犬に豚肉を食べさせることについてにお勧な理由と注意点と調理法を伝えて行きます。
「豚肉を食べさせるイメージはあまりないし、食べさせようか迷っている」
「豚肉を食べさせてみたいけど少し不安」
「犬に豚肉は犬にはあまり必要ないかな?」
といった思いや疑問を感じている人に伝えていこうと思います。
豚肉は美味しさもより若干安さ優先ってイメージがあります。
しかし豚肉は犬にはとても有効な食べ物なんですよ。
この記事を読むことであなたは豚肉の良さを理解することができます。
そして安心して豚肉を食べさせることができるようになるでしょう。
豚肉について安全な食べさせ方やメリット・栄養素・注意点などを解説していきます。
ぜひ最後まで読んでいてくださいね。
目次
犬に豚肉を食べさせることについて
豚肉は危険という話やイメージがありますが気をつければ大丈夫です。
安心して犬に豚肉を有効に食べさせることについて説明していきます。
豚肉の注意点
ここの注意点は必ず見ていてくださいね。
注意点さえしっかり守れば豚肉はとても良い食べ物なんです。
生では絶対食べさせない。
基本中の基本です。
豚肉は加熱することが当たり前といわれています。
豚肉は生では絶対に食べさせないでください。
これは私達人間にもいえることですよね。
生の豚肉は他の肉と違ってめちゃくちゃ、細菌と寄生虫が多いです。
Youtubeで豚肉にコーラをかける動画がありますが見てもらえれば分かります。
寄生虫がうじゃうじゃと出てきます。
スーパーや精肉屋さんではきちんと検査は行われていると思います。
しかし、生の豚肉にはトキソプラズマという寄生虫やサルモネラ菌・サンピロバクターなどの雑菌が含まれている場合があります。
寄生虫は動物の内臓や消化器官に住んでいるというイメージがあります。
しかし
豚の場合は他の動物と違って表面の肉自体に寄生虫がいる場合が高いのです。
しっかりと加熱して寄生虫や雑菌を取り除いてからあたえてください。
食べさせ過ぎない
犬にとって豚肉はとても好物である可能性が高い食べ物です。
喜ぶからといって沢山食べさせたり、常食させるのは良くありません。
過剰に与えすぎると下痢や嘔吐も引き起こすので、与えすぎにも注意が必要です。
カロリーも高いので肥満などの病気を招いてしまう恐れがあります。
適量を与えることを心がけてくださいね。
体重3kgの犬に対して10g~15g
体重5kgの犬に対して15g~20g
体重10kgの犬に対して20g~30g
体重15kgの犬に対して30g~40g
犬により個体差がありますので量を調整してあげてください。
できるだけ脂身を食べさせない。
残念ながら脂身はNGなんです。
脂身を一度に大量に食べると「急性膵炎」を引き起こす可能性があります。
豚肉をあげる時はできるだけ脂身を取り除いてあげる事が必要です。
豚肉は脂身の部分が比較的多く、カロリーが高いので与えると肥満になる可能性があります。
脂身が少ないちゃんとした豚肉をあげましょうね。
スーパーで選ぶ時は脂身が多い肉や調理したら少なくなりそうなものは避けるといった選定もしてくださいね。
(脂身の量はあまり代わらないといわれたらそうですけど)
最初は少量から食べさせる。
豚肉は他の肉よりもアレルギー発症率が高いといわれていますので、まずは少量から与えていきましょう。
栄養が偏ってしまうためそのまま豚肉だけを与えるということはお勧めしません。
アレルギーの場合下記のような症状が現れます。
下痢や嘔吐
皮膚を痒がる
目が充血する
元気が無くなる
上記のような症状が出た場合、あたえるのをやめて様子を見てください。
時間が経過してもいっこうに回復しなかったり、症状が回復しない場合は獣医さんに相談しましょう。
調味料を入れない。
また豚肉をあげる場合は調味料も一切使用しないでください。
人間の味付けの調味料は味が濃く犬には中毒性のある物が多いからです。
人間の濃い味付けに慣れてしまうとドッグフードでは物足りなくなり、食べなくなってしまう可能性があります。
焼いたり茹でる時にネギ類やにんにくを混ぜない
また豚肉を茹でたときに一緒に混在する野菜に玉ねぎやねぎ類を一緒に調理をしたゆで汁を与えることは危険です。
ねぎ類の入った汁と豚肉が混ざった汁には犬の赤血球を壊す硫化アクリルが入ります。
一緒に煮込んだ場合は豚肉の汁も与えてはいけません。
加工品は食べさせない
豚肉を加工したハムやベーコン・ウインナーなどは犬にとって塩分がとても高く食べさせると塩分過多になってしまいます。
絶対食べさせないようにしましょう。
出来るだけ食べやすい大きさに切ってあげる。
犬は食べる時に、歯ですり潰すといった食べ方はしません。
喉や食道に詰まる可能性が全く無いとは言い切れません。
特に口が小さい小型犬などは、食べやすい大きさに切ってあげましょう。
豚肉の調理法
豚肉の調理方法として基本的にはしっかり加熱することです。
フライパンで焼くステーキにする方法とお湯で茹でる方法があります。
また、加熱した後に豚肉を細かく刻みドッグフードにトッピングするという方法もお勧めです。
焼いてステーキにする方法(厚い肉)
フライパンにオリーブオイルを落として、焼くだけです。
また1cm~2cm単位の正方形に切ってサイコロステーキーみたいにする方法がお勧めです。
オリーブオイルの香ばしさが加わり犬の食欲をアップさせることができますよ。
お湯で茹でる方法(薄い豚肉)
薄切りの豚肉をお湯が沸騰したら、熱湯に入れて加熱させて食べさせることが出来ます。
しっかりと加熱してください。
薄い肉は火が通りやすいので、調理がしやすいです。
豚の茹で汁はドッグフードにかけると食欲をアップさせることが出来ます。
豚肉の栄養素
タンパク質が豊富でなおかつ他の肉よりスーパーで割安で買うことができる。
その上で豚肉は動物性タンパク質の塊といわれています。
犬は動物性タンパク質が特に必要な動物です。
栄養価を考えるとかなりコスパの良い食材でしっかりとした体作りができます。
更に豚肉は体を冷やす作用があります。
疲労回復や夏バテ予防に効果的なビタミンB1がたっぷり豊富に含まれています。
その量はなんと牛肉の約10倍にもなります。
そして余ったらいざという時に料理して自分で食べれるということですね。
大体の料理に適当に入れたりしてもそれなりに美味しいのが豚肉です。
タンパク質(動物性)
犬の身体を作るのに皮膚用不可欠で、内臓・骨・血液・皮膚を作るのに必要です。
犬の健康の土台となる栄養素です。
タンパク質には動物性と植物性がありますが、動物性のほうが吸収率が高く栄養効果があります。
ビタミンB1
ビタミンB1が欠乏すると脳や神経伝達系や運動失調に障害が出てくる恐れがあるといわれています。
犬はビタミンB1を体内に貯めておくことは苦手なのでとてもお勧めです。
コラーゲン
私達人間と同じで健康で強い皮膚を作るのに必要です。
私達の場合は美肌効果があります。
同様に犬の場合でもたっぷり吸収させてあげることで皮膚から被毛に栄養が行き届いて毛並みも良くなります。
豚肉の部位による違い
部位により多少が違いがありますので説明しておきます。
豚肉の部位による特徴
ヒレ肉
脂身が少なくて柔らかくてカロリーが少なくヘルシーです。
バラ肉
脂身が多くカロリーが高いので注意が必要。
肩肉
タンパク質とカロリーのバランスが良い部分
レバーなどの内臓系
カロリーも低く好きな犬が多いですが、痛みやすいので鮮度に注意が必要。
一番のお勧めはヒレ肉です。
まとめ
豚肉についてまとめを書いておきます。
メリット
栄養価が高い。
安価でタンパク質が豊富。
疲労回復の効果。
ダイエットにも効果的。
夏バテに予防に効果的。
冷却作用がある。
注意点
必ず加熱させて食べさせる。
アレルギーに気をつける。
初めは、少量から食べさせる。
脂身はできるだけ食べさせない。
食べさせすぎない。
調味料を付けない。
加工品は食べさせない。
最後に・・・
きちんとした与え方をすれば、豚肉は栄養成分がたっぷり豊富で優良な素材です。
もし料理をされる人でしたら、余った豚肉などをついでに使ったり。
すこし多めに豚肉を買ったりして犬にあげるという方法があります。
ドッグフードと違って肉類は動物性タンパク質を吸収率を高い状態で取らせてあげることができます。
何より豚肉って安いといった安心感がありますよね。
トッピングをするとドッグフードの彩りは豊かになります。
犬は見た目はあまり関係なくバクバク食いついていくと思いますが・・・
まずは料理で少し余ったときにあげてみるといいかも知れませんね。
しかし
あくまで毎日あげる食事は総合栄養食として作られた高品質なドッグフードが理想です。
ワンちゃんの食事は良質なドッグフードを中心にトッピングなどを考えてあげてくださいね。
是非挑戦してみて下さいね。