犬が散歩を嫌がる時にどうすれば解決できるか方法を伝えていきます。
「うちの犬が散歩に行きたがらない」
「最近なぜか散歩に行きたがらなくなった・・・・」
といった悩みや思いを持った人に対して伝えていこうと思います。
愛犬が散歩を嫌がったり、苦手だったりすることは実際にありえることです。
そういった場合、どのような対処をしますか?
力づくで「なんとしても散歩につれていく」などのパワープレイはしないでください。
これは逆効果であなたの愛犬が余計に散歩を嫌いになってしまう可能性があります。
散歩が苦手だったり嫌いなわんちゃんにもきちんと対処法があります。
とりあえずこれからあげる方法を徐々に試していけば、解決の糸口になると思います。
是非最後まで見ていってくださいね。
(目次をクリックしていただければその内容に飛ぶことができます。)
目次
犬が散歩を嫌がる理由について
そもそもなぜ、犬は散歩を嫌がったり、苦手になるのでしょうか。
理由を解説していきます。
原因としては以下のとおりです。
犬が散歩を嫌がる原因
過去に散歩中に怖い思いをしたことがある
首輪が嫌い
散歩をさせていなかったから
病気の可能性がある
の4つが考えられます。
それぞれの原因の説明と解決方法を伝えていきます。
犬が過去に散歩中に怖い思いをしたことがある
過去の散歩で怖い犬に吠えられたり、車のクラクションなどの大きな音に怖い経験をした場合。
その時の記憶が散歩中によぎってしまい。
トラウマになってしまったケースがあります。
犬の種類や性格にもよりますが、人間にとっては小さな出来事でも犬にとっては怖いことが多いです。
解決方法
散歩で怖い思いを吹き飛ばすぐらいの楽しい経験させる事が一番です。
楽しい事を経験させたら、意外と簡単に犬の散歩嫌いが直ったという人もいます。
愛犬の恐怖の原因を探しましょう。
今後の散歩で怖い思いをさせないで済むようになります。
首輪が嫌いだから
意外かも知れませんが首輪が嫌いで散歩を嫌がる犬もいます。
特に小型犬に多く普段から首輪をつけずに生活していた場合。
散歩の時に首輪を付けるとビックリしてしまいます。
首は犬の急所です。
さらに顔に最も近い部分なので物凄く違和感があるんです。
また、首輪が重かったら首だけではなく気分も下がってしまいます。
解決方法として
最初は猫用の首輪や細くて軽いやつを100円ショップなどで買みて試してください。
家で首輪に慣れさせる事から始めるといった方法があります。
もし、首輪を嫌がるようだったらハーネスを試してみるのも良いかもしれません。
ハーネスは前足や胴体に装着するので首輪と違って、苦しくないので力が弱い小型犬だったらお勧めです。
子供の頃から散歩させていないから
子供の頃から散歩をさせていないと散歩に慣れていなくて嫌がってしまう場合があります。
この場合
犬を小さい頃から周りの環境に慣れさせる社会化が出来ていないことが原因です。
同じような理由で保護犬の場合も散歩を嫌がる犬が多いです。
子供の頃に散歩をさせていない事と療養期間が長い時。
外に出る機会がなく社会化かできなかった事が大きいといえるでしょう。
このケースはかなり厄介です。
なぜなら子供の頃から散歩は嫌いという意識が根付いているからです。
散歩を嫌がる以外の特徴として
初対面の人を怖がったり他の犬を怖がったする傾向があります。
解決方法として
外に慣れる事からはじめましょう。
車でどこかに出かけたり、近くに公園で遊んであげたり。
その時にあなたはゆっくりくつろいだりして「外は安全で怖くないよ」といった風に教えてあげましょう。
また、なるべく外に出してあげて外の世界は日常的なものと思わせる必要があります。
家の庭など近くて良いので、何かのついでに家の外にこまめに連れて行きましょう。
病気の可能性
急に散歩が嫌いになった場合は病気の可能性が考えられます。
突然、散歩に行かなくなったときなどは最初にコレを疑うべきです。
病気になると体が痛くなったり、散歩で体調が崩れたりするので散歩どころではないのです。
動物は自分の身を守るために野生の本能を持っています。
弱っていることを見られて敵に狙われたら危険です。
ですから病気を隠す場合が多いです。
私達が一緒に生活していても案外気付きにくかったりします。
解決方法として
今まで散歩をしていたのに、急に嫌がるようになった場合は動物病院で一度診察をしてもらうと良いでしょう。
犬が散歩を嫌がって歩かないとき、散歩が苦手な犬の対処法
散歩が苦手だったり嫌がる場合。
散歩は楽しいことだと思わせることが大事です。
具体的にはどんな対処法があるのか解説していきましょう。
①外の景色を見せる
散歩を嫌がるわけですから家の窓から外を見せてあげましょう。
そしてベランダの窓からでも良いので外の臭いを嗅がせてあげましょう。
また、車で外に連れ出してあげるドライブもお勧めです。
車に入ったらオヤツあげてをまずは車の中を好きになってもらうことから始めましょう。
外に連れ出してあげて楽しいことだと思わせることが大切です。
車を持っていない人でも今ならカーシェアリングがあるので一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
15分単位から車を借りることが出来ます。
②とりあえず外に出してみる
散歩が苦手な犬は室内で飼われていることが多いです。
そういった場合はとりあえず外に出してみましょう!
飼い主のあなたが遠くにいって「おいで!」といってあげると喜んで走って駆け寄ってくると思います。
そこまでできれば第一ステップ完了です。
いきなり散歩をするのではなくてとりあえず外に出してください。
少しずつ近所をウロウロさせて外に慣れさせることが対処法の一つです。
最初は慣れるまで愛犬を抱きかかえて散歩をするのもまあ良いでしょう。
一緒に走ったり遊んだりしていると徐々になれてくれる場合があります。
③短距離からの散歩を始める
散歩といっても、別にそんなに長い距離を歩く必要はありません。
散歩が嫌いな犬であれば、まずは短い距離から試してみることをおすすめします。
極端な話10mとか15mでも問題ありません。
重要なのは一緒に散歩をしたという事実です。
少しでもお散歩ができていれば、あとは徐々に距離を伸ばすだけです。
愛犬が散歩を楽しいと思えるように工夫してあげてください。
散歩嫌いの犬を歩かせる方法
外に出すことに成功しても座り込んでなかなか歩いてくれない場合があります。
しかし
実際は「歩いてくれない」のではなく「歩かせていない」選択を取っている人が多いのです。
引っ張られると大げさな拒否ポーズを取る愛犬が目に入ります。
もしかして「こんなに嫌がっているのに可哀想」などと思っていませんか?
しかし
これから先のことを良く考えてください。
外に出れば楽しい事がたくさんあるという事実はあなたが一番分かっているはずです。
だからこの記事を読んでいるんでしょう?
可哀想なのは外の世界を知らない、今の愛犬です。
そして
まず心得て欲しいのがリードは犬を制御する物ではありません。
あなたの気持ちを伝える糸電話の線だと思ってください。
こういった場合はリードを引っ張っているという認識を捨ててください。
「外の世界にはもっと楽しい世界がある」と伝えていることを意識してください。
その為に勇気を持ってリードを引っ張ってあげましょう。
中には散歩が嫌で演技をする犬もいます。
リードを強めに引っ張れば大体の犬は歩いてくれることが多いのです。
リードを引くときは、力強く早くグイーっと引きましょう。
しかし犬が踏ん張った状態で強引に引っ張ってしまうと肉級が怪我をしてしまう可能性があるのでそこだけは注意してくださいね。
④首輪を変えてみる
先ほど解説したように首輪が嫌で散歩を嫌がっている犬もいます。
首輪を変えてあげるのが良いでしょう。
首輪そのものが嫌なのであればハーネスもありですね。
散歩の前に首輪を嫌がっているのであれば早急に変えてあげましょう。
⑤散歩のコースや時間を変更してみる
散歩のコースや時間を変えてみるのが良いかもしれません。
もしかしたら
散歩そのものが苦手だったり嫌いな訳ではないかもしてません。
いつもの散歩だと吠えてくる犬や大きな音を鳴らす車があったりする場合。
こういった理由で怯えているケースがあります。
トラウマのあるコースばかり散歩していると愛犬からするとストレスです。
また
吠えてくる犬がいるかもしれない散歩道を毎回通る事ほど辛いことはありません。
試しに別のコースを通ったり時間帯を変えることが良い対処法になります。
まとめ
散歩を嫌がる理由について
①散歩中に怖い思をした。
楽しい経験や恐怖の原因を無くしてあげる。
②首輪が嫌い。
首輪を軽いものに変えたり、ハーネスを使う。
③子供の頃から散歩させていない。
社会課させる必要があり、ドッグランや車などで出かけたりして外の世界に慣れさせる。
④病気の可能性。
動物病院に連れて診てもらう。
散歩を嫌がって歩かない時について
①外の景色を見せる
②とりあえず外に出してみる。
③短距離からの散歩を始める
④首輪を変えてみる
⑤散歩のコースや時間を変更する。
最後に・・・
一番駄目な事は、犬が散歩を嫌がる理由を調べない。
その上で嫌がっている犬を力づくで連れ出して強制的に散歩させることです。
次に面倒くさいから諦める。
このような方法だと根本的な解決にはなりません。
まずは理由を考えて見つけてあげてください。
必ず何かの理由があるはずです。
理由が分かったらほぼ100%解決する事ができます。
散歩が楽しいものだと思ってくれるような工夫をしてあげてください。
散歩が楽しいことだと認識すれば尻尾を振ってとても楽しそうに散歩をします。
努力が報われて、
実際に楽しそうに散歩をしている愛犬の姿を見てしまったら・・・・・
あなたも幸せを感じて散歩が楽しくなる事でしょう。
強引に連れ出すと犬はストレスを抱えてしまいますので絶対に無理やり散歩させるのはやめてくださいね。
散歩であなたと愛犬が楽しむことができれば心にも身体にも絶対良い影響があります。
散歩嫌いは少しずつ解消していくことができます。
あきらめない限り絶対あなたの気持ちは愛犬に伝わって散歩ができるようになります。
素敵な愛犬ライフを楽しめるように一緒にがんばりましょう。