犬が食べてもいい果物を簡単でお手軽にあげれる順に初心者向けにランキング形式で発表します。
「犬にご褒美をあげたいけど、何をあげればいいかよく分からない」
「犬にあげるときに簡単に食べさせることができる果物一覧が知りたい」
こういった思いを抱えている人に対して伝えていきます。
この記事を見れば簡単にあげることができて、犬がおいしく食べれる果物が分かるようになりますよ。
あくまで初心者向けなので選ぶ定義としては以下の基準を重視してランキングにしました。
犬が食べてもいい果物の選定基準
①安全性が高い。
②安価で身近に手に入りやすい。
③簡単な調理法で食べさせることが出来る。
④全体的に好きな犬が多く人気がある。
⑤腐りにくく保存性が良い。
特に初心者さん向けなので安全性と手軽さを重視しました。
安全性とは食べさせる時に気をつけないと犬が中毒を起こしたり、身体の異常をきたすといった恐れが無い果物のことです。
個人の捉え方や犬の固体によって若干変わってくると思いますがご了承ください。
是非最後まで読んでいってくださいね。
目次をクリックしていただければその箇所に飛ぶことが出来ます。
目次
犬が食べてもいい果物のランキング
犬は基本的に甘い物が好きなので、好き嫌いなどなく果実なら何でも食べてくれるといった特徴があります。
犬にあげていい果物は意外と多かったという印象です。
その中から1位~10位までピックアップしてランキングにしてみました。
1位 バナナ(犬が食べてもいい果物)
バナナが1位の理由として栄養素が豊富でアレルギーや毒素などが特に無いといった点があげられます。
更にスーパーやコンビ二など季節問わず1年中売り出されていて安く簡単に手に入る。
そして保存面でも常温で長持ちする。
ご褒美をあげたいときにピッタリで包丁で食べやすい大きさに切って与えるだけ良いという理由で1番です。
嗜好性にしてもバナナが大好物の犬も多くほのかな甘みが犬の食欲を誘います。
お手軽なおやつといった点では非の打ちどころが無い完璧な果物といえるでしょう。
注意点
食べさせ過ぎない
バナナはカロリーが若干高く100gあたり71kcalもあるので、あたえすぎると肥満になる恐れがありますので注意しましょう。
与える量としては体重5㎏の犬に対して20gあたりで調度良いでしょう。
皮を食べさせない
皮の部分は犬の身体では消化しにくいので、消化不良や腸閉塞になるか可能性があるので絶対食べさせないようにしましょう。
一度バナナを食べさせてしまうと犬は味を覚えてしまいます。
目を離すと皮ごと食べてしまう犬がいるので、盗み食いする犬や食いしん坊の犬にはテーブルなどに置かずに冷蔵庫にさっさとしまいましょう。
食べさせ方
①食べやすい大きさに包丁で細かく切ってあげる。
包丁で0.5m~1cmぐらいに切ってあげるのが普通ですが犬の大きさにより切る大きさを調節してください。
②すりつぶしてあげる。
老犬などに対しては、すりつぶして柔らかくしてあげるのも有効です。
2位 りんご(犬が食べてもいい果物)
りんごは「食物繊維」と「りんご酸」を含んでおり、腸内環境を良くしたり、腸の動きを元気にして便秘などの予防が期待できます。
そのほかに「ビタミン類」も豊富に含んでいます。
りんごも季節等関係なくスーパーに売ってあるので身近な果物といえるでしょう。
また酸化しやすいので買ってきたら冷蔵庫に入れるか、早めに食べさせてあげてください。
注意点
種に注意する
犬がりんごの種を食べてしまうと中毒症状を起こしてしまう場合がありますので、あげる際は必ず種を取りましょう。
食べさせ過ぎない
バナナと一緒でりんごも100gに対して60カロリーと割と高いので与える量をきちんと守りましょう。
与える量として体重5kgの犬に対して30gぐらいで調度良いでしょう。
薬を飲んでいる犬には注意が必要
りんごにはカリウムが多めに含まれています。
カリウムは塩分を身体の外に出す役割があるので薬を飲んでいる犬に食べさせる場合は獣医さんに相談したほうが良いでしょう。
食べさせ方
①みじん切りにする
食べやすいように切ってあげてください。
②すりおろす
すりおろしたりんごは、ドッグフードにかけてあげるだけで美味しくなりますので食欲の無い時にトッピングとしてお勧めです。
りんごについてもっと詳しく知りたい方はこちら
3位 いちご(犬が食べてもいい果物)
いちごは「ビタミンC」と「葉酸」が豊富です。
いちごもスーパーでよく見かけるので簡単に美味しく食べさせることが出来る食べ物といえるでしょう。
キシリトールが入っているので量に気をつける必要があるといった理由とバナナやりんごに比べると値段が高いという点で3位になります。
注意点
食べさせ過ぎない
アメリカで発表されたキシリトールの危険量として、体重10kgの犬に対して1000mgのキシリトールが危険といった報告があります。
きちんとした量を守れば大丈夫です。
あげる量としてはいちご1粒や多くても2粒あげるぐらいでちょうど良いでしょう。
参考にいちご一個あたりに含まれるキシリトールの量として。
小粒で50mg
大粒で100mg
なのでよっぽど大量に与えなければ大丈夫です。
食べさせ方
ヘタを取ってそのまま食べさせても良いですが、いちごの大きさにより犬が食べやすいように切ってあげることをお勧めします。
4位キウイフルーツ(犬が食べてもいい果物)
キウイの特徴として「食物繊維」が多くバナナの2倍近くあり「ビタミンC」や「ビタミンE」が豊富です。
また酵素も大量に含んでおり、肉や魚の動物性たんぱく質を分解して消化不良を防ぎます。
以上のことから海外ではスーパーフルーツと言われています。
コンビ二などでは置いていなく価格帯が高いという点やアレルギーを引き起こす成分があるので4位になります。
注意点
与えすぎない
キウイは糖度が高いためあげ過ぎると肥満になる可能性が高いです。
キウイも嗜好性が高いので犬が欲しがっても必要以上にあげないように気をつけましょう。
与える量として体重4㎏の犬に対して10gぐらいです。
アレルギーについて
食べさせて数時間以内に目や口周りを痒がったり嘔吐するなどの異常が見られたら早めに動物病院に行きましょう。
アレルギーが心配でしたら初めてあげる場合、少量から与えるようにしましょう。
症状として以下のようなアレルギー反応を引き起こす場合があります。
下痢・嘔吐
皮膚を痒がる
元気が無い
目の充血
食べさせ方
犬の食べやすいようにスライス状にカットしてあげる。
また、すり潰すといった方法も有効です。
5位みかん(犬が食べてもいい果物)
みかん=ビタミンCというぐらいビタミンCが豊富に含まれており、更にはクエン酸も含んでいて、身体を疲労回復させる効果があります。
みかんには薄い皮を含めても犬の毒になる成分は含まれていません。
万が一、種を食べてしまっても、ウンチと一緒に外に排出される事が殆(ほとんど)です。
秋から冬に掛けてスーパーに出回ることから、季節限定といった点や外皮と種を取るのが面倒くさいといった個人的な意見で5位です。
注意点
皮と種は取り除く
種はウンチと一緒に排出されると説明しましたが、種と外皮は犬の消化に良くはありません。
消化不良や下痢を避けるため出来るだけ取り除いて果肉の部分だけあげるようにしましょう。
食べさせる量を守る
どの果物にも共通していますが、あげる量をきちんと守りましょう。
あたえすぎると消化不良や下痢を起こしてしまいます。
与える量として体重4㎏の犬に対して1、2房(20g)ぐらいで調度良いでしょう。
食べさせ方
みかんの外皮と種を直接手で取ってあげて、犬に食べさせてあげてください。
みかんについて詳しく知りたい方は下記で説明していますので是非見ていってくださいね。
6位梨(なし)(犬が食べてもいい果物)
水分が豊富で90%と多く、夏場の水分補給や夏バテ防止におすすめです。
栄養成分も「ミネラル類」「酵素類」などがあります、少量ですがビタミン類も含まれています。
カロリーも100gあたり43Kcalとヘルシーです。
夏あたりにしかスーパーに出回らなくて以外と値段が高いということが気になるぐらいです。
食べさせ方と注意点
種は消化しにくいので種を取り除いて食べやすいように小さくカットして与えましょう。
また、カロリーが低いからといって食べさせすぎるのはやめてください。
下痢や嘔吐の原因になります。
与える量として体重5㎏に対して20g~30gぐらいが調度良いでしょう。
7位柿(かき)(犬が食べてもいい果物)
柿には「繊維質」「ビタミン」が豊富です。
しかし「果糖」といった果物の甘さを出す成分が多めに入っていますので、高カロリーになります。
特にアレルギーなどは無いのですが種が大きいので必ず取る必要があります。
種さえ気をつければ大丈夫です。
食べさせ方と注意点
種は絶対食べさせないように気を付けましょう。
柿の種は大きいので小型犬や身体の小さい犬が飲み込んでしまうと危険です。
ウンチと一緒に出てくれば良いのですが、腸に詰まって腸閉塞になったり手術が必要になる場合があります。
犬が柿の種を飲み込んで便に出てこない場合は、獣医さんに診てもらうことをお勧めします。
食べさせる方法
柿は100gあたり60kcalと高カロリーになりますので与えすぎに注意してください。
生で種をあらかじめ除いて、食べやすい大きさにカットして与えましょう。
体重5㎏の犬に対して20gぐらいが調度良いでしょう。
8位オレンジ(犬が食べてもいい果物)
オレンジには「ビタミンC」や「カリウム」「クエン酸」などが豊富です。
シュウ酸カルシウム結石を持つ犬に対してクエン酸が結石を溶かすため、治療に使われています。
カロリーが100gあたり39キロカロリーとヘルシーです。
一年を通して食べることができますが、実の
部分にもアレルギーを発症する犬がいたり、みかんと違って内皮まで剥く必要があるので手間が掛かります。
注意点
外側の皮膚と種には犬が中毒を起こす「ソラレン」といった毒素があります。
オレンジの外皮を食べてしまうと、嘔吐や下痢を引き起こす場合があるので、犬がかじったりしない様に注意が必要です。
アレルギーについて
症状として、目や鼻・口周りを痒そうにしていたり嘔吐や下痢を引き起こしてしまいます。
症状がひどくなる前に獣医さんに見てもらう必要があります。
アレルギーが分からないときは最初は少量から与えることをお勧めします。
食べさせ方。
食べさせる時はオレンジの①外皮②内皮③種の3つを取り除く必要があります。
実の部分だけあげましょう。
与える量として体重4㎏の犬に対して1、2房(20g)ぐらいです。
9位マンゴー(犬が食べてもいい果物)
マンゴーは犬にとって有害な成分はありませんが種が大きいので注意が必要です。
マンゴーには「ビタミンA」や「ビタミンC」「βカロテン」が豊富で「カリウム」も100gあたり170mgもあるので、体内の老廃物や余分な塩分を外に出すデトックス効果があります。
スーパーにあまり置いて無くて、あっても高いイメージがありますのでランクは8位になります。
注意点
カロリーが100gあたり64kcalと高いので与えすぎないようにする必要があります。
またマンゴーに限らずですが果物は嗜好性が高いので、与える頻度があがると犬がマンゴーを食べたくなってしまいドッグフードを食べなくなる可能性があります。
食べさせ方
種を取り除いて食べやすい大きさに実をカットしてあげてください。
与える量として体重5㎏の犬に対して20gぐらい。
10位桃(もも)(犬が食べてもいい果物)
甘い桃には果糖と水分「ビタミンE」や「カリウム」「食物繊維」などが含まれており、食物繊維の中にあるペクチンは、腸内を活発に活動させて便秘を予防する効果があります。
ビタミンEは体内の酸化を防いで老化やガン細胞を抑制する働きがあります。
スーパーに置いてある事が多く、手軽な印象がありますが、値段がりんごなどと比べると高かったり、種に気をつけないといけない点が気になります。
注意点と食べさせ方
柿と同じで種は絶対食べさせないでください。
喉や食道に詰まったり、腸閉塞の原因になったりする可能性があります。
100gあたり40kcalと高くは無いですが、与えすぎは禁物です。
与える量として、体重5㎏の犬に対して20g~30gぐらいで調度良いでしょう。
桃についてもっと詳しく知りたい方はこちら↓
全ての果物に対して注意点
犬に果物に全て共通することで守って欲しいことは以下のとうり。
①食べさせる量に気をつける。
②消化できないような大きい種や暑い皮は取り除く。
③最初は少量からあげて様子を見る。
④果物はあくまでオヤツ扱いで常食させない。
⑤喉や食道に詰まらせないように食べやすいようにカットする。
最後に・・・
個人的な意見としてバナナ>超えられない壁>りんご以下って感じでバナナのお手軽さが2位以下の果物に大差をつけているといった感じです。
犬のご褒美について、迷ったら「とりあえず、バナナでOK」です。
という訳でバナナから初めてみましょう。
犬は遥か昔から私達人間と一緒に暮らしてきた中で、同じ物を食べることが出来るようになり果物も食べれるようになったといえるでしょう。
美味しい果物を愛犬と一緒に食べれることはとても幸せですよね。
ですが、果物はあくまでたまにあげるオヤツ程度にしてくださいね。
犬がグルメになってドッグフードを食べなくなってしまったり太ってしまったりすると大変です。
そしたらあなたの悩みが増えてしまうので本末転倒になります。
主食は良質なドッグフードで大丈夫です。
果物をあげるのは、ほどほどで良いでしょう。