避妊手術のメリット・デメリットをきちんと理解出来るようになりましょう。
このページでは犬の避妊手術について伝えていきます。
この記事を読むことであなたの知識がより増えて手術の決断の選択に少しでもお役に立てればなによりです。
もし、避妊手術をしようかどうか悩んでいる人でしたら是非見てもらえたら嬉しいです。
目次
犬の避妊手術のメリット・デメリットについて
避妊手術によるメリット
望まない出産が避けられる事です。
万が一ふとした時にもし愛犬が妊娠してしまったら引き取り手がいない子犬はどうなるのでしょうか？
当然ですがワンちゃんは平気で5匹から6匹の子供を生みます。
現実的に考えたら、想定外の妊娠や出産はとてもリスクになります。
こういったリスクが避けられるのは避妊手術を受けたからです。
避妊手術を受けられる人で一番の理由の多くがこの理由です。
また、妊娠する心配が無くなるのでドッグランやドッグカフェなど、近所の犬との付き合いや他の犬がいる場所に気兼ねなく行きやすいでしょう。
周りの雄たちの問題行動をなくす。
発情中のメスの匂いや尿から出るフェロモンは半径２キロ以内に届きます。
雄犬には非常に強力で、性衝動や行動を起こさせます。
これらを引き起させる原因がなくなるわけですから、近所に雄犬を飼ってらっしゃる飼い主さんがいる場合でもお互い安心ですよね。
さらに避妊手術で防げる病気があります。
乳腺腫瘍や子宮蓄膿症などにかかる確立が下がります。
犬のストレスを減らす
発情したことによる性的欲求を解消できないことで起こるストレスや１ヶ月続く発情期の陰部の腫れ、陰部の出血などの違和感によるストレスを感じる場合があります。
避妊をすれば、発情期がなくなるのでこういったストレスがなくなります。
避妊手術によるデメリット
子供を作ることができなくなる。
避妊手術をするわけですから、当然子供を作ることができません。
愛犬の子供を作ることを考えていない飼い主さんでしたら特にデメリットではありません。
太りやすくなる
術後はホルモンのバランスが崩れて太りやすくなります。
必要なカロリーも減ってしまうので、今まで与えていたドッグフードの量を少なくする必要が出てきます。
カロリー調整をして肥満を予防しましょう。
全身麻酔のリスク
避妊手術は全身麻酔をしたうえで行われます。
麻酔薬の投与量が多過ぎると麻酔から目覚めれなくてそのまま死に至るケースがあります。
これは極めて稀なケースですが、全くのゼロではありません。
健康状態がベストではない状態での麻酔はリスクが特に大きくなるので注意が必要です。
避妊手術にかかる費用と時間
種類やその犬の状態によって異なりますが、40分から2時間ぐらいです。
様子を見るためにそのまま病院に一泊するのが平均的なスケジュールにしている病院が多いです。
料金が大体4万円から10万円ほどになります。
整理中は高くなりやすいので考えているのであれば出来るだけ事前に動物病院に電話や相談するのがベターです。
金額の中に手術前の検査費用や宿泊代が含まれているか？など料金体制は病院により違うのでしっかり確認しておくことをお勧めします。
手術をする時期は最初の発情を迎える前の生後数ヶ月後が良いとされていますが、担当の医師に相談するのが良いでしょう。
手術後の回復は若くて体力のある時期ほど早いときほど良いとされています。
まとめ
愛犬との良好な暮らしをするために去勢手術を考えられているのでしたら他の飼い主さんの意見や獣医さんの意見を聞いても良いでしょう。
最後はあなた次第です。
犬の避妊手術は獣医さんが最も多く行う手術ですので不安になることはありません。
基本的には失敗することがない手術なので安心してください。
当たり前ですが、手術費用の値段よりも信頼の置ける執刀医さんを選んでくださいね。
そこらへんの買い物とは全く違うものですからとても重要です。
手術を受けることであなたや愛犬にとって幸せになれるのか?これから一緒に暮らす上でどういった生活を想像できるのか?
ということを意識されたほうが良いでしょう。
失敗が極めて少ない手術とはいえ愛犬の体にメスを入れるということはとても勇気がいることです。
去勢手術をしないという判断ができたのでしたらそれも良いでしょう。
手術をすると決めた人に私が伝えたいことは、
もし避妊手術という大きな決断と手術を乗り越えることができたらこれからどんな事が起こってもあなたと愛犬は乗り越えることが出来るはずです。
また、手術を受ける受けないに関わらず。最良のパートナーとしていつまでも一緒にいてあげてください。
あなたはの暖かい手、体温、そして犬が一番欲しいのあなたの愛情です。
あなたと愛犬の幸せを願っています。
