犬は私たちが臭いと思うニオイが好きな理由と種類を伝えていきます。
まずは、犬が好きな臭いについて理解する必要があります。
私たちは香水をつけるようにイイ匂いと感じたり好きな匂いというものがあります。
わんちゃんも同じで好きな臭いがあります。
犬が好きな臭いの系統は主にタンパク質・汗・肉・血・骨・獲物・仲間・ウンチ・オシッコなどです。
有機物の臭いと食べ物に関する原始的な臭いが好きな事が分かります。
特に嗅覚は犬が感じることできる能力は物凄く高くて、種類にもよりますが最大で人間の100万倍ともいわれています。
犬が好きな臭いには理由がありますので説明をしていきます。
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目次
犬の好きな臭いの種類と理由。
代表的な臭いといて好きな匂いをあげていきましょう。
あなたの体臭や匂い
愛犬はあなたの事が大好きなのでであなたの匂いが大好きです。
私たち人間もそうですが、好きな相手や異性の匂いは好きですよね。
昔の恋人や好きだった人が付けていた香水を何処かで嗅いだ瞬間。
その人の事を思い出す人もいるんではないでしょうか?
愛犬があなたの脱いだ後の靴下または下着が大好きで持っていこうとするのはあなたの有機物の匂いが凝縮されているからです。
犬好きな人の匂い
人は嫌いな物、好きな物に近づいたり接近したりすると独特の汗をかきます。
その瞬間に出る匂いを犬は察知します。
犬からしたら犬好きの人は犬は良い匂いと感じます。
犬嫌いの人は犬には嫌な匂いを出しているという事になります。
私たち人間も好きな人は相手も自分の事を好きだったり、嫌いな人は相手も自分の事を嫌いな事が多いですよね。
これは犬と人間も同じで犬嫌いの人が犬に吠えられるはこういったが理由があるのです。
そして犬嫌いの人は犬に吠えられて・・・・ますます犬が嫌いになっていくという悪循環におちいってしまいます。
あ、でも人間の恋愛は違いますね。
始めに男の人は女性の事が好きになりアプローチしていくといった過程が殆どです。
最初から好意を抱いていた人に対して、向こうも最初から好意を抱いていた・・なんてドラマの様な事は私の人生で一回も無かったように思います。
男性は少しずつ好きになってもらえるように、女性に段階を踏んでいって段々好きになってもらうパターンが多いと思います。
おいしそうな食べ物の匂い
私たちと同じで美味しそうな食べ物の臭いが大好きです。
たんぱく質が大量に含まれている肉や魚チーズなどの臭いが代表例です。
マクドナルドなどファーストフードやファミレスの厨房から出てくるチーズや肉の焼いた匂い。
バーベキュー・焼肉などの焼いた匂いは私たちも嗅いだだけでも食欲が出てきますよね。
特に犬は嗅覚が100万倍以上ですのでそれは強烈に感じるのでしょう。
私たちが美味しそうだと感じる匂いは犬にも良い匂いです。
例を挙げるとドッグフードの臭いは犬の食欲を促進させるために強い匂いをしている事が分かります。
また、人間の食べ物で美味しい物の臭いを覚えてしまい、その臭いを嗅ぐと興奮する場合があります。
私たちが美味しそうだと思うニオイは犬にとっても好きなニオイということでしょう。
毎日食べているドッグフードの臭い
ドッグフードのニオイも当たり前ですが好きで、我が家の愛犬はフードの箱を取り出すと欲求吠えをしだします。
これはドッグフードの臭い=食べる事ができると理解しているからでしょう。
過去に楽しい事があって記憶に残った臭い
たとえば車の中の臭いは、過去にドライブで楽しい思いをした事がある愛犬だと覚えることがあります。
楽しい事、好きな事が記憶になって、その場所にある匂いが好きになるのです。
他の犬の匂いやおしっことウンチ
犬はオシッコに含まれているアンモニアの臭いが好きです。
散歩をしていると他の犬がマーキングしたと思う電柱や道端に落ちているうんちの残りの匂いを熱心に嗅いでいる時があります。
汚いからやめて欲しいと思う人も多いと思います。
しかし、犬は排泄物で匂いをつけて「僕はここにいるよ」自分の存在をアピールしている事がおおいのです。
これは犬同士の情報交換になりますので思う存分嗅がせてあげたいですね。
またウンチは有機物の塊になります。
ですから基本的には犬の好きな部類の臭いです。
また子犬の頃に食糞をしていた犬にとって、特に未消化の糞は栄養があって美味しいものなのです。
散歩中に他の犬がしたウンチを食べたり体にくっつけたりと飼い主さんからはとても嫌がる臭いの習性といえるでしょう。
獲物だった動物の匂い
犬のにはまだ野生で狩をしていたころの本能残っています。
獲物の肉片や骨、内臓・食べ物を連想させるのでしょうか?鳥など昔、狩猟して食べていた動物の匂いが大好きです。
ミミズの匂い
良質なたんぱく質を大量に含んでいるミミズは犬は大好きです。
散歩中にミミズの死体があると全身をくっつけてすりすり、犬にとっては好きな香水みたいな物なのでしょうか?
様子を見ていると「はーたまらんわーええ匂いやわー」といいながら全身にこすり付けています。
野生時代の犬は腐った肉も好んで食べていました。
ミミズの死骸も腐った肉と同じような匂いがするのでしょう。
ミミズの匂いが一番好きな匂いっぽいですね。
また、犬は狩猟をして食べて生きていました。
その時に自分の臭いが獲物に感付かれてしまうと逃げられてしまいます。
そういった事を防ぐために自分の臭いを消すといった行動が本能に組み込まれていると言われています。
そのために他の生き物の臭いをつけるといった習性があるといわれています。
お部屋で用を足した後、早く片付けて欲しいのか吠えて知らせようとする場合。
自分のニオイを残しておくと相手に気づかれるのが狩の時は不利なのでその時の名残といわれています。
お父さんのくさい匂い
犬は基本的には他の動物が出す有機物や排泄物の臭いを好む傾向があります。
男性は女性より体臭いが強いので家族で犬を飼っている人でしたらお父さんの臭い匂いがたまらないのです。
特に一緒に家族で住んでいる時などに愛犬がお父さんの事を好きな場合。
あなたのお父さんが持っているプーンと出てくるオヤジ臭は犬には絶大な効果を発揮します。(笑)
オヤジ臭にもこういった長所?があるのですね。
お父さんに限らず家族全員の汗がたっぷり染み込んだ下着や靴下などが大好きな事が多いです。
中にはハゲたお父さんの頭をペロペロ舐めている犬もいたりします。(笑)
洗濯していない犬用ベッド
自分の匂いがあるとワンちゃんは落ち着くのでしょう。
洗濯した後も自分の匂いをつけようと必死で体をこすり付けたり、おしっこをして自分の匂いをつけようとします。
気に入ったものがあると必死に自分の匂いを付けようとしますよね。
自分の匂いが付いたタオルや、毛布などは落ち着くといった感じなのでしょう。
ゴミ箱のにおい
様々な臭いがしたり、たまに食べ物が入ってたりするごみ箱はワンちゃんにとってお宝探しみたいな物なのです。
愛犬が何かの拍子に、ゴミ箱を調べて食べ物の残りを見つけたときは大変。
犬の頭の中はゴミ箱に食べ物があったとインプットされます。
次回からゴミ箱を必死で漁る行為をするようになります。
またダックスフンドなどは昔、穴を掘って獲物の小動物を探していた習性がありました。
ゴミ箱を漁るという行為がその状況と似ているからといわれています。
石鹸やシャンプー
犬にとって大好きなあなたが普段から使っている石鹸やシャンプーはあなたに付いている匂いです。
犬にとっても、大好きな匂いになる可能性が高いのです。
ただ注意したいのは石鹸を口に含んだり食べてしまう犬がいることです。
石鹸を食べてしまうと、嘔吐や下痢など喉を詰らせたりする可能性があります。
消化できないために消化器官に負担をかけてしまいます。
石鹸は犬の手が届かないところにおく様にしてくださいね。
女の子のワンちゃん(オスの場合のみ)
男の子のワンちゃんは、女の子の犬の臭いが大好きです。
人間の男性も女性の匂いが大好きですから同じことなのでしょう。
昔オスの犬を飼っていた時。
どんなに吠えられていようがお構いなしにしつこくメス犬のお尻の匂いを嗅ぎにいっていた記憶があります。
しつこく匂いを嗅ごうとするので女の子のワンちゃんが引いてしまって嫌がっていました。
人間で言うようなふられている様な場面が多かった気がします。(笑)
犬にとって臭いを嗅ぐ、嗅がせるという行為は人間で言う話をかけていることや自己紹介をしている事だと思います。
でも気が無い女の子にしつこく声をかけても嫌がられて最終的には無視されますよね。
それと同じだと思うんですよ。
私自身が経験していますから実際分かるんですよ、経験者は語るっていう。
犬が好きな匂いの種類には昔から本能的に好きな匂いと後から好きになった臭いがあります。
まとめ
たんぱく質・家族・獲物・血・肉・有機物・など。
日常的な好きな臭いの種類と代表例
①あなたの匂い・汗など(あなたが使っている石鹸・シャンプー)
②犬が好きな人の匂い
③美味しそうな食べ物やドッグフードの匂い
④楽しい事を思い出す匂い
⑤他の犬のオシッコやウンチ
⑥メス犬の匂い(オス犬の場合)
⑦獲物だった動物の匂い
⑧ミミズの匂い
⑨家族や仲間の匂い(汗の付いた洗濯物など)
⑩ゴミ箱の匂い
最後に・・・
犬は臭い匂いが好きという訳ではなく犬が好きな臭いを私たちが臭いと感じているだけです。
逆に犬側は香水や芳香剤などの自然には無い科学で作られた匂いが苦手です。
しかし、シャンプーや石鹸などは後から好きになった臭いはあなたが関係していることが分かります。
石鹸やシャンプーの例みたいにあなたが関係している匂いは犬も匂っているうちにあなたを思い出して好きになっていく可能性が高いという事です。
こういった話を聞いたら愛犬の事がとても愛らしくなってきますよね。
あなたと愛犬がいつまでも幸せでありますように。