PS5本体の値段が安い(39800円)と話題になっています。
9月17日に発表された次世代ゲーム機のPS5(プレイステーション5)。
「PS5は高性能だし6万円~8万円ぐらいするのでは?」
と予想していた人も多いのではないでしょうか。
しかし、11月12日に発売と発表とされたPS5の本体価格はなんと39980円。
①ディスクドライブ無しが39980円
②ディスクドライブ有りが49980円
この値段が大きく話題になりました。
「え?PS5本体の値段安すぎじゃない?」
「この性能で、39800円?いいかも」
というような声があがりました。
今まではPS3やPS4が新しく発売された時の価格よりも、はるかに安い値段です。
確かに安いと思います。
しかし何故、安いのか?それには理由があります。
この記事を読むことでPS5が安い理由が分かります。
「PS5を買ったけど思っていたのと違った?」
「もしかして損したかも?」
と買った後に公開しないようにしたいですよね。
今後PS5を買うための一つの判断基準になると思いますので是非読んでいってくださいね。
目次
【PS5が安い理由】お買い得?なのか
PS5が安いといってもドライブが無いタイプでも39980円もするのは事実です。
という訳で何が安いのか?またSonyがPS5本体を安くする理由を説明していきます。
①パーツの値段と性能が安い
②今後のSonyの市場戦略のために本体を安くした。
この2つがPS5本体が安い主な理由になっています。
PS5のCPUの性能と価格
PS5に採用されるCPUはAMD Ryzen7 3700というCPUです。
(CPUは処理を行うための脳みたいな部分です)
このCPUはとても高性能でPCショップで買うと4万円近くする代物です。
単純にCPUだけでPS5本体が買える値段なのでお得です。
PS5のマザーボードやメモリの性能と価格
CPU以外にも①マザーボードや②メモリGDDR16GBを乗せています。
①マザーボードの性能はMSI MEG X570 UNIFY(3万円相当)
(マザーボードはすべてのパーツ、CPUやグラフィックボードを繋げるために必要な基盤みたいなものです)
②DDR16ギガのメモリ(7300円相当)を積んでいます。
(メモリは瞬間的に呼び出せる記憶域のようなものです)
このメモリとマザーボードは普通に合わせ買うとPCショップで合計4万円はするのでPS5本体とほぼ同じ値段です。
CPUと同じで、メモリとマザーボードを買うとそのままPS5本体を買える値段なので安いといえざる得ないでしょう。
PS5のグラフィックボード
PS5のグラフィックボードもCPUと同じぐらい高性能なのは有名です。
(グラフィックボードとは動画や画像を処理するために必要な部分(パーツ)です)
Zotac GAMING GeForse RTX2080 Twinfanに似た性能のグラフィックボードが使われています。
値段はなんと7万3000円。
これだけでPS5とソフト4,5本が買えます。
内蔵のハードディスクドライブ
PS5に使われている記憶容量はSSDの825GBで同じ性能の市販品を買うと2万円近くします。
(内蔵のハードディスクとは、容量を保存したりする全体の記憶域の事です)
PS4との互換性がある
PS4本体は今、通常価格で買うと最安値で19800円です。
(9月20日時点のSonyのプロモーションセールで500GBモデルは19800円)
例えばPS4を今持っていない人は、PS5本体を買えばPS4のソフトが遊べるのでPS4の本体分の19800円お得に感じることができます。
音楽再生が凄い
ウォークマンを始めて世界に出したのがSonyです。
Sonyは音楽再生の技術力が凄まじく、その機能はPS5にも受け継がれています。
Sony独自のDSSHXという技術でPS5もハイレゾと同じ高音質で再生できます。
高音質の音楽を再生できるので、ジュークボックスやレコードプレイヤー代わりにもなります。
HD ultra Blu-rayが再生できる
PS4とPS4proはBlu-ray(ブルーレイ)までしか再生できません。
しかし、ディスクドライブがあるPS5本体(49980円)にはultraHDBlu-ray(ウルトラHDブルーレイ)が再生できる機能があります。
HD ultra Blu-rayとは通常のBlu-ray(ブルーレイ)やよりも容量が大きいBlu-rayディスクの事です。
(普通のBlu-rayディスクは50GBの容量に対してウルトラHDブルーレイは100GBの容量)
普通のBlu-rayより映像や音楽が更に高品質なHD ultraBlu-rayディスクを鑑賞できることが出来ます。
ちなみに、市販されているultraHDBlu-rayプレイヤーを買うと2万円近くします。
そう考えるとお得ですよね。
もう1万円払ってディスクドライブがあるPS5本体が欲しくなります。
8Kのテレビ対応
PS4は4KまでのTV(モニター)しか対応ていませんが、PS5は8KまでのTV(モニター)に対応しています。
新しく販売される8KのTV(モニター)で綺麗な画像の映画やドラマを再生できるようになります。
PS5を安く販売する理由
Sony側がPS5を安く販売する理由を説明していきます。
任天堂やマイクロソフトを意識
ライバルである、任天堂スイッチが29800円、マイクロソフトのXboxone(エックスボックスワン)が20000円~40000円の価格帯です。
私たち購入する側はやっぱり価格を比べてしまいますよね。
PS5の値段があまりにも高いと「他のゲーム機を買った方が良い」と思われるのを避けたかったのだと思います。
Sony側は赤字でも、出来るだけ他のゲーム機と近い価格で販売する事を決めたのだと思います。
ゲーミングPCを意識している
PS5がもしも10万円以上するなら、PCを買ってゲームをすればよいと思う人が多いのが現状です。
また、ゲーミングPCを元々持っている人であれば、高価なパーツ(グラボメモリなど)買い替えれば済むことです。
しかし、PS5が4万円~5万円なので、今はPCパーツやゲーミングPCを買うよりPS5本体を買う方が何倍もお得です。
PS5と同じ性能のゲーミングPCを買おうとすると20万円はかかるといわれています。
PCゲームとの差別化、さらにPCゲームユーザを取り組むための値段設定だと思います。
PS5の独占した販売方法で利益を出せる
PS5が売れれば有料会員のプレイステーション+の会員数を増やす事が出来ますし、本体が売れればソフトが売れます。
最初は本体を出来るだけ安く提供して、ソフトやサービスなどで利益を回収できるとSony側は判断したのでしょう。
ドライブレスの本体を売る理由
ゲームディスクの販売が少なくなればソフトの中古販売がなくなり、制作会社やメーカにお金が入ってきやすくなります。
また
今まで以上にソフトをダウンロードする形式がもっと広まれば、余計なコストが下がり企業にお金が渡りやすくなったり粗利が増えるからです。
SonyはPS5のダウンロード販売に今まで以上に力を入れていくでしょう。
まとめ
PS5が安い理由について分かりやすいようにまとめました。
PS5本体に使っているパーツを考えると20万円以上するスペック(PCで同じ性能を求める場合)である。
PS4(19800円)のソフトも遊ぶことが出来る。
ソニー側はPS専用のソフト販売やPS5の独自のコンテンツ(ダウンロードソフトの、DLCやPS+ネット加入料)で利益を出そうと考えている。
ライバルはPCやXbox、任天堂スイッチなので本体価格を安くすることでPS5のシェア拡大を狙っている。
PS5を買う前に覚えておいて欲しい事や注意点
初期不良が起きる可能性が高い
PS5発売に伴い、PS4や任天堂スイッチが今より少し安くなる可能性がある。
最終結論(迷っている人)
発売後1年はしばらくは様子見がおすすめ
結論としてPS5は安いです。
しかし歴代のSonyの新ハードの壊れる確率も高かったです。
新しく発売されたSonyのゲーム機はやっぱり初期不良を起こす可能性が他のゲーム機に比べて高いです。
(保証期間の1年が過ぎた時に壊れる、通称Sonyタイマーは有名)
またPS4本体も今は19800円なので、PS5と比べてみても良いかもしれません。
現状はPS4のほうがソフトは豊富ですし発売から数年経っているので故障も少ないと思います。
結論としては・・・
発売後の1年間は様子を見ることが一番損をしない選択肢だと思います。
しかし
この価格発表でソニーが本気で(ファン)シェア獲得を狙ってきていることを強く感じました。
やはりモンスターハンターアイスボーンが世界中で売れていることが引き金になったのではないでしょうか?
昔は日本はトップだったのに今や家電や携帯電話、車などの技術力が海外メーカーに先を越されている現状です。
今後は・・・
Sonyや任天堂など日本が誇るゲームメーカが面白いゲームを作る技術で世界を巻き返してもらいたいですめ。
昔はソシャゲなどに追いられてしまった日本の据え置き型のゲーム業界。
しかしこれからは、本当に面白いゲームを作った会社が儲かる時代がやってくると思います。
ここから据え置きゲーム機の旋風が巻き起こる事を期待しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。