愛犬のおしっこの異常やしぐさ・症状でわかる病気や対処法を伝えていこうと思います。
最初に重要なことや早期発見などどうしたら良いかを伝えておきます。
目次
犬のおしっこの異常で探す早期発見のポイント。
早期発見のコツとして、おしっこの匂いや色を必ず確認すること。
愛犬のおしっこの回数や色、匂いなどいつもと違ったり異常がないか毎日確認しておきましょう。
違和感を感じたら迷わず動物病院へ。
予防のコツとして
しっかり水分を取らせて、定期的に排尿させることが泌尿器などの病気予防になります。
その際に愛犬が気持ちよくおしっこ出来るように清潔なトイレと新鮮な水をいつも用意してあげてください。
この記事の病気の症状を確認することで、気づかずにいると重症化しやすい泌尿器の病気を早期発見できるようになります。
それでは症状別に見ていきましょう。
おしっこが出にくい、出ない。
愛犬がおしっこをするときの構えになっているのにおしっこが出ていなかったり、
ポタポタと少しの量しか出なかったのなら病気の可能性があります。
膀胱から尿道までに結石ができて、おしっこの通る道をふさいでいる膀胱結石や
尿道結石などを患っている可能性も。
そのほかに腫瘍ができて膀胱から尿道をふさいでいる場合も考えられます。
ほかに膀胱炎でたまっていたおしっこを無理やり、だそうとしていることもあります。
オスの犬だと前立腺肥大で尿道が圧迫されておしっこが困難になっている場合があります。
ほかの病気として、会印ヘルニアで膀胱が変形してしまった場合に尿が出にくくなることがあります。
また、どういった場合でも24時間から48時間以上たっても、おしっこがうまく出来ない場合は尿毒症(腎不全など)の症状が出てきて下手をすると命を失う可能性があります。
一日以上おしっこが出なくて嘔吐がともなう場合は至急病院へ行きましょう。
おしっこに血が混じっている
おしっこに血液が混ざるのは腎臓・尿道・尿管・生殖器のどれかに出血が起きている可能性が高いです。
原因は膀胱に細菌が感染して起きてしまう膀胱炎の症状が重くなった場合。
尿結石で結石が腎臓や尿道、尿管、膀胱など、排尿のたび痛そうにキャンと泣いたり痛みを実際に感じていることが多いので早めに動物病院に連れて行きましょう。
そのほかに自己免疫性疾患、赤血球・細菌がなにかの毒素(たまねぎなどねぎ類)によって破壊される要血性貧血でも、おしっこに血が混じることがあります。
膀胱炎や尿結石でおしっこに血が混ざる場合、症状が悪化するほど血の量が増えていきます。
おしっこの匂いが臭い
おしっこを我慢していた時や水分補給が足りてなくて濃いオシッコをしている時はいつもよりキツイにおいがします。
この場合は水分補給やトイレの回数をすることである程度、匂わなくすることが出来るでしょう。
ですがいつものおしっこからしない様な妙な匂いや、卵の腐った変なニオイがしたら要注意です。
尿に膿が混ざってにおっている可能性があります。
膀胱炎や結石症の症状が悪化してひどくなって膿ができている時や、気球蓄膿症などでも膿が見られることがあります。
尿道の長いオスより、尿道の短いメスの方が膀胱炎にかかりやすいといわれています。
頻尿をする
少量のオシッコを何回もしているのでしたら膀胱炎の可能性があります。
膀胱炎にかかるとおしっこをしても残尿感が残ってしまうため、またすぐおしっこをしたくなり、トイレに行く回数が増えます。
犬は膀胱炎になると排尿時に痛みが走るのでキャンと鳴き声をあげることがあります。
膀胱炎は皮膚病や糖尿病、腎不全などの持病を持っている犬が引き起こす場合があり結石症の犬にもこういった行動が目立ちます。
おしっこの色がおかしい
健康な状態の犬のおしっこは黄色ですが、尿の色が赤やオレンジ・透明や白だった場合は要注意が必要です。
赤いおしっこ
泌尿器(腎臓・膀胱・尿管・尿道)または生殖器からの出血、膀胱の腫瘍・腎炎などの可能性があります。
また黄疸(おうだん)があると毎回オレンジ色の尿が出るようになります。
ほかに、子宮蓄膿症や前立腺膿膨、膀胱炎あたりの膿を持っている病気が進行すると白っぽくにごった尿が出ることもあります。
また腎不全・尿崩症・内分泌系の病気、甲状腺機能低下症・クッシング症候群などの犬は水を大量に飲むため、おしっこの量が多くなるため透明に近い色になることがあります。
採尿の方法
いつもと違うおしっこが出た時は食品トレーにラップを敷き、おしっこをした時に受け皿にしておしっこを採取して、ラップをゴムで縛って病院にもっていきましょう。
最後に・・・
オシッコとは、元々血液だったのが泌尿器(賢臓→尿管→膀胱→尿道)を通り排出されておしっこが体内から外に出ます。
おしっこの量がいつもと違ったり、出なかったり、血液が混ざるなどの異常が見られる時は泌尿器や血液の病気の可能性があります。
手遅れになる前に愛犬のおしっこを毎日確認することで、早期発見をできるようになりましょう。