犬に魚をおすすめする理由とこれから食べさせたい人に書いて行きます。
「犬に魚を食べさせてみたいけど大丈夫かなぁ・・」
「魚は本当に犬が食べていいの?」
「魚は色々な種類や、調理法があるから調べるの面倒くさそう」
と思っている人に伝えていこうと思います。
魚はもちろん犬に食べさせて大丈夫です。
この記事を読んでもらえれば魚を食べさせること出来るようになりますよ。
中には犬はあまり魚を食べるイメージが無いという人もいると思います。
しかし、食べさせるメリットはたくさんあります。
不足しがちな動物性タンパク質を大量に含んでいて、更にDHA・EPAが摂取できて認知症予防の効果があります。
食べさせ方として、基本的に私達が同じように食べている与え方で大丈夫です。
しかし、大きな注意点が2つだけあります。
①調味料(塩、醤油)などを加えないor加えてあるものを避ける
②骨はきちんとしっかり取り除く。
この2つが魚を犬に食べさせる時の大きな注意点になります。
さらに細かい注意点・栄養素・その他に気をつけたい事などについては本文を読んでもらえればと思います。
是非最後まで読んでいってくださいね。
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犬に魚を食べさせることについて
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魚の種類により、さまざまな食べさせ方や栄養素を摂取させることが出来ます。
魚の種類は大きく分けて3つ
①赤身魚(マグロ・カツオ・ブリ)
②白身魚(タイ・タラ・サケ)
③青魚(アジ・イワシ・サバ・サンマ)
調理法は2種類で刺身と焼き魚にする方法があります。
魚は栄養素も高く最初に伝えたとおり脳を活性化させたり犬の健康にも様々な面で貢献してくれる食べ物です。
魚の栄養素
栄養素の特徴として、マグロやカツオなどは動物性タンパク質が豊富です。
青魚には、脳を活性化させたり老化を防ぐEPAやDHAなどがあります。
これらはドッグフードと違い加工なしの状態で食べれます。
肉と同じで、ドッグフードよりも犬の身体に高い吸収率で摂取することが出来るといえるでしょう。
動物性タンパク質
身体や筋肉を作るのに基礎的な部分を形成する土台として必要です。
犬にとって一番必要な栄養素といっても過言ではないでしょう。
魚や動物から直接取れるたんぱく質のことを動物性タンパク質といいます。
良質なドッグフードや犬の食事にはこの動物性のタンパク質が沢山含まれています。
(マグロやカツオなどに豊富に含まれています。)
カルシウム
青魚に豊富に含まれており、骨や歯を形成して丈夫にする働きがあります。
(魚全般に含まれています。)
タウリン
動脈硬化とい貧血を予防して、目に栄養を与えて健康を維持する効果があります。
さらにコレステロールと中世脂肪を減らして、肝臓の働きをサポートします。
(魚全般に含まれています。)
EPAとDHA(オメガ3脂肪酸)
青魚に含まれるDHAとEPAといった成分があります。
私たち人間や犬が体で作れない必須脂肪酸のひとつでオメガ3といわれています。
犬の老化防止全般に効果があります。
DHA(ドコサヘキサエン酸)
DHAの一定量は記憶力を管理している脳みその中にある海馬に集中しています。
海馬にとってDHAは働くための栄養と脳細胞を活性化させる役割をしています。
海馬は記憶を定着をさせるという重要な役割があります。
しかし体の中にあるDHAは年齢をとるとだんだん減少していきます。
これは人間でも犬でおなじです。
DHAが不足した場合。
海馬の働きが悪くなるだけではなく脳細胞も減って以下のようなことが起こります。
①海馬にDHAを十分に補給できない。
↓
②脳細胞が足りないため記憶力が薄れてきて定着しにくい。
↓
③物忘れが多くなる。
この段階を踏んだ3つの症状が認知症のひとつの原因といわれています。
しかし、魚を与えることにより脳細胞と海馬にDHAを十分に届けることができます。
普段からDHAを取っておくことでシニア犬になっても認知症を防いだり、発症を遅くすることができます。
それ以外にも皮膚や粘膜を健康に維持する働きがあります。
(主に青魚に豊富に含まれています。)
EPA(エイコサペンタエン酸)
EPAも不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)のひとつです。
私たち人間の血圧を下げる働きがありサプリになどにも有効に使われています。
人間も犬も老化すると・・・血液が硬まったり固くなったりして血圧が上がり血管が圧迫されて傷つきやすくなります。
しかし、EPAは血液の中にある固まりや不純物などを排除して、血液を循環させて流れを良くする役割があります。
また、認知症を予防する効果もあります。
高齢を迎える犬には是非取らせてあげたい栄養素のひとつといえるでしょう。
(主に青魚に豊富に含まれています。)
同時に高血圧や心筋梗塞を防ぐ役割があります。
魚の調理法
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調理法として加熱させるか、刺身用にスーパーで売ってあるものを食べさせる・・・
といった2通りの方法があります。
調理する魚の選別方法として・・・
刺身が大丈夫ならその状態でパックされていますし、刺身用と記載してあります。
焼き魚の場合は、ほぼ全ての魚を焼いて食べさせることが出来ます。
加熱する場合
マグロも焼いて大丈夫ですが、刺身のほうが栄養が取れるので刺身にすることをお勧めします。
魚用のオーブンやフライパンで加熱することが出来ます。
フライパンの場合、オリーブオイルを引いて焼いてあげましょう。
刺身の場合
マグロ・カツオ・ブリ・イワシ・サバなどスーパーで刺身用で売っているものは基本的にそのまま食べさせることが出来ます。
自分で捌く場合はアニキサスや寄生虫に気をつける必要があります。
注意点
加熱も刺身にする場合も骨があるものだったら取り除いてください。
また、市販されたものは予めしょうゆや塩などの調味料が味付けされていないか確認してください。
調理中や与える時も当たり前ですが、調味量は一切かけないようにしてくださいね。
犬に魚を与える時の注意点
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犬が魚を食べる時に注意する点をあげていきます。
種類により刺身でも食べて大丈夫だったり、加熱する必要がある種類があります。
きちんと加熱する
鮭(シャケ)・鯛(タイ)・鱈(タラ)鯖(さば)秋刀魚(サンマ)など焼き魚を主に調理法としている魚には特に加熱をしてアニキサスなどの寄生虫や菌を全滅させる必要があります。
アニキサスについて
加熱しないと魚に寄生するアニキサスが身体に入り込んで、下痢や嘔吐・激しい痛みを伴う可能性があります。
アニキサスは、加熱だけではなく冷凍することで死滅させることが出来ます。
アニキサスを死滅させる冷凍の基準として、-20の冷凍庫に2日以上冷凍すれば大丈夫といわれています。
万が一生魚を犬に与える場合は、アニキサスは肉眼で確認できるので、細切りにして生きている状態で犬の身体に中に入れないようにしましょう。
死んでいるアニキサスは食べても大丈夫です。
アニキサスがよく寄生する魚は、鯖(サバ)鮭(サケ)鱈(タラ)といったいずれも焼き魚として扱っている魚です。
しかし最近になって鯵(あじ)鰯(いわし)秋刀魚(さんま)などにも寄生率が高くなっており魚屋さんでは警戒されています。
魚の卵について
魚の卵も栄養が豊富なので犬は食べることが出来ます。
また、魚の卵部分にもアニキサスが寄生している場合があります。加熱か冷凍して与えるようにしましょう。
人間用に味付けされた魚はあげない。
魚には人間用に味付けされた物があります。
そういったものを食べさせてしまうと塩分過多になってしまいます。
特に魚は、味付けが終わって後は焼くだけといった生の状態で売られていることがあります。
きちんと確認する必要があります。
犬は味付けなどしなくても、魚だけのおいしさや旨みだけで十分味はを感じることが出来ます。
魚を捌(さば)いて刺身にする場合。
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スーパーで刺身用に切ってある状態のでしたら大丈夫な場合が多いのです。
しかし、市場から直接買い付けたり、釣った魚などを刺身を目的として自分で魚をさばく場合。
当たり前ですが加熱できていません。
市場からの場合は菌を死滅させる手段として冷凍殺菌されているか確認しましょう。
冷凍殺菌されて無い場合は、危険ですので自分の冷凍庫で死滅させるか刺身をあきらめて焼き魚にする必要があります。
特に焼き魚がベターであまり刺身に使われていない魚(鮭など)の場合。
身の部分に寄生虫がいる場合が多いのです。
また、アニキサスは自分の目で確認できるので刺身にして切っているときに取り除くことが出来ます。
魚を小さく切れば切るほどアニキサスは目で見ることが出来ます。
魚の骨をしっかり取り除く
犬は、食べる時に噛んですりつぶすという習慣がありません。
もし大きい骨などが魚の中にあった場合飲み込むときに喉にひかかってしまう可能性があります。
また、飲み込んでも食道や内臓に刺さってしまう事があります。
元々刺身用に調理されたマグロやカツオは大丈夫な場合が多いです。
しかし、問題は焼き魚の場合です。
特に鯛などの骨は腸に刺さって手術をするハメになった知り合いや。
鯛の骨が胃袋に刺さって穴が開いていたことが分かり治療したことがある。
という話を獣医さんから聞いたことがあります。
サンマや鯛などその他に身の中に骨がある魚の場合は焼いた後にしっかり取り除く必要があります。
身だけを骨から取って犬に食べさせるようにしましょう。
基本的にEPAとDHAが含まれているのは青魚です。
EPA・DHA目的でしたら白身魚はあげなくても良いでしょう。
魚を与える量を守る。
魚を取りすぎるとチアミン欠乏症になる可能性があります。
生魚や魚介類にはチアミナーゼというという酵素がはいってます。
とり過ぎると犬の体の中にあるビタミンBを分解していき犬の状態にチアミン欠乏症といった症状が現れます。
症状として足元がふらつくいたり・おぼつかなくなるなどです。
少しトッピングするぐらいの生魚でしたら大丈夫です。
またチアニンは加熱するとなくなります。
下記の量を参考にしていただければと思います。
体重5㎏の犬に対して10g~20gぐらい
体重10㎏の犬に対して15~20gぐらい
体重20㎏の犬に対して40g~50ぐらい
犬の個体差や魚のカロリーにより調整してあげてください。
1日にあげる量として大体フードの10分の10%~20%ぐらいです。
魚が身体に合わない犬やアレルギーを持った犬もいる
魚に対してアレルギーなどは、あまり聞いたことはありません。
しかし、犬にも個体差がありますので身体にあわない犬もいます。
以下の症状が現れます。
身体をかゆがる
下痢や嘔吐
目が充血する
元気が無くなる
上記のような症状が出た場合。
しばらく安静にして、酷くなったり時間が経っても回復しない場合。
獣医さんに相談しましょう。
最初はごく少量から与えることである程度防ぐことが出来ます。
鮮度が良い状態で食べさせる
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魚は鮮度が命です。
常温にしておくと細菌が増えてしまい魚の中にヒスタミンという物質が生成されてしまいます。
ヒスタミンは熱にも強く一度生成されてしまうと防ぐことが出来ません。
ヒスタミンが原因で食中毒が起こる場合があります。
下痢や嘔吐
めまい
顔や舌の腫れ
じんましん
上記のようなアレルギーと似た様な症状を引き起こします。
買ってきたら放置せずに直ぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れて常に新鮮は状態で与えることに気をつけてください。
まとめ
犬に魚をあげることについてまとめました。
魚を食べさせるメリット
動物性タンパク質を摂取できる。
カルシウムで骨や歯を強くする。
目に栄養を与えることができる。
EPAとDHAのメリット。
記憶力や学習能力を高める。
脳の老化防止で認知症予防。
血液を循環させて高血圧予防。
コレステロールを減らす。
注意点
骨に気をつける。
鮮度に注意。
食べさせ過ぎない。
人間用に味付けされたものは食べさせない。
最初は少量から食べさせる。
自分で仕入れた魚は寄生虫に気をつける。
最後に・・・
![](https://anzen-dogfood.com/wp-content/uploads/2019/09/透明ロゴ挑戦.png)
昔、犬は短命だったために認知症になる前に亡くなっていくことがほとんどでした。
しかし、今は15年以上生きる犬が多くなり認知症を抱える犬が増えて来ました。
認知症を予防する働きがあるEPAやDHAといった成分が注目されました。
特に青魚は食べさせ方をきちんと守れば、認知症予防の効果があります。
年を取った愛犬と一緒に暮らしている人にはとてもお勧めな食べ物です。
魚は季節により価格など旬の美味しさが変わります。
スーパーにいった時にチェックしてコスパが良い魚を覚えておくと良いでしょう。
どうしても不安な場合は魚屋さんやスーパーで聞けば大丈夫です。
毎日食べさせる必要は無いと思います。
気が向いたときに買って調理してあげれば愛犬は喜ぶこと間違いなしですね。
犬だけではなくあなた自身も色々な魚を愛犬と食べることにより、楽しい食生活が出来ると思いますよ。
魚を焼くオーブンなどがある場合やこれから料理を覚えたい人は是非チャレンジしてみてくださいね。