犬のアレルギーの種類と原因で発症する12種類の病気を伝えていきます。
愛犬にアレルギーが発症してしまったらとても痒そうで、見ている私が掻いてあげたくなるほど辛そうですよね。
でも掻いたら炎症が起こる可能性や酷くなることがあるので掻いてあげることができないもどかしい悩み。
病院にもらったエリザベスカラーを付けても良いけど、愛犬の体の自由が束縛しそうで可哀想と思って付けていなかったり、かわいそうだけど付けたり、私はこういう思いを経験したことがあります。
同じような人はいないでしょうか?
目次
犬のアレルギーが原因で引き起こされる病気について
ハウスダストや花粉、アレルギー物質を体の中に入れたり触れたときに体内の免疫機能が過剰に反応してかゆみ皮膚炎などとなって出てくる症状をアレルギーといいます。
私のの場合は花粉症などくしゃみや鼻水などの呼吸器に見られる場合が多いですが、
犬の場合「かゆみ」となって皮膚に症状が現れることが多いのです。
アレルギーの症状チェック
皮膚が硬くなり黒ずんでいる。
皮膚に赤いぶつぶつがある。
体を痒がることが多い
脱毛しているところがある
耳周りが赤い
足をよく舐めている
下痢をすることが多い
目が赤くなっている
顔をしきりに掻いている
これらの3つ以上当てはまっているのでしたらアレルギーの可能性があります。
かかりつけの獣医さんに相談しても良いでしょう。
アレルギーの病気12種類
アレルギーが起こりやすいとされている12個の病気を発表していこうと思います。
アトピー性皮膚炎
敏感肌の犬がなりやすい皮膚炎で原因はハウスダスト・花粉・カビなどです。また時に激しいかゆみから皮膚を強く掻きすぎて掻き壊してしまう犬もいます。
原因を特定しにくいかゆみのある皮膚炎ですので、病院でアレルギー物質などを特定してあげて薬をあげる治療が必要です。
出やすい箇所
目・耳・口の周り・わきの下・おなか・関節の内側・足先など
接触性皮膚炎
首輪やシャンプー剤、床材、などに直接触れることによって皮膚のかゆみやただれがおこる皮膚炎です。
よく見られる症状がプラスチック製のフードボウルですが、あらゆる物がアレルゲンになり原因となっている素材を変えることで回復します。
主なアレルゲンとしては様々でフードボウル以外にもカーペット・シャンプー剤・ナイロン製の首輪・床材などです。
出やすい場所として
目・口・耳まわり・わきの下・おなか・股・足の裏などです。
食物アレルギーによる皮膚炎
特定の食べ物を口にすることで引き起こす症状です。
肉・魚・大豆・卵・小麦といった食べ物に含まれる成分にアレルギー反応をおこして口周にかゆみや皮膚の異常が出る皮膚炎。
アレルゲンとなる食べ物を特定してそれを与えないことで症状が回復します。
アレルゲン
ドッグフード・肉(牛・鳩・豚)・魚・卵・大豆など
出やすいからだの部位
口・耳・目の周り・胸・お腹・お尻周りなど
ノミアレルギー
寄生したノミが愛犬の血を吸うときにつく唾液がアレルゲンになって起こる皮膚病です。
腰を中心に背中や尻尾の付け根などにかゆみや湿疹が見られることが多く、ノミ駆除剤による治療で完治します。
出やすいからだの部分
耳の後ろ・背中・尻尾の付け根・肛門や陰部の周り・足の付け根
感想として
小さいからまだ大丈夫ですけど顕微鏡で実物見たら凄く身持ち悪いですよ。
愛犬の血をおいしそうにチューチュー吸ってると思うと凄く腹立たしい憎っくきノミですよ。
見つけたら私の手自らプチプチと殺してあげたいのですが、数が多かったりしますのでとても一匹・一匹ピンセットで探すとなると日が暮れるので素直に獣医さんにつれていこことをお勧めします。
急性湿性皮膚炎
アレルギー性のかゆみから、犬が皮膚を強くかきこわすことで起こる円状形の赤いただれが現れます。
特に爪が大きく力の強い大型・中型の犬に見られる症状で飲み薬や塗り薬でかゆみを抑えて自然治癒で直します。
自血種
アレルギー性のかゆみから耳を激しく掻く事によって起こりやすい耳の皮膚疾患。
耳の血管が破れて皮膚と軟骨の間に血液がたまって膨らんだり耳の中がパンパンにはれます。
また、アトピー性皮膚炎と食物アレルギーと一緒に併発しやすい皮膚病です。
アレルギー性結膜炎
アレルギー反応により、白眼に赤みが見られる目の病気です。
目が出ていて口から鼻までが短い犬種、例えば、シーズ、チワワなどがなりやすいといわれています。
掻き続けることで角膜を傷つけてしまう恐れもあるので早めの治療をお勧めします。
肢端舐性皮膚炎(したんしせいひふえん)
アレルギー性のかゆみが原因で足を舐め続けて壊すことで起こる皮膚病です。
足部分だけにか赤みやただれ、脱毛が見られたら要注意です。
投薬によって、かゆみを抑えて治療を行います。
白内障
目の水晶体が白くにごり、視力が低下する病気です。
アレルギー性の皮膚病を抱えた犬に併発併発して多く見られています。
早期発見できれば、投薬で治療を施します。
ワクチンアレルギー
ワクチンの成分がアレルゲンとなり、摂取して数時間以内に顔が膨らんだり、体中にじんましんが見られることも、直ぐにワクチンをもらった病院や、かかりつけの病院へ行きましょう。
肛門線炎
肛門線の炎症で肛門船を絞ると血の膿が出ることがあります。
アレルギー性のかゆみが発症の原因のほかに普段から肛門線しぼりをしていないことで起こることがあります。
外耳炎(がいじえん)
耳の中が赤くはれて臭いや、耳垢が多く出る耳の炎症です。なかなか完治しにくい外耳炎はアレルギーが原因なことがあります。
またアレルギー以外でもお手入れ不足で起こることがあります。
最後に・・・
室内飼いが多くなり、ダニやその死骸を含んだハウスダストと接触する機会が多くなったことでアレルギー発症の原因が高くなっています。
残念ながら犬のアレルギーは「どうしてなるのか」というメカニズムは詳しくまだ分かっていないのが現在の科学の状況です。
飲ませればすぐ直る特効薬を誰か開発してくれればいいのに、しかも格安で・・・と思っているのは私だけでしょうか?
おそらくあなたも思っていますよね。
しかし、今の技術ではとても難しいので、素直にアレルギーは血液検査などをして早めにアレルギーに気付いてあげることが大切です。