルコフは人間の風邪と同じように、きちんと対策をしていなければどんどん感染していくような病気です。
ですから、犬同士で感染してしまうのも当たり前のことなんですよ。
特に愛犬がたくさんいる家庭ではケンネルコフの集団感染にものすごく気を付けなければいけません。
そうしなければ、大切な愛犬たちがどんどんケンネルコフになっていき、病院代もバカになりませんし、何よりも愛犬全員が苦しむ羽目になります。
なので、一匹がケンネルコフになったらお部屋の環境をしっかりと整えて、ケンネルコフになってしまった愛犬は隔離するなどをしてしっかりと対策をしましょう。
まとめ・・・
ケンネルコフはこんな病気
・症状
・原因
・治療の方法
ケンネルコフの予防法・そしてケンネルコフは人間や犬にうつるのか?
今回は以上のことについて紹介させていただきました。
ケンネルコフは人間にとってのほぼ風邪の症状になりますが犬にとっては「たかが風邪」なわけではありません。
ですから、たかが風邪という考えは捨てて、咳をしているのに気付いた時点で病気を疑い、それなりの対処してあげてください。
人間の風邪とはまったく別物と思って早く直してあげてくださいって事です。
そして、これからも愛犬と楽しく生活していってくださいね。