愛犬と幸せな生活

【犬にワクチン】本当に必要なの?沢山ある種類と効果や気になる料金

犬のワクチンの種類と効果などについて詳しく説明していこうと思います。

 

「ワクチンってどういった効果や働きがあるの?」

「値段や料金はどれくらい?」

「ワクチンを接種させるのが少し不安・・・」

といった思いや疑問を抱いている人に対して伝えていきます。

ワクチンは色々な病気を予防するものが一緒に混ざっており、1回の注射で済ますことが出来る仕組みになっています。

価格が帯が大体7000円~11000円ぐらいです。

しかし、効果や種類などワクチンについてもっと詳しく知る必要があります。

この記事を読むことによって

ワクチンの役と全体像が把握できるようになり、必要なワクチンを選べるようになるでしょう。

またワクチンの選別ができるようになると余計なワクチンを身体に入れることを減らすことが出来ます。

余計な出費や愛犬の体の負担も減らすことが出来るでしょう。

犬のワクチンの種類と必要性・効果

私達同様に生き物は感染症に1度かかってしまうと病気になります

ですが、

病気を完治した後は、その感染症に対して抵抗する力や撃退する働きを体が持っています

この抵抗力や撃退する仕組みを免疫といいます。

この免疫の仕組みをうまく利用して作られたのがワクチンです。

ワクチンとは、侵入しようとする病を身体に入る前にやっつけてくれる役目(免疫)を作ってくれるものです。

ワクチンの種類

犬がかかりやすい病気は複数あるのでそれぞれの予防効果を持ったワクチンを接種する必要があります。

感染症を予防するためのワクチンを紹介していきます。

感染症予防のワクチン

感染症予防のワクチンは自分で選択することが出来ます。

ワクチンには防ぐ病気の効果によりコアワクチンノンコアワクチンの2種類に分類されています。

感染予防のワクチンはこの中に入っている予防効果のある数種類の予防接種が入っているものを選ぶことになります。

2種~8種の予防効果が一緒になった物があり以下のような病気に対する予防効果を持っています。

コアワクチン

世界中で感染が認められていて死に至る可能性がある病気から守るため全ての犬が接種するべきワクチンの種類とされています。

1度免疫をつけると長期間免疫力が持続します。

病院では必ず接種させることが多いようです。

コアワクチンに含まれる予防接種

ジステンパー

犬パルポウイルス

伝染性肝炎

アデノウイルス2型感染症

狂犬病

ノンコアワクチン

特定の環境で感染の恐れがある動物に必要なものとされています。

基本的に抵抗力の無い子犬に対してノンコアワクチンを接種することが多いです。

免疫期間が短いので、必要になった時期に接種させる必要があります。

ノンコアワクチンに含まれる予防接種

コロナウイルス感染症

レプトスピラ感染症

パラインフルエンザorボルデテラ

引き取った子犬に接種させるワクチン

子犬は抵抗力が弱いので積極的にワクチンを接種させる方針を取っている病院やペットショップがほとんどです。

5種ワクチンを接種させる病院が多いようです。

(5種ワクチンの内容については、後で説明します)

引き取ったばかりの子犬がワクチンを打つ時期とは?

大体の目安として以下の通りになります。

子犬がワクチンを接種する時期

1回目の接種 生後8週間後

2回目の接種 生後12週間後

3回目の接種 生後16週間後

4回目の接種 3回目の接種から1年後

基本的には信頼のおける獣医さんと相談されて決めたほうが良いでしょう。

ワクチンで防げる病気の説明

先ほど伝えた予防接種を受ける病気が一体どんな病気なのか説明していきます。

また、気をつけたいのが2次感染や複合感染です。

病気に感染すると抵抗力が弱まり他の病気にもかかりやすくなる可能性があります。

そういった状態の犬に対して他の病気が複合感染して更に重症化するものです。

コアワクチンに分類される予防接種の病気

犬ジステンパー

初期症状として風邪のような症状かみられます。

状態が進むとウイルスが脳に侵入する事があります。

ウイルスが脳に回ってしまうと、痙攣震え神経症状を引き起こし90%の確率で死亡する怖い病気です。

犬パルボウイルス感染症

パルボウイルスが犬の話口から侵入して嘔吐血便激しい下痢を引き起こします。

特に抵抗が弱い子犬は致死率が高く妊娠した犬が感染すると胎児にも感染して流産してしまいます。

犬伝染性肝炎

感染すると嘔吐下痢頭部に水がたまるなどの症状を引き起こし潜伏期後に41度の発熱が4から6日続き突然死する事もあります。

離乳から1年未満の子犬が発症しやすく、致死率が高いとても怖い病気です。

アデノウイルス2型感染症

感染した犬の接触や咳やクシャミなどの飛沫(飛び散ること)から感染する。

発熱食欲不振くしゃみ鼻水など呼吸器症状を引き起こします。

他のウイルスや病気と複合感染する可能性があり、その場合重症になることが多く肺炎が悪化すると死亡することがある

狂犬病

狂犬病を持っている動物噛まれることにより感染する病気で人にも感染します。

発症すると致死量99.9%でほぼ100%死亡するという非常に怖い病気です。

日本では年に1度の狂犬病予防ワクチン接種が義務付けられています。

義務付けられているぐらい危険な病気なので単体で接種する事もできます。

大体料金3000円位です。(病院により多少変動あり)

ノンコアワクチンに分類される予防接種

コロナウイルス感染症

感染力が強く、下痢や嘔吐を引き起こす病気です。

犬パルボウイルスと複合感染で症状が重くなる場合があります。

レプトスピラ

ネズミなど野生生物や家畜の糞尿が目や口の鼓膜に付着して感染します。

また人にも感染するので、小さなお子さんがいらっしゃる家庭では特に注意が必要です。

犬パラインフルエンザorボルデテラ

呼吸器症状が主に見られます。

特に抵抗が弱い子犬の時にかかりやすい症状で、他のウイルスと混合感染するのでより症状が重くなります。

症状として鼻水などの症状が数日から数週間みられます。

混合ワクチンの内容

コワワクチンとノンコアワクチンの中の数種類の効果があるワクチンは混ぜることができます。

冒頭で伝えたとおり、混ぜたワクチンを混合ワクチンとして一回の注射で終わらせることが多いようです。

参考値段として、料金5種から8種類で大体5000円~11000円ぐらいです。

ワクチンの値段と種類は多少病院により変動があります。

2種混合ワクチン

特に危険な犬ジステンパー犬バルボウイルスの予防接種はコアワクチンの中にあるもので2種混合ワクチンでセットになっています。

2種混合ワクチンで予防できる病気

犬ジステンパー

犬バルボウイルス

5種混合ワクチン

2種混合ワクチンに犬アデノウイルス2型感染症犬伝染性肝炎犬パラインフルエンザの3つをプラスして混ぜたものを5種混合ワクチンといいます。

大体の病院がこの5種混合ワクチンを主に扱っています。

子犬の場合5種混合ワクチンを接種させることが多いようです。

5種混合ワクチンで予防できる病気

犬ジステンパー

犬バルボウイルス

犬アデノウイルス2型感染症

犬伝染性肝炎

犬パラインフルエンザ

6種混合ワクチン

5種混合ワクチンコロナウイルス感染症をプラスしたのが6種混合ワクチンになります。

6種混合ワクチンで予防できる病気

犬ジステンパー

犬バルボウイルス

犬アデノウイルス2型感染症

犬伝染性肝炎

犬パラインフルエンザ

コロナウイルス感染症

7から8種混合ワクチン

5種混合ワクチン犬レプトスピラ感染症をプラスしたワクチンが7から8種混合ワクチンにあります。

7種~8種混合ワクチンで予防できる病気

犬ジステンパー

犬バルボウイルス

犬アデノウイルス2型感染症

犬伝染性肝炎

犬パラインフルエンザ

レプトスピラ感染症

9種混合ワクチン

6種混合ワクチン犬レエプトスピラ感染症を加えたものが9種混合ワクチンになります。

9種混合ワクチンで予防できる病気

犬ジステンパー

犬バルボウイルス

犬アデノウイルス2型感染症

犬伝染性肝炎

犬パラインフルエンザ

コロナウイルス感染症

犬レエプトスピラ感染症

ワクチンを接種する前に

犬が健康状態が万全な時に摂取させましょう。

また、特定の病気や薬を飲んできる場合は獣医さんに相談する必要があります。

ワクチンを接種した後について

ワクチン接種したからといってもすぐに免疫力が付く訳ではありません。

抗体ができるまで接種後1から2週間ほどかかります。

その為ワクチンを打ったからといってすぐ遠出をしたり、犬の集団に入ることは避けたほうがよいでしょう。

また、アレルギー反応が摂取後2時間ぐらいで発症する可能があるかも知れません。

ワクチンを接種させたあとは興奮させるようなことはせずにできるだけ安静にしておきましょう。

病院から離れないという方法もあります。

ワクチンの副作用について

ワクチンを打った後に副作用が出る場合があります。

副作用とは・・・ワクチンを接種したときに免疫をつくる以外の反応のことを言います。

以下のような症状が出ることがあります。

副作用の症状

顔面の膨張

皮膚のかゆみ

じんましん

下痢や嘔吐

発熱

元気がなくなる

呼吸困難

発熱嘔吐など最悪な場合アナフィラキシーショックが発生して命を落とす可能性があります。

ワクチン接種後に何かしら副作用が出たら、なるべく早目に予防接種を受けた病院の獣医師に相談しましょう。

気を付ける事として

ワクチンを打った後に、激しい運動は避けなるべく安静にしておきましょう。

副作用で紹介したとても怖いアナフィラキシーショック接種後30分以内に起こる事が多いのです。

ですから接種後は特に良く観察する事が重要です。

また接種数時間後から3日は普段よりも注意深く観察しておいて下さい。

ワクチンの製造方法

ワクチンの作り方は2種類あります。

作られ方によって副作用や効果の持続期間が違います。

ワクチンは下記2つの、病原性を弱めた病原体or死んだ病原体から作られています。

もちろん病原性は殆どありませんが、特に体の小さな犬には大きな刺激になります。

そのため、まれに副作用が起こる可能性があります。

生ワクチン

病原性を弱めた病原体からつくられます。

体内に入るとウイルスが増えてかなりの軽弱ですがウイルスに感染したことにあります。

この時に免疫が出来るので持続性があるのが利点です。

生きているウイルスを身体に入れることになります。

体調が悪い時や免疫力が弱い時に接種させた場合。

まれに本当にウイルスが持っている病気を発症してしまう可能性があるといった短所があります。

不活化ワクチン

病原性を無くした病原体からつくられます。

持続性が弱いといった点があります。

既に死んだウイルスを材料に使っているので、接種後に増えるといったことはありません。

まとめ

ワクチンについてまとめました。

犬のワクチンまとめ

ワクチンは自分で選ぶことが出来る。

(複数の予防効果がある2種から8種のものを選ぶことになる)

病気によりコアワクチンとノンコアワクチンに分類される

引き取った子犬の場合は5種ワクチンが主になる。

接種後に気をつけること

危険なアナフィラキシーショックは摂取後30分以内に起こる。

接種後は3日間にわたって副作用が出る可能性があるからよく観察する。

出来るだけ安静にさせる。

最後に・・・

注射を受けるワンちゃんは私達より体が小さいです。

私達に比べると注射の針と痛さも凄く強く衝撃が走るんだと思います。

更に副作用なども出る可能性があるので、出来れば不要な注射は避けたいですよね。

必要かどうか良く考えて予防接種を選んであげてくださいね。

どういった理由でワクチンを打つのか?

どの種類のワクチン打つのか?

そしてなぜ必要なのか?

ということをまずは自問自答した上で直接聞いて納得された上で接種して下さいね。

この際、恥ずかしがらずにワクチンについて担当の獣医さんに聞きまくるぐらいのほうが良いと思います。

きちんとワクチンについて知識をつける必要があります。

そして注射をがんばった愛犬にはきちんと褒めてあげてください

あなたと愛犬が楽しい日を送ることを願っております。

ABOUT ME
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最近はソファーで愛犬とゴロゴロしながらTVドラマを見ることにハマっています。 シニア犬のシーズとミニチュアダックスフンド×トイプードルのミックス犬(子犬)の合計2匹の犬と生活していてとても毎日にぎやかで楽しい生活を送る中、他の愛犬家と愛犬の健康と幸せをモットーに情報を伝えて行こうと、このサイトを立ち上げました。