犬に納豆を食べさせる時の注意点や与え方などを初心者さん向けに説明して行きます。
「愛犬がなんだか最近ドッグフードの食いつきが悪い」
「または食欲が無いときがある」
「手軽にフードに混ぜることで、安くて栄養価が高くてタンパク質が取れる食べ物は無いのかなぁ?」
「犬に納豆ってどうなの?与えて良いの?」
と思っていたり悩んだりしているあなた。
納豆はすごくお勧めですよ。
もちろん納豆は犬に食べさせても大丈夫な食べ物です。
食べさせ方は簡単。
生の状態で調味料を加えずに食べさせるだけです。
そして短所は1つだけ。
簡単に予想できると思いますがそれは、食べさせた後のニオイとネバネバです。
特に顔の毛が長い犬は、顔回りの毛に付いたりする可能性があります。
納豆を食べた後は口周りを拭く必要があるかもしれません。
「納豆ってやっぱり臭いんだ、犬の口や舌がベトベトするんならやめとこうかなぁ」
「結局それって面倒臭いんじゃないの?帰ろう」
と思ったあなた。ちょっと待ってください。
納豆はネバネバやにおいを補ってもあり余りあるぐらい様々な長所があるんです。
ニオイやネバネバは納豆のご愛嬌だと思って少し我慢してください。
更に、納豆を与えたら食欲が回復したり、匂いや粘り気が無い納豆を使ったら意外と臭くなかったという可能性も考えられます。
その他に細かいメリットや注意点・初心者さん向きに気を付ける事を詳しく書いています。
是非、最後まで読んでいってくださいね。
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目次
犬が納豆を与える時の注意点。
はじめに納豆をあげる際の注意点をとして、大豆アレルギーや食べ過ぎに注意することです。
他の注意点は誰もが思いつきそうなことばかりです。
しかし、肝心な事なので見逃さずにチェックしていってくださいね。
納豆のアレルギー
アレルギーかどうか分からない場合。
最初に少量だけ食べさせて様子を見て大丈夫だったら、量を少しずつ増やして行くといった方法があります。
大豆アレルギーを持った犬が中にはいますので、以下の症状が出たらあげるのを中止してください。
嘔吐や下痢
皮膚を痒がる
目の充血
元気が無いなど
上記のような症状が出た場合は、納豆をいったん食べさせるのを中止してください。
回復するのを待つか、一向に回復しない場合や酷くなった場合は獣医さんに相談しましょう。
納豆を与えすぎない。
納豆はあくまでトッピングやおやつとしてあげるようにして下さい。
犬にはタンパク質が必要と説明しましたが、納豆に含まれるタンパク質は植物性のタンパク質です。
常食させるのはドッグフードで十分で、更に言うなら動物性タンパク質がメインのドッグフードが理想的です。
納豆は野菜や果物よりは消化が良いとされています。
しかし、犬は基本的に肉食に近い動物ですので肉以外の消化は得意ではありません。
また犬が好んで食べるからといって量を決めずにあげていると肥満になってしまいます。
納豆はカロリーが意外と高いということを覚えておいてください。
(納豆1パック45gに対して90キロカロリー)
犬に納豆を与える時にタレは混ぜない。
一緒に入っている、タレや調味料など混ぜたりすると塩分過多になってしまいます。
また、濃い味になれてしまうとドッグフードの薄い味付けに物足りなくなって食べなくなる可能性があります。
納豆だけの美味しさで犬は十分に味を感じることが出来ます。
納豆に味付けは不要です。
納豆を与える場合は賞味期限を守る
納豆は発酵して腐っているから賞味期限が切れていても大丈夫ということはありえません。
きちんと期限を守った上で与えるようにしてください。
カリウムについて
納豆には多めのカリウムを含んでいます。
腎臓病などの内臓に病気を抱えている犬はカリウムを上手く処理できずに身体の中に溜まってしまう恐れがあります。
食べさせないといった判断も必要です。
担当の獣医さんに相談しても良いでしょう。
犬に納豆を与える事について
注意点、結構多くない?と思ったあなた。
もちろんメリットのほうが注意点より多いので安心してください。
また、犬は発酵食品を好む嗜好性があるため、納豆が好きな犬は多いです。
普段とは違う美味しいものを食べれることによって愛犬のストレスも減ります。
納豆は人間の健康に良いといわれていますが、同様に犬の健康に様々な良い影響があります。
犬に納豆がお勧めの理由
私が納豆をお勧めする理由として、③つの理由があります。
分かりやすく言えばお手軽で栄養が取れるということです。
①調理する必要がなくそのままフードに混ぜるだけ。
②スーパーやコンビ二などで簡単に安く手に入る。
③栄養素が豊富で健康に良い。
納豆を与える方法や量
初めに伝えたとうり納豆は生で食べさせる事が基本になります。
また犬は食べ物を食べる時に、人間みたいに噛むといった行為をあまりしません。
野菜などはしっかり切る必要がありますが、納豆の場合は消化が良いので切る必要はありません。
しかし納豆の粒が大きくて消化が気になる場合は、ひきわり納豆などの粒の小さな納豆を選ぶと良いでしょう。
また犬用の納豆も市販されているのでそちらをあげるのもお勧めです。
納豆を与える量として大体、納豆1パックあたり大体45g入っています。
下記ぐらいの量で調度良いでしょう。
体重3kgの犬に対して5gぐらい
体重5kgの犬に対して7gぐらい
体重10kgの犬に対して15gぐらい
体重15kgの犬に対して22gぐらい
犬により個体差があるので上記の量を参考にして食べさせてください。
納豆の栄養素
ビタミンやミネラル・食物繊維などが豊富で納豆独自の栄養素である納豆キナーゼも注目されています。
また植物性のタンパク質があります。
ビタミン類は体調が悪い時に、不足してしまうことがあるので特に病気や老犬の時に積極的に取り入れたい栄養素といえるでしょう。
納豆キナーゼ
血管を詰まらせる原因の血栓を溶かす働きがあり、動脈硬化を防いだり、血管や血圧の調整をして健康に保つ働きがあります。
もちろん人間だけではなく犬にも効果があります。
ビタミンC
体内の酸化を防いで、老化防止やガン細胞を増えるのを防ぐ役割をします。
またコラーゲンを作る役割がありますので皮膚を健康に保つために必要で、ウイルスや細菌に対する抵抗力をつける役割があります。
ビタミンK
カルシウムをくっつけて骨を丈夫にしたり、血を固まりやすくして出血を止めたりする働きがあります。
食物繊維
犬の腸内環境を整え刺激を与えてながら活発に動かすことで便秘予防の効果を発揮します。
植物性タンパク質
身体や筋肉を作る時に必要になり犬に最も必要な栄養素の1つです。
あくまで植物性のタンパク質なので肉などの動物性タンパク質に比べると吸収率は落ちてしまいます。
大豆サポニン
ビタミンCと同じで、抗酸化作用が働いて老化防止・ガン予防に効果をはっきします。
納豆の保存方法
冷蔵庫でも保存可能ですが、しばらく保管する場合は冷凍庫に保管することで劣化を防ぐことができます。
この場合あくまで保存する場合ですから、賞味期限は守るようにしてください。
また、封を開けた場合は鮮度が新鮮なうちに早めに食べさせてください。
納豆の製造動画↓
どういった風に作られているか、動画で工場を見ることが出来ます。
犬が納豆を与えることについてまとめ
見やすいようにまとめて置きます。
メリット
栄養素が豊富。
便秘予防。
タンパク質が摂取できる。(植物性)
納豆キナーゼで高血圧予防。
注意点
食べさせ過ぎない。
調味料を混ぜない。
アレルギーに気をつける。
賞味期限を守る。
カリウムに気をつける。
最後に
実際、私はシーズーを飼っていますが納豆をあげていません。
「自分の犬にもあげてないくせに他人に勧めるなよ」
といった声が聞こえてきそうですがそれとこれとは別の問題です。
シーズーは顔の毛が長いので食べたらネバネバがくっ付いて凄いことになるからです。(笑)
納豆をあげる必要も無く、フードをきちんと美味しそうに食べるし何より私が納豆はとても苦手です。
あと注意して欲しいのが、顔を舐めてくる癖がある犬の場合はとても臭いと思います。
ですので食べた後はきちんと口を拭いてあげたほうが良いかもしれません。
納豆はあなたも食べることが出来れば、愛犬と一緒に食べることで一緒に健康な体を作ることが出来ます。
手軽でお勧めなトッピング食材なので是非チャレンジしてみてくださいね。
追記
納豆はやっぱりやめようと思った方へ、下記にリンクを張っているので是非見ていってくださいね。