私達の身近な食べ物で犬が食べたら危険な食べ物を伝えていきます。
私達がテーブルの上で食事をしている時。
犬は私達の食べ物に興味を持っているので食べて近寄ってきます。
少し油断していたらテーブルに置いていたものが食べられたり・・・・
などといった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
人間の食べ物は臭いが強烈な物が多く、嗅覚が鋭い犬が興味を持つ事は当然です。
中には犬が食べてしまうと命の危機まで脅かす食べ物があります。
この記事を読んでいただければ、危険な食べ物を知ることができる様になります。
その結果、病気や事故などを事前に防ぐ事できるようになるでしょう。
目次
犬が食べたら危険な代表的な食べ物
犬に食べさせたら危険な物として以下のものがあげられます。
ネギ類
チョコレート
キシリトール
ぶどう類
マカダミアナッツ
アルコール類
上記のものがなぜ危険なのか?
それは食べてしまうと中毒症状を引き起こしたり、身体に異常を起こす可能性が高いからです。
中毒症状とは・・・体の中に対して毒を持つ食べ物や成分を基準より犬が多く食べる事により、体に異常が起こる事です。
更に食べ物により様々な理由がありますので見ていきましょう。
たまねぎ・ネギ類
たまねぎ・ねぎ類
(ねぎ、たまねぎ、らっきょう、エシャロット、にんにくなど)
たまねぎに含まれている「アリルプロピルジスルフィド」という物質が愛犬の体内に吸収されると赤血球を壊す事で貧血の症状が出ます。
初期症状が発生するまで1日~5日ほど掛かり以下のような症状が出ます。
ネギ類を食べた時の症状
貧血(ひんけつ)
黄疸(おうだん)
食欲不振(しょくよくふしん)
元気が無くなる
血尿が出る
赤血球が壊れて呼吸困難に陥って最悪の場合は死に至る事があります。
更に酷いと私達がよく料理に使う身近な野菜として、たまねぎやにんにくは炒め物などスープなどにも使うことがあります。
人間用に作ったスープなどを煮汁を犬に与える時は一緒に煮込んでいる場合がありますので注意する必要があります。
チョコレート
私達の身近にあるお菓子のチョコレートです。
あなたが注意していなくても外部からの持ち込みで犬が食べてしまう可能性があります。
小さく切り分けられているチョコレートだと食べられても分かりにくいといった事も・・・・
チョコレートに含まれるデオブロミンという物質が犬に対して毒性があります。
摂取した量により異なりますが量が多いほど症状が早くなります。
早くて1、2時間後・通常は6~12時間以内に発症してくると言われています。
初期症状として以下の症状が現れます。
チョコレートを食べた時の症状
落ち着きが無くなる
嘔吐(おうと)
尿失禁(にょうしっきん)
下痢(げり)
震え(ふるえ)
脱水症状(だっすいしょうじょう)
体温が上がる
筋肉の硬直・痙攣・昏睡・死亡する可能性もあります。
更に症状が進行するとキシリトール(ガム)
愛犬の体内に吸収されたキシリトールによって膵臓(すいぞう)からインスリンが急激に放出されて、低血糖症を引き起こします。
犬がキシリトールを食べる事はあまりイメージがありませんが、ガムに含まれているものが多く注意が必要です。
症状として服用後30分~60分以内に下記の様な症状が現れます
キシリトールを食べた時の症状
嘔吐(おうと)
脱力感(だつりょくかん)
よだれ
発作(ほっさ)
急性肝不全の兆候(こうちょう)が現れます。
進行すると2時間~72時間以内にマカダミアナッツ
原因になる物質が解析されておらずまだハッキリ分からない状態です。
マカダミアナッツを食べる事で起こるナッツ中毒になります。
早くて摂取60分後、通常6~12時間後以内に下記のような症状が現れます。
マカダミアナッツを食べた時の症状
嘔吐(おうと)
脱力感(だつりょくかん)
振え(ふるえ)
腹痛(ふくつう)
ぐったりと横になる。
アボガド
アボガドは森のミルクといわれており栄養価が高いイメージがありますが、犬にとっては中毒性があります。
果肉と種に含まれる「ぺルシン」という物質が原因でアポガド中毒がおこります。
症状としてかきのような症状が見られます。
アボガドを食べた時の症状
嘔吐(おうと)
下痢(げり)
呼吸困難(こきゅうこんなん)
ブドウ・レーズン
ぶどう類も原因になる物質や解析はまだ不明です。
干しぶどうなども含まれています。
ぶどう・レーズンを食べた時の症状として・・・食べてから24時間以内に中毒になり以下のような症状をひきおこします。
ぶどうやレーズンを食べた時の症状
下痢(げり)
急性肝不全(きゅせいしんふぜん)
嘔吐(おうと)
食欲不振(しょくよくふしん)
死に至るケースもあります。
さらに重症になった場合はビール・酒などのアルコール類
アルコール中毒とはアルコール飲料に含まれる「エタノール」が原因でおこります。
症状として以下のとうりです。
アルコール類を含んだ時の症状
尿失禁(にょうしっきん)
嘔吐(おうと)
下痢(げり)
嗜眠(ねむりすぎ)
呼吸制御・昏睡(こんすい)・発作(ほっさ)死亡の可能性が出てきます。
更に進行するとお菓子やガムの場合
特に上記にあげた中のチョコレートやキシリトールガムなどは、小さくて、持ち運びが簡単なので外部から持ってこられると厄介(やっかい)です。
子供がいる家庭や子供の友達が家に遊びに来る際に事前に気をつける事によって防ぐ事が出来ます。
最後に
危険な食べ物を犬の届く所に置かないと意識して下さい。
始めは難しいかも知れません。
しかし、慣れてくれば次第に癖をつけると安全確保を習慣化することができます。
徹底してほしい事は、私たち人間の食べ物をあげないことです。
私も犬と生活をしておりますがやはり人間のものはとても美味しいと感じているようです。
一度あげてしまうと犬は「人間の食べている物ってこんなに美味しいのか~!!」と学習してしまいます。
人間の食べ物の味を一度だけでも美味しいと覚えさせてしまったら・・・もう病み付きになってしまうのです。
もっと欲しい、もっと頂戴(ちょうだい)となってしまい。
勝手にテーブルの上の物を食べるようになったら大変です。
人間の食べ物の濃い味付けや美味しさを知ってしまいます。
エスカレートしてしまうとフードの薄い味付けでは物足りなくなってしまい・・・ドッグフードを食べなくなる可能性があります。
そのためにしつけをしっかりする事です。
しつけというのは犬側に厳しく対応する事ではありません
愛犬には必要なマナーをやさしく教えてあげる事です。
厳しく律しないといけないのは私たちが、愛犬に「人間の食べ物をあげない事」を徹底することです。
これから愛犬に起こりうるさまざまな不幸や災難、苦労は全て私達の責任と思う意識が必要になっていくでしょう。
最後にあなたと愛犬の幸せを願っております。