犬が喧嘩をする理由と事前の対策や防ぎ方が分かります。
飼い主側としては、トラブルや愛犬のケガの元になるのでどうしても避けたいところですよね。
喧嘩をする原因や性質が分からないまま、下手してしまい愛犬が大怪我したら大変です。
事前に知ることで避けることができますので是非見ていただけたらと思います。
目次
なぜ犬が喧嘩をするのか?理由と説明
まずは喧嘩をするという事は当然理由があります。
その理由を探っていきましょう。
縄張り意識
野生の犬や狼には自分のテリトリーを守って、その中で獲物を取って生きていくという本能があります。
そのテリトリーが他の犬に取られてしまうと、獲物も取れないわけですから、死に直結します。
ですから、他の犬に取られそうになったら死守しなければいけません。
野生の動物の世界では自分の喧嘩の強さをアピールしてテリトリーを守っています。
威嚇をしたり、追い出そうとしますがそれでも向かってくる相手に対して喧嘩になってしまうのです。
また縄張りというと、野良犬や外で飼っている犬に多いと思う人もいますが、
室内犬でも縄張り意識を持っていて多頭飼いすると縄張り争いで喧嘩をすることもあります。
他の犬との喧嘩
散歩の時でも、縄張り意識の強い犬同士だと、喧嘩が発生することがあります。
私たち人間もそうですが、周りを威嚇することは不安感であり、裏を返せば臆病な性格だということです。
喧嘩が始まるとき、こちらから威嚇をするか向こうから威嚇するかが始まりますが、
万が一散歩をしているときに他の犬と喧嘩になりそうだったら、私たち飼い主は強気の態度で犬に相手をする必要があります。
もし、相手の犬が威嚇してきたときは、自分の犬を守るような行動や相手の犬を威嚇するような行動はしないほうがよいでしょう。
なぜかというと、犬はご主人から守られていると思い、あなたがいる前で他の犬に対しても攻撃的になってしまうことがあります。
つまり仲間がいると調子に乗ってしまいます。
良くある不良漫画で強いボスと一緒に行動している時に、子分が強気になるのと一緒です。
飼い主は喧嘩をしようとしている愛犬に対しては、
「駄目・いけない・やめなさい」と強い姿勢で対応・制御してください。
そのときにリードを強く引っ張り、威嚇することはいけないことだと教え込ませてください。
吠えたら散歩を途中で止めてもよいでしょう。
そうすることで、吠えると散歩が中止されてしまうと思わせることで威嚇をする癖を抑えることができるでしょう。
多頭飼いでの喧嘩
同居している犬同士の喧嘩ですが、無理に止める必要はないです。
なぜなら犬の群れには順位をハッキリさせる必要があるからです。
順位というのは誰がボスで誰が2番目かという上下関係です。
一度喧嘩をすれば、上下関係が決まります。
その後は特に、喧嘩と思える喧嘩は無くなるでしょう。
その後に勝利した犬を褒めてあげることで、飼った犬も負けた犬も自分の立ち位置を理解することができます。
人間や他の犬になれさせる事
知らない犬や人間になれていないと愛犬は怖がります。
怖いという事は、人間や他の犬に対して次第に臆病になり、警戒するようになってきます。
警戒すると攻撃態勢に入っったり、自己防衛のためパニックになって相手を攻撃してしまいます。
普段おとなしい子などが怖がって攻撃に出るということが良くありますがこの場合
自分を守る為に、必死で攻撃するので本気度がかなり高く、相手を大怪我させたり下手すると殺してしまうことがあります。
窮鼠猫を噛むという有名なことわざや追い込まれた狐はジャッカルより凶暴。
などとという台詞があります。
特におとなしくても大きい大型犬を飼っている人は注意したり、そういった犬にあなたの愛犬が近づいたり、絡んでいかないように気をつけることが必要です。
普段から散歩をさせて、飼い主以外の人間がいて当然・他の犬がいて当然ということを犬に社会性をとおして教えてあげましょう。
愛犬の喧嘩や攻撃性を抑える方法はあなたがリーダになる事。
上記のように縄張り争いなどをしているということは、自分が中心でリーダーなので縄張りを守っていると意識している可能性があります。
あなたがリーダーになることで・・・
攻撃しそうな状態や、他人に攻撃しようとしたら、リーダーであるあなたが制御すれば抑えることができます。
他の犬が来てもあなたの判断に任せるということになります。
こうなることで自然に愛犬の縄張り意識も少なくなっていでしょう。
犬同士のトラブルで一番多い喧嘩ですが、本来は野生で生活していた動物のため、喧嘩は犬の本能による部分がしめています。
私たち人間のように会話で解決することはできません。
ですが飼い主のしっかりとした心得を持って、一緒に生活すれば事前に防ぐことができることがほとんどです。
散歩中、愛犬が喧嘩をしそうになったら、何も臆することはないのです。
あなたは余裕と自身を持って、落ち着いて止めてあげて下さいね。