犬にきゅうりを初めて食べさせようと思っている人にメリットや注意点などを伝えていきます。
冷蔵庫に余っていたり、スーパーなどでよく見かけるきゅうり。
ちょっとした好奇心や思い付きで、犬にきゅうりを与えてみたいけど「大丈夫かなぁ?もし体調を悪くしたらどうしよう?」
と思っているそこのあなた。
この記事を読んでもらえれば、今後において自信を持って愛犬にきゅうりをあげることが出来るようになりますよ。
きゅうりをあげる際に注意する点として大事なことは2つだけです。
①アレルギーに注意すること。
②成分のククルビタシンに注意する。
それ以外に注意する点といえば、常識の範囲内の注意で考えられることとがほとんどです。
①についてアレルギーかどうか分からないときはどうしたら良いのか?という疑問と②ククルビタシンを避ける方法や常識の範囲内の注意についても詳しく説明していきます。
是非最後まで読んでいってくださいね。
目次
犬にきゅうりをあげることについて
きゅうりは犬にとって特に害になる成分はなく、中にはきゅうりが好きな犬もいるので、初心者が始めてあげるオヤツやトッピングに挑戦するにはとてもおすすめです。
注意点
犬にきゅうりを食べさせるにあたって、最初で伝えたとおりアレルギーに注意する点や与えすぎないことその他に体に合わない場合があったり様々なことがあげられます。
アレルギー
きゅうりはウリ科の野菜ですので、過去にウリ科の野菜や果物をあげたときにアレルギー症状が出たときはあげないほうがよいでしょう。
アレルギーかどうか分からない時について。
初めてきゅうりをあげるときに少量から与えて体調に異常が無いか確認してください。
問題なかったら、少しずつ量を増やしていきましょう。
もうひとつの方法として費用が2万円ぐらい掛かりますが、病院に行ってアレルギー検査を受けることではっきり明確に分かります。
ククルビタシン
きゅうりにはククルビタシンという成分がほんのまれに入っている可能性があります。
ククルビタシンを食べると食中毒になる可能性がありますので避ける方法として。
ククルビタシンはヘタ周辺に多く含んでおり、きゅうりを食べると苦味が強いといった特徴があります。
ククルビタシンを予防する方法
犬に食べさせる前にヘタを取り除いて苦味が強くないか味見することで分かります。
ククルビクシンを食べた時の症状としては、唇の痺れ・吐き気や下痢などがあります。
こういったきゅうりは犬にはもちろんあなたも食べないほうが良いでしょう。
与えすぎない
犬の体は元々肉食寄りのため野菜を消化することに対して長けてはいません。
食べ過ぎると、下痢や消化不良を起こす可能性があります。
中にはきゅうりが大好物になり、食べたがる犬もたくさんいますが、量をきちんと守って必要以上に食べさせないようにしましょう。
アレルギーの症状として、吐き気・嘔吐・身体を痒がったり・目の充血などの症状が現れます。
体に合わない犬も中にはいる。
きゅうりを始めて食べた犬が吐き出す場合があります。
食べずに残した場合などはそのままにして無理に食べさせないであげましょう。
もしかしたら体に合っていない可能性があり吐き出すといったことが考えられます。
無理に食べたがらない犬に対してあげる必要はありません。
食べた後に、下痢や吐き気、ぐったりしている場合などの異常が見られたなら獣医さんの指示を聞きましょう。
人間の製品を食べさせない。
人間用に加工されたきゅうりの食べ物など例えば漬物などは塩分や砂糖を大量に含んでいます。
あげてしまうと塩分・糖分過多になってしまい肥満や、濃い味に慣れてしまうとドッグフードを食べなくなったりするので与えないでください。
味付けをしない。
きゅうりは塩をつけてバリボリ食べると美味しいですが、それは私たちが食べる場合です。
犬にあげる場合は基本的にどの野菜でも人間用の味付けは不要です。
犬にはきゅうり独自の天然の味だけで十分に美味しさを感じる事が出来ますので、適度な大きさに切った後は、味付けをせずに与えてください。
適度な大きさに切る
犬は物を食べるときに咀嚼(そしゃく)することがないので、噛まずに食べることがほとんどです。
さらにきゅうりは意外と固いので、大きいまま与えてしまうと喉や食道に詰まらせてしまう可能性や、大きいまま体の中に入ってしまい消化不良を起こす可能性があります。
小型犬であれば2~3cmを7~8枚ぐらいに切ってあたえるぐらいで十分です。
きゅうりの皮について
きゅうりの緑色の「皮」部分は不溶性食物繊維が多く消化しにいので、一度に大量に与えてしまうと消化不良を起こして下痢になる可能性があります。
犬の個体差により、消化器官の相性や胃腸の強さなどがありますので、皮をあげるときは少しずつ調整してあげてくださいね。
その他
その他に犬にきゅうりを食べさせるといった事で気になる点で調べた結果気になったことがありましたのでまとめておきます。
カリウムについて
カリウムを多く含んでいる食べものは「心臓病」「腎臓病」などの病気を患っている犬にはあげるべきではないと一部では言われています。
確かにきゅうりもカリウムを含んでいますが、トッピングやオヤツ程度にあげる場合でしたら何の問題はありません。
腎臓が悪い犬やどうしても気になる人は獣医さんに相談すると良いでしょう。
また、いったん茹でることでカリウムは水に逃げるので茹でてあげることもおすすめです。
シュウ酸やマグネシウム
尿路結石の原因となるシュウ酸やマグネシウムといった成分が含まれていますが、これもカリウムと同じで、与える量を守れば問題はありません。
しかし、過去に尿路結石になったことがある犬や疾患を抱えている犬に対しては医師にきちんと相談した上で決めたほうが良いでしょう。
メリット・デメリットについて
メリットとデメリットについて書きました。
メリット
ダイエットに良い。
きゅうりは水分でカロリーも低く、太り気味のわんちゃんのドッグフードにかさ増しして摂取カロリーをさげることができます。
また、最近注目を浴びているきゅうりとキャベツ独自にある成分ホスポリパーゼは脂肪分を分解する働きがあるといわれています。
水分を有効に摂取できる。
普段からドッグフードばかり与えていると、どうしても水分が不足しがちになります。
きゅうりは水分が95%もあります。
特に夏場は水分が必要になりますので水分をたくさん含んでいるきゅうりを与えることで、夏バテにも有効です。
また冬にも、空気が乾燥して水分が必要になるので有効です。
デメリット
与え方などをしっかり注意すれば特にデメリットはありません。
きゅうりの与え方
きゅうりは名まで与えても良いのですが、よく動画などで犬がきゅうりをボリボリ食べている姿を見るのはとても気持ちが良いですが、あまりおすすめできません。
きゅうりの食べさせ方として基本的に食べやすいように下記の4通りの切り方が基本になります。
①輪切り
②千切り
③みじん切り
④すりおろす
あたえる量として小型犬で大体2cm~3cmほどで十分です。
犬の体や口の大きさによって調整してあげてくださいね。
栄養成分
きゅうりはそこまで栄養成分が多くないといったイメージを持っっている人が多いですがそんなことはありません。
しかし、栄養分を求めるより水分を補給やダイエットなどオヤツ・トッピング目的であげたほうが良いといった感じになります。
ということで紹介しておきますね。
ビタミンK
カルシウムをきちんと吸収させて、骨を丈夫にさせる役割を持っており骨が弱くなるシニア犬に有効です。
また血液を凝固させて止血する働きをします。
ホスホリパーゼ
酵素の一種で脂肪分を分解する働きがあります。
きゅうりに含まれているホスホリパーゼはキャベツよりも脂肪を分解する働きが高いといわれており、ダイエットに有効です
モリブデン
ミネラルの一種で、疲れにくくなるように身体を維持したり、貧血を予防する働きがあります。
カリウム
体内で不要になった老廃物や塩分などを尿にして、外に出す働きをします。
βカロテン
体内でビタミンAに変換されて、抗酸化作用の効果が発揮して体内の酸化を防いで、ガン抑制や老化防止に役立てます。
最後に
きゅうりは愛犬のおやつやトッピング・ダイエットにおすすめです。
スーパーやコンビ二などで身近に手に入って調理法も簡単なため、キャベツと並んでトッピング初心者にお勧めです。
愛犬のドッグフードのマンネリ防止やご褒美にきゅうりをたまには買って帰ってあげても良いと思います。
愛犬だけではなく、あなたも一緒に食べることで食の可能性を広げることが出来るので是非挑戦してみてはいかがでしょうか?