犬にレタスをあげるときの注意点や大丈夫な与え方を初めての人に伝えていきます。
「たまには犬にトッピングに野菜を足してあげたいけど・・・レタスってどうかな?」
「初めてレタスをあげるけど大丈夫かな?少し不安・・・」
といった悩みを持った人に対して伝えていこうと思います。
この記事を読んでいただければ安心してレタスを与えることが出来るようになります。
なぜレタスが野菜トッピング初心者にお勧めなのか?
それはレタスは安価で手に入りやすいそして他の果物や野菜より注意点が少ないといった特徴があるからです。
レタスをあげることで注意して欲しいことは1つだけ。
「犬がレタスを食べ過ぎないように注意する」これだけです。
なぜ与えすぎたらいけないのか?
という疑問とその他の注意点は常識の範囲内であることが殆(ほとんど)です。
一応、初心者向けに細かいところまで書いていますので、是非最後まで読んでいってくださいね。
目次をクリックしてもらえればその箇所まで飛ぶ事ができます。
目次
注意点(犬がレタスを食べる時に大丈夫な様に気をつけたい事)
まずは注意点のほうから先に伝えて行こうと思います。
冒頭で伝えたとおり、ごく一般的な普通のことが多いですが。
初心者さん向けに書いていますので、一応見落としが無いように目を通しておく事をお勧めします。
レタスを食べさせすぎない
犬は基本的に野菜を消化する器官が人間ほど発達していません。
犬が喜んで食べからといって、食べ過ぎると下痢や嘔吐などを引き起こしてしまう場合があります。
中にはレタスが好物の犬も意外と多いです。
しかし、常食させるとレタスばかりを食べてしまいドッグフードを食べなくなってしまう可能性がありす。
その結果栄養不足になる可能性があります。
参考として犬に与えるレタスの量は、小型犬で葉っぱ一枚ぐらいで調度良いぐらいです。
キシリトール
レタスにはほんの少しですが、キシリトールが入っています。
キシリトールは犬には有毒な成分という事は有名です。
しかし、犬に対して中毒を引き起こすレタスのキシリトールの量は、体重1kgあたりレタス2kgの量を食べた場合です。
相当なレタスの量を食べさせなければ大丈夫です。
ちなみにキシリトールを犬の致死量まで与えた場合、血糖値が低下して、死に至ることがあります。
シュウ酸(サニーレタス限定)
サニーレタスを与える場合はシュウ酸が含まれてていますので注意が必要です。
結石を注意を受けている犬や尿管結石に過去になった犬の場合、シュウ酸が結晶化していまい発病してしまう可能性があるからです。
シュウ酸カルシウムの量はお湯に茹でることでかなりの量を減らすことが出来ます。
不安な方は茹でると良いでしょう。
気になる場合は担当の獣医さんに聞いてみてもよいでしょう。
レタスの芯
レタスの芯は硬いので、犬の身体では完全に消化しきれない場合があります。
さらに、芯は根っこの部分になりますので地中で農薬を吸い込んでいる可能性があります。
芯が好きな犬もいますが、体の小さい小型犬などは出来るだけあげないほうが犬の身体に優しいといえるでしょう。
レタスに調味料やドレッシングをかけない。
野菜用のドレッシングには大量の油分や玉ねぎなどの犬には危険な成分が入っています。
絶対に振りかけないようにしましょう。
自然のレタスの味で犬は十分においしさを感じる事が出来ます。
身体に合わない犬もいる
レタスには特にアレルギーが無いと冒頭でお伝えしました。
ですが、犬には個体差がありますので中にはレタスが身体に合わない犬もいるかもしれません。
そういった場合アレルギーと似た様な症状が出る場合があります。
症状として下記のような症状が現れた場合あげるのは中止してください。
下痢や嘔吐
皮膚を痒がる
目が充血する
元気がなくなる
上記のような症状が出る場合は、与えるのをやめて一旦様子を見て回復するのを待つ必要があります。
一向に回復しなかったり、酷くなってきた場合などは獣医さんに相談するようにしましょう。
対処方法として
レタスを最初は少しの量を与えていき、徐々に量を増やしていくといった方法がお勧めです。
犬にレタスをあげることについて
レタスは水分が多く夏場に水分補給をさせたり、シャキシャキとした歯ごたえで好きな犬も多いでしょう。
ドッグフードにトッピングしたり、おやつにしてあげるのにもお勧めな野菜です。
レタスの栄養素
水分ばかりで栄養素が無いと思われがちなレタスですが、ビタミンCや食物繊維、カリウム類などが豊富です。
ビタミンC・ビタミンE
抗酸化作用があり、老化防止やガン細胞の抑制をする働きがあります。
さらにウイルスや細菌に対する抵抗力をあげることで病気を防ぎます。
またコラーゲンを作るのに必要な栄養素でもあり、皮膚の健康を守ります。
ベータカロテン
体内でビタミンAに変換されて、ビタミンC・ビタミンEと一緒に毛艶を健康に保ったり、老化防止、抗酸化作用の働きをします。
食物繊維
腸内の環境を整えつつ適度に刺激を与えて、便秘を予防する働きがあります。
カリウム
体内の不要な塩分や、老廃物などを尿として対外に出すデトックス効果があります。
カルシウム
骨や歯を形成したり強くする働きがあります。
ラクチュコピコリン
レタスを切ったときに出る、白色の液体に含まれてます。
リラックス効果があり、興奮を抑えて落ち着かせる効果があります。
さらに自律神経を整えて、安眠させる効果があります。
安全で大丈夫なレタスの与え方
与え方として生のままあげる方法とお湯で茹でる方法があります。
どちらとも消化不良を起こさせない為に、食べやすいように小さく切ってあげる事をお勧めします。
レタスを生で与える場合
熱などをさらさないため、ビタミンCなどの栄養分を、そのまま摂取できるのでお勧めです。
生の場合は消化されにくいので、特に硬い部分などは細かく切ってあげる必要があります。
レタスを茹でる場合
加熱するとビタミン類が無くなってしまいますが、加熱時間はそこまでかけずにカルシウムが吸収しやすくなります。
レタスの茹で方
①お湯を沸騰させて、塩を小さじ一杯入れます。
②レタスを投入してさっと取り出します。
③ザルに取り出して冷やします。
これで出来上がりです。
柔らかくなるので、老犬やまだ身体が小さい子犬にはお勧めです。
鰹節(かつおぶし)を一緒に茹でてあげると、さらに食欲が増します。
食欲が無い時にも茹で汁と一緒にフードにかけてあげることもお勧めです。
フライパンで炒める場合
レタスの炒め方
①フライパンにオリーブオイルかゴマ油を引き強火で炒めるだけでOKです。
少しの時間を強火でフライパンで炒めてあげることで、柔らかくておいしそうな匂いを出す事ができます。
オリーブオイルを使って炒めると、香ばしさも増すのでお勧めですよ。
レタスを与える量として
どれくらい与えてよいのか計算しましたので、参考にしていただければと思います。
3kgの犬に対して15~20g
5kgの犬に対して30~38g
10kgの犬に対して50~60g
あくまで参考程度です。
犬には個体差がありますので調整してあげてくださいね。
レタスの保存方法
レタスは一人暮らしの方でしたら、余りがちになる可能性があります。
保存方法を伝えて行こうと思います。
レタスの予備知識として
レタスは、水分が多く痛みやすい野菜です。
保存できても出来れば早めに食べてることをお勧めします。
キャベツと違って、最初から包丁で切るといった方法ではなく外側の葉っぱから剥いで行きます。
保存する時は丸々した状態を保つ必要があります。
レタスを保存する方法
レタスの保存方法として、芯を取って保存する方法と芯を取らないで爪楊枝を刺す保存方法があります。
爪楊枝を利用する方法(裏技)
(大体一週間ほど保存可能です)
①レタスを裏にして、爪楊枝を芯の部分に3箇所刺します。
②そのまま透明なスーパーの袋や保存袋にいれます。
③冷蔵庫に入れて終わりです。
(分かりやすいように動画を貼り付けておきます。)
https://www.youtube.com/watch?v=RnB8jOd0X7o
昔からあるレタスの保存方法。
①芯をくりぬきます。
(芯をくりぬいた後に芯の切り込んだ部分から空気に触れると酸化していきます)
②芯のあった部分に濡らしたキッチンペーパーを詰めます。
(芯の部分にペーパーを詰めることで酸化を出来るだけ防ぐことが出来ます)
③キッチンペーパーでレタスを丸ごと包んで、ジップロックに入れて空気を抜いてしっかり口を閉じます。
④最後に冷蔵庫に立てた状態で保存します。
(分かりやすいように一応動画を貼り付けておきます)
https://www.youtube.com/watch?v=Dj9d1s2soJM
レタスのメリット
レタスをあげる際のメリットを伝えていきます。
ダイエットに良い。
カロリーが100gあたり12kcalと低いのでドッグフードにかさ増ししてあげる事でカロリーを抑える事が出来ます。
腸や腎臓の循環をよくする。
カリウムや食物繊維の効果で、腎臓や胃腸の循環を良好にします。
皮膚を健康にする。
ビタミン類のおかげで皮膚の抵抗力を上げることができます。
水分補給や身体の冷却
水分が95%と豊富なので夏バテなどの防止に。
普段からドライフードばかり与えている犬には、トッピングして有効に水分を取らせてあげることが出来ます。
老化やガン予防。
抗酸化作用が働きガン細胞を体内に出来るのを防ぎます。
自律神経を整え、落ち着かせて安眠させる効果。
ラクチェピコリンの栄養効果で精神を安心させることが出来ます。
最後に
レタスは野菜の中で愛犬に一番手軽に与えることが出来るので、普段料理をしない人にもお勧めな野菜です。
でも、無理して常食させる必要はありませんよ。
ドッグフードだけでは物足りなさそうだったり、冷蔵庫に余っているレタスを有効活用するといった感じで良いでしょう。
万が一愛犬がレタスを食べなかったとしても、あなたが食べればよいのです。
特にレタスは女性にも美容効果と老化防止の効果があるので、お勧めできます。
普段から野菜を食べる習慣を身に付けておけば、お肌の調子も良くなることでしょう。
レタスをあげることが出来るようになれば、野菜についての知識や犬の好みも理解できるようになるでしょう。
少しずつ他の野菜にもステップアップする事が出来るようになります。
ここで紹介したレタスが、愛犬とあなたの食べ物の可能性を広げてもらえる良いきっかけになればと思います。