犬がみかんを安全に食べる方法や注意点・メリットを説明していきます。
「愛犬にみかんをあげてみたいけど少し心配」
「犬にみかんって本当に食べて大丈夫?」
と思っているあなた。
この記事を読んでもらえれば愛犬にみかんを自信をもって食べさせることが出来るようになります。
みかんは毒などは無くて、犬が食べても大丈夫です。
与え方は簡単で実の部分だけあげればOKです。
外側の厚い皮と透明な内皮を剥いてあげましょう。
しかし、たまに実の中に種が入っているみかんがありますので、種は取り除いてあげてくださいね。
①外皮②内皮③種の3つを取り除くだけで基本的なみかんのあげ方は終わりです。
そのほかに、初心者が気になりそうな事や細かい疑問などは本編に書いていますので是非最後まで読んでいってくださいね。
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犬がみかんを食べることについて
手軽に手に入れることが出来る国民的な果物のみかん。
スーパーなど人から良く貰うみかんは一般的に温州みかんという種類になります。
温州みかんは甘くて酸味があるのが特徴です。
犬は甘い物が大好物なので、殆(ほとんど)の犬が好んで食べるといってよいでしょう。
冬の日なんかコタツに入ってみかんを食べるといったことが定番のようにイメージされててとても身近な食べ物です。
また100g当たり45kcalと果物の中ではカロリーが低めなのも特徴です。
みかんの栄養成分
みかんにはビタミンCが大量に含まれており、栄養素も豊富でビタミンCが不足になりがちなシニア犬にもお勧めです。
また、水分も多いので普段ドライフードメインの飼い主さんにとっては調度良い水分補給になるでしょう。
ビタミンC
体内でウイルスに対する抵抗力をつけて、病気にかかりにくい身体を作るのに役立てます。
また抗酸化作用があるので、老化防止やガン細胞を抑制する働きがあります。
コラーゲンを作る時に必要になるので、皮膚や毛並みを良くすることができます。
βカロテン
犬の身体はβカロテンからビタミンAを作り出すことが出来ます。
ビタミンAは皮膚や粘膜・目の健康に維持するために必要になる成分です。
クエン酸
ナトリウム、カリウムのなど体内のミネラルのバランスを整えるのに役立ちます。
犬の疲れた身体を早く回復させる疲労回復の効果があります。
またシュウ酸カルシウムを分解するためにクエン酸が医療で用いられることがあります。
βクリプトキサンチン
骨粗しょう症を防いだりガンを予防するのによいといわれています。
カリウム
犬の体内の水分を調整したり、塩分を分解したりして高血圧を予防する働きがあります。
食物繊維
腸内環境を改善したり、腸の動きを活発にして便を促し便秘を防ぐ働きがあります。
みかんを食べる時の注意点
注意する点として冒頭で話したとおり以下の事になります。
①果実の部分だけを食べさせる
②大量に食べさせない。
みかんの果肉部分だけを食べさせる。
みかんの外皮は食べられないことは私達は、普段から剥いているので分かります。
しかし犬は果物を消化できる器官を人間ほど強く持っていません。
ですので柔らかくて私達が食べている薄い内皮でも犬の身体は消化しにくかったりします。
「薄皮や白いふさを一緒に食べたほうがビタミンCの吸収量は高くなる」
という意見もありますが、犬にあげる場合は薄皮はとってあげたほうが身体にやさしいといえるでしょう。
種は言うまでも無く固くて消化しにくいので取ってあげてください。
もし種も食べてしまった場合で、ウンチと一緒に出てくることがありますから翌朝などにチェックすると良いでしょう。
どうしても不安でしたら、獣医さんに相談することを進めます。
みかんを食べさせる量に気をつける
大量に与えすぎると、お腹が緩くなり柔便や消化不良を起こして下痢や嘔吐などを引き起こしてしまいます。
また、犬がみかんが大好きで喜んで食べるからといって頻繁に与えるのはやめてください。
糖分が多いので糖尿病や肥満になる恐れがあります。
さらに、水分が多いので身体が冷えてしまったり、下痢の原因にもなりえます。
しまいには、みかんばかりを求めてしまいドッグフードを食べないようになる可能性だってあります。
身体に合わない犬もいる
犬によって中には身体に合わなくて下痢を起こしたり、アレルギーっぽい症状を起こす可能性があるかもしれません。
そういった場合は、いったんあげるのを中止してください。
具合が悪く心配なときなどは獣医さんに相談しましょう。
良くある食べ物が合わなかった際にとして下記の症状が表れます。
下痢や嘔吐
皮膚を痒がる
目の充血
元気が無くなる
最初は1房をぺろりと舐めさせてあげる程度から様子を見てもよいでしょう。
食べたがらない犬には無理に食べさせない
みかんは、レモンなどと同じ柑橘系の食べ物にあたりますので、柑橘系の匂いが苦手な犬も中にはいます。
臭いを嗅いで本能的に食べれないと判断している可能性があります。
無理に食べさせようとすると、犬もストレスを抱えてしまいます。
身体に合わない場合は体調を悪くしてしまいます。
皮ごと食べる誤食に気をつける。
犬の食べ物に対する記憶と嗅覚は凄まじいので。
特に盗み食いする犬や食いしん坊の犬などは気を付けましょう。
目を離した隙に皮ごと食べて誤食する可能性があります。
買ってきたら放っておくのではく、テーブルの上や冷蔵庫の中にしまっておきましょう。
きちんと熟している物を食べさせる
未熟なみかんには、アルカノイドがまだ残ってる場合があります。
犬の身体の害になることが多いので必ず熟しているみかんをあげるようにしましょう。
人間用の加工品は食べさせない。
缶詰め・ゼリー・ジュースなど糖分が多く含まれるので与えるのはやめてください。
糖分が含まれている可能性があり、食べさせると当分過多になってしまいます。
肥満や糖尿病になってしまうことも考えられます。
みかんの与える量や食べさせ方
みかんを食べさせる量
1日に1房~2房ぐらいにしておいておやつ程度にしましょう。
体重4~5kgの小型犬に対して1~3房(15~20g)ぐらいで調度良いでしょう。
下記の量を参考にしていただければと思います。
体重3kgの犬に対して10~15g
体重5kgの犬に対して15~20g
体重10kgの犬に対して30~40g
体重15kgの犬に対して50~70g
犬の個体差により少し変わると思いますので調度良い量に調整していただければと思います。
みかんの食べさせ方
しつこいようですが、冒頭で話したとおり①外皮②内皮③種の3つを取り除いて生であげましょう。
またヨーグルトと一緒に混ぜてあげることもお勧めで、その際には無糖タイプのプレーンヨーグルトをあげて下さい。
からだに合わない犬もいますので、最初はごく少量から様子を見て与えることをお勧めします。
ヨーグルトについて詳しく知りたい方は下記にリンクを張っておきますで是非読んでいってくださいね。
犬には牛乳よりヨーグルトをあげた方が効果大。便秘・歯周病予防など
まとめ
メリット
老化を予防する。
ガンを抑制する。
皮膚を健康に保つ
便秘を改善できる。
水分を有効に補給できる。
注意点
①犬にあげるときは①外皮②内皮③種を取り除く。
②調子が悪かったら直ぐにあげるのをやめる。
③食べさせる量を守る。
④食べやすい大きさにして与える。
⑤盗み食いをさせない。
⑥きちんと熟した物をあげる
最後に・・・
みかんは近所のスーパーでよく安売りされています。
更に田舎から送られてきたりととても身近な果物です。
包丁を使わなくて犬にあげることが出来るので比較的お手軽な果物と言って良いでしょう。
外皮は剥いたもの途中で飽きたり余ったりすることありませんか?
そういった時にもあなたが食べている途中で1、2房ほどたまには愛犬に与えてもよいでしょう。
いちいち内皮を剥くのは面倒くさいかもしれませんが。
もちろんご褒美に帰りに帰っていってあげてもあげても良いでしょう。
愛犬と同じ物を一緒に食べれると楽しい時間が過ごせますよ。
皮を剥くのを面倒臭がらずに是非挑戦してみてくださいね。