犬にパセリをあげてみたい人や、食べさせることについて初心者の人にも分かるように説明して行きます。
「犬にパセリって食べさせても良いの?」
「なんか苦いし癖があるから、心配だけどパセリって犬にあげても大丈夫かなあ?」
と思っているあなた。
パセリは犬に対して特に身体に悪い成分など入っていないので、もちろん食べさせても大丈夫ですよ。
しかも、自分で栽培が簡単といったメリットもあります。
この記事を読んでいただければ、愛犬に自信をもってパセリを食べさせることが出来るようになりますよ。
「でもパセリってなんか微妙だし、本当に犬って食べて喜ぶの?メリットは?」
と思っている人がいるかもしれません。
犬が美味しいと感じるかどうかは個体差があり、実際に与えてみないと分かりません。
しかし実はパセリが好きな犬も結構いて、家庭内農園で育てていたら勝手に食べられてしまうことも。
栄養がないように思えるかもしれませんが、実はパセリは緑黄色野菜に分類されていて栄養素を豊富に含んでいるので健康に良いんですよ。
また他の野菜と違ってパセリだけが持つメリットとして、口臭予防が期待できるといわれています。
パセリを与える注意点として、食べさせる量に気を付けるぐらいです。
食べさせる方法については色々がありますので、掘り下げて書いて行きます。
そのほかに細かい所も説明していきますので是非、最後まで見ていってくださいね。
犬がパセリを食べることについて
パセリはハーブのひとつだといわれており、解毒作用があって食中毒予防の効果もあります。
海外などでは、あまりに栄養価が高いのでスーパーフードともいわれています。
パセリの栄養素
鉄分も多くて、さらにビタミンCをレモンより摂取できます。
人間だけではなく犬の健康にも良い優秀なトッピング食材です。
小さくても緑黄色野菜なので、ビタミン類や食物繊維など様々な栄養成分があります。
更にパセリは特にカルシウムが多く、ほうれん草の4倍近く含んでいます。
ビタミンC
体内の酸化を押さえて、老化防止やガン予防する働きがあります。
またウイルスや細菌に対して、抵抗力をつけることから病気を防ぐ役割をします。
更にコラーゲンを作るのに必要だとされています。
コラーゲンを作って被毛を強くして毛並みを健康に保つことが出来ます。
ビタミンB1・B2
皮膚や粘膜を強くして健康に保つ働きをします。
ビタミンE
抗酸化作用があります。
食物繊維
犬の腸内環境を整えて、程よく刺激をあたえて便秘を解消します。
βカロテン
犬の体内でビタミンAに変化してビタミンCと同じ抗酸化作用によって老化防止やガンを抑制する働きがあります。
鉄分
貧血を防ぐ働きと、血液内の酸素を循環させて体の調子を整える効果があります。
アピオール
パセリの臭いの元となっている成分です。
精神的な不安を解消する要素もあるといわれており、リラックスさせる効果があります。
雑菌を抑えたり、口臭を抑える効果があるといわれています。
カリウム
犬の体内の老廃物や余計な塩分やナトリウムを尿にして外に出して体内を綺麗にさせる効果があります。
カルシウム
強い骨や歯を形成する働きをしながら、健康を保ちます。
また、ストレスやイライラに強い精神を持つのにカルシウムは必要だといわれています。
ルテイン
抗酸化作用や紫外線と活性酸素から目を保護する働きがあります。
さらに水晶体に溜まる性質があるため、ルテインが不足すると目の抵抗力が下がってしいます。
目に関係する病気を防ぐには必要不可欠です。
パセリの与え方
調理方法に茹でる、炒めるといった方法もあります。
しかし、生であたえる方が栄養素を取る事が出来るので生が定番な選択といえるでしょう。
また、加熱する方法も実はメリットがあるのでお勧めです。
パセリを生で食べさせる方法
生で与える場合は消化不良を起こさないように以下の方法の3通りあります。
基本的には細かく刻んで、吸収しやすく与えるようにしてあげましょう。
①ミキサーで細かく粉々にする。
②包丁で小さくみじん切りにする。
③冷凍して食べさせる前に握り潰す。
みじん切りにするのが面倒臭かったら、あらかじめパセリを冷凍庫で冷凍するといった方法もあります。
食べる前に手でクシャッと握り潰せばパラパラになりすぐドッグフードにかけることができます。
パセリを加熱して食べさせる方法
炒めるにしてもなるべく食べやすいように切ってあげてください。
フライパンにオリーブオイル・ごま油を引いて炒める方法がお勧めです。
理由としてβカロテンは油に溶けやすいため、吸収量をあげることができます。
苦味も薄れて、香ばしい匂いがするので犬の食欲アップに繋がります。
傷めた後は、ドッグフードの上からかけてあげるといった方法で良いでしょう。
調理法
炒め方
フライパンにオリーブオイルを引いて炒めてパセリがしんなりしたら出来上がりです。
茹で方
①鍋に水をいれて沸騰させる。
②鍋に塩を少々混ぜてパセリを投入。
③蓋をして火を止めて30秒待ってパセリを取り出す。
④水でサラッと流して余熱を取る。
⑤水分を拭き取って出来上がり。
パセリの口臭を予防する効果について
パセリは口の中を抗菌して殺菌する効果で口臭を予防します。
口臭予防効果は人間でも犬でも同じです。
愛犬の口臭が気になるといった人は試してみても良いかもしれません。
ですが、歯周病・消化不良・歯肉炎といった病気による口臭には効果が期待できません。
パセリの育て方。
実はパセリは買うと意外と高いんです。(笑)
でも簡単に育てられるので、ベランダやキッチンに光が入るのでしたら栽培することもお勧めです。
種から育てる場合
温度
15℃から25℃の間が理想的だといえます。
場所
バルコニーやキッチンの窓周辺がお勧めです。
酸性を嫌がるため出来れば室内で栽培したいです。
(雨が降ると土が酸性になってしまう為)
日当たり
日差しは半日陰から普通の日光でも育ちます。
強い直射日光を当ててしまうと葉やけしてしまうので気をつけてください。
葉やけしてしまったら元に戻りません。
土と種・プランターと鉢を用意して、ハーブ用の培養土に種を埋めていきましょう。
水やり
表面の土が乾ききらない程度に水をあげて土の湿度を保ちましょう。
水をあげる場合は、上から一気にかけて下から水が漏れるぐらい勢い良くたっぷりかけてください。
受け皿に溜まった、水は絶対に捨ててください。
日当たりと水やりに気をつけてたまに、肥料を与えると簡単に育ってくれるます。
肥料
最初は培養土に肥料が入っていることが多いのであまり必要ありません。
葉っぱが育たなかったり、何か元気が無かったりしたときに野菜用の肥料をあげましょう。
苗をそのまま育てる場合
プランターや植木鉢にパセリの苗を買ってきて直接育てる場合も1.2つ植えておくとモリモリ育ちます。
1年中収穫できるので育ててみても良いでしょう。
また自宅栽培する場合、愛犬が勝手に食べないように注意してください。
ベランダのパセリが減るなと思ったら
犯人いや犯犬発見‼️ pic.twitter.com/YopACg8D7x
— アビさん劇場 (@lecpapa) August 11, 2019
下にパセリの育て方を説明した、動画を貼り付けておきますね。
パセリの注意点
パセリを与えるにも、様々な注意点がありますので目を通してもらえればと思います。
パセリを食べさせ過ぎない
犬は元々肉食であり、野菜の消化は得意ではありません。
野菜には食物繊維が多く含まれておりますので食べさせすぎると、下痢や嘔吐を引き起こしてしまいます。
私達がパセリはあまり食べないのと一緒で、犬にもあまり量を食べさせる必要がありません。
パセリをあたえる量として、少しの量をちぎってパラパラとご飯に振りかけてあげるだけで十分です。
小型犬の場合10g~20g
中型犬の場合30g~40g
大型犬の場合40g~60g
上記の量を参考にしていただければと思います。
アレルギーや身体に合わない犬もいる。
中にはパセリが身体に合わなかったり、アレルギーを持っている犬がいます。
アレルギーの症状として下痢や嘔吐・皮膚の痒み・目の充血などがあります。
上記の症状が見られたら食べさせるのを止めて回復するのを待ちましょう。
酷くなったり一向に回復しないのであれば、獣医さんに相談するのも良いでしょう。
最初はごく少量与えていき、少しずつ量を増やしていくといった方法がお勧めです。
犬にパセリを食べさせることについてまとめ
メリット
口の中の抗菌して口臭予防の効果がある。
解毒作用があり食中毒予防にもなる
ビタミンCがレモンより多い
カルシウムがほうれん草の4倍
緑黄色野菜なので栄養素が豊富
白内障予防。(抗酸化作用やルテインの効果)
ガンや老化予防(ビタミン類の効果)
注意点
アレルギーに気をつける。
食べさせすぎない。
最初は量を抑え目にあげて様子を見る。
その他の知識
家庭内農園で比較的簡単に育てることが出来る。
最後に
料理のアクセントになっているパセリは、弁当や外食した時に中に入っていたり料理と一緒に出てきますよね。
実は栄養が沢山あるので食べない人は試しに持ち帰って愛犬にあげてみても良いでしょう。
その際はパセリに調味料が付いているかもしれないので、しっかり水で洗ってあげましょう。
少し高いかもしれませんが、帰りにスーパーに寄っていったついでに買ていっても良いでしょう。
フードにパラパラと掛けてあげれば彩りも良くなり、匂いがあるので食欲を増加させることも期待できますよね。
パセリは簡単に自宅で育てることが出来ますので、家庭菜園で育ててみるのも良いでしょう。
是非挑戦してみてくださいね。