犬に食べさせてることが出来て、健康にもいい野菜を知りたい人に伝えて行きます。
「本当にドッグフードだけで大丈夫なのかな?」
「健康のことを考えたら他に何か食べさせた方が良いのではないか?」
「肉とか高いし買えないし贅沢、でもたまには愛犬に美味しい物を食べさせてあげたい?」
「帰りに寄るスーパーでたまに安売りしている野菜からあげてみようかな?」
と思っている人に対してに食べられる野菜を伝えていこうと思います。
犬はとりあえずドッグフードと水だけで生きられます。
しかしその考えはもう古くなってきており、はっきり言って時代遅れ。
といっても過言ではないでしょう。
ドッグフードだけで大丈夫という考えはなぜ時代遅れなのか?
それは時代が進んで行き、今や愛犬はペットではなく家族の一員です。
そして少しずつ犬の寿命も延びていきました。
愛犬家は犬の健康を深く考えるようになりました。
手作り食で野菜も一緒に食べさせるといったことを習慣させていった結果。
野菜が犬に健康をもたらす食材だということにほとんどの愛犬家は知っています。
犬の食事にも健康に良い野菜を取り入れていく。
という事が今後、普通になっていくことでしょう。
中には犬は野菜類を消化する消化器官(胃袋や腸)などが強くないという意見があります。
しかし、与える量をきちんと守れば野菜は愛犬の健康にしっかり貢献してくれる食べ物です。
野菜は適度に与えれば犬のガン抑制や老化防止・胃腸の調子を整えたりすることも出来ます。
老廃物を外に出すデトックス効果だけではなく、薬膳としても有効です。
実際に健康のことを考えている人ほど手作り食と一緒に野菜も摂取させていることがほとんどです。
しかし手作り食はハードルが高いし、時間がかかる。
ですのでドッグフードにトッピングしても丁度良い野菜をおすすめします。
この記事を見ることであなたは愛犬にあげる野菜が分かるようになります。
そして今以上に愛犬と健康的な食生活を送る事が出来るでしょう。
ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
(目次のところをクリックしていただければ飛ぶことが出来ます)
目次
犬に食べてもいい野菜について
犬が食べても良い野菜にも沢山の種類があり大まかに分類すると下記の4種類になります。
果菜類(かさいるい)
葉茎菜類(ようけいさいるい)
根菜類(こんさいるい)
その他の4種類です。
それぞれに特徴がありますので見て行きましょう。
果菜類(かさいるい)犬に食べさせてもいい野菜
果菜類(かさいるい)とは果実や種などの実の部分を食べる野菜のことです。
とうもろこし・トマト・ピーマンなど色とりどりな野菜が多いといった特徴があります。
きゅうり
96%が水分のため、夏のおやつにぴったりです。
カロリーも低くてダイエットにも。
水分補給を目的とした与え方なら○
きゅうりを食べさせる量
体重5kgの犬に対して15~20gぐらい。
トマト
ビタミンCが豊富に含まれています。
トマトに含まれているリコピンは老化防止やガン予防に効果があります。
トマチンという毒性がある成分がヘタ・葉っぱ・未完熟のトマトに含まれますのでこの3点を取り除いてあげてください。
夏の水分補給に適していますが、食べさせ過ぎないようにしましょう。
トマトを食べさせる量
体重5kgの小型犬で20~25g
(ミニトマトは1個)
とうもろこし
生であげるのは消化されないでそのままウンチに出てくる可能性があります。
茹でたものでしたら潰してペースト状にしてあげてください。
たんぱく質とビタミンB類が豊富で、好きな犬も多いです。
とうもろこしを食べさせる量
体重5kgの犬に対して15から20gぐらい
かぼちゃ
ビタミンC・ビタミンE・βカロチンといった栄養素を含みます。
栄養素とエネルギーが豊富です。
食物繊維とカロリーが多いため与えすぎに注意してください。
かぼちゃを食べさせる量
体重5kgの犬に対して15~20gぐらい。
ピーマン
ビタミンCはトマトの4倍で魅力的ですが皮の細胞が硬いので、食べすぎは下痢の原因になります。
また独特な苦味があるため苦手な犬もいるようですので、食べる時に様子を見てあげてみてください。
ピーマンを食べさせる量
体重5kgの犬に対して15~20gぐらい。
パプリカ
ごく少量ですが関節炎の症状を悪化させてしまう可能性があるアルカノイドに注意が必要です。
関節炎を患っている愛犬にはやめといたほうが良いかもしれません。
またヘタと種も消化しにくいので取り除いてください。
コレステロールを低下させる効果や体の血行をよくしてあげる効果があります。
生で食べさせても果肉が厚く消化しにくいです。
湯で過熱したり、細かく切ったり、潰したりして大きさと容量もきちんと調整してあげてください。
パプリカ食べさせる量
体重5kgの犬に対して15~20gぐらい。
さやえんどう
ビタミンCが豊富で肝臓をサポートする働きがあります。
筋を取って、ささっと茹でたものをそのままおやつとして与えても良いでしょう。
さやえんどうを食べさせる量
体重4から5kgの犬に対して筋を取り除いて1本~2本で大体20gぐらいです。
グリンピース
タンパク質・ビタミンBなどの栄養が豊富です。
粒のままあげると消化せずにウンチにになって出てくるので、茹でて皮を取り除くか潰してあげると良いでしょう。
グリンピースを食べさせる量
体重5kgの犬で5粒大体20gぐらいです。
葉茎菜類(ようけいさいるい)犬に食べさせてもいい野菜。
葉茎菜類(ようけいさいるい)とは、葉や茎の部分を食べれる野菜のことです。
キャベツやレタス、白菜、小松菜や白菜・ほうれん草。
もやし・アスパラガスといった野菜です。
キャベツ
柔らかい春キャベツでしたら、生のままで与えても大丈夫です。
カロリーも控えめでダイエットにもお勧めです。
与えすぎるとガスや軟便や吐き戻す場合があります。
キャベツを食べさせる量
体重5kgの犬に対して15~20gぐらい。
調理法も簡単で初めてのトッピングデビューにもお勧めです。
レタス
レタスは水分が95%と水分補給におすすめです。
栄養素もビタミンCやビタミンB、βカロチン・ナトリウム類など色々な栄養があります。
食物繊維が豊富なので便秘がちな犬に対しても効果的です。
加熱しても良いですが、有効な成分であるクロロフィルムの成分が少なくなります。
生で食べさせるのが有効です。
しかし、消化が気になるようでしたら炒めてあげると良いでしょう。
食べさせすぎに注意してください。
レタスを食べさせる量
5kgの犬に対して15g~20gぐらい。
小松菜
カルシウムを多く含みますが、そのまま生で与えていても吸収率は飛躍的には良くありません。
炒めてあげたり、ほんの少しの肉に一緒に茹でたりしてあげると更に良いでしょう。
小松菜を食べさせる量
5kgの小型犬に対して葉の部分を15g~20g
ほうれん草
シュウカルシウム酸が含まれているため尿結石の高い犬には与えないといった判断をされても良いでしょう。
それ以外の犬には茹でて洗ったものでしたら与えて良いでしょう。
ほうれん草を食べさせる量
体重5kgの犬に対して15g~20gぐらい。
白菜
ビタミン・ミネラル類が豊富でガン予防や水分補給フードにかさましすることでダイエットにも効果的です。
加熱したり、栄養成分が逃げないように茹で汁も一緒に与えると良いでしょう。
白菜を食べさせる量
5kgの小型犬に対して15g~20gぐらい
もやし
ビタミンCやカリウム・アミノ酸・食物繊維が豊富でこれらの栄養素は老化防止や疲労回復に効果があります。
茹でたもやしをフードにトッピングしてあげても良いでしょう。
また痛みやすいので、鮮度に気をつけてください。
もやしを食べさせる量
5gkの小型犬に対して15g~20gぐらい
セロリ
βカロチンやミネラルなどを含みます。
生で与えても大丈夫ですが茎の部分は硬いので、外側の筋を取り除いてから与えてあげましょう。
もちろん加熱しても大丈夫です。
セロリを食べさせる量
5Kgの小型に対して茎は1cm×5cm・葉は2枚
ブロッコリー
ビタミン類が豊富にあるため、犬にとって好ましい野菜です。
ですが、ウンチの量を増やす食物繊維も豊富ですので与えすぎに注意してください。
ブロッコリーを食べさせる量
5kgの犬に対して房の部分を10gぐらい。
根菜類(こんさいるい)犬に食べさせていい野菜。
茎根や球根などの根の部分を食べれる野菜のことです。
大根や人参などがあります。
人参
人参は細胞が硬いといった特徴があるので与える量に特に注意してください。
すりおろしたものを油と一緒に与えたり、炒めるとβーカロチンを吸収しやすくなりおすすめです。
人参を食べさせる量
体重4~5kgの犬に対して15g~20g
大根
ダイコンにはゴイドロゲンという、甲状腺に負担をかける成分が入っています。
甲状腺に疾患を抱えている犬には食べさせないほうが良いでしょう。
大根に含まれる食物繊維はおなかに優しいので皮を剥けば生でも良いでしょう。
しかし、消化不良などが気になる場合加熱してあげるのがおすすめです。
大根を食べさせる量
5kgの犬で20gぐらい。
大根についてもっと詳しくリンクをはっておきます。↓
さつまいも
甘いので犬の好物です。
しかしカロリーが高いので犬が喜ぶからといって与えすぎはやめてくださいね。
食物繊維が排便をほどこして、糖質がエネルギーの源になります。
ビタミンCも多くあるため、少量でしたらおやつに適した食材といえるでしょう。
さつまいもを食べさせる量
5kgの小型犬に対して10gぐらい
ジャガイモ
芽の部分にはメラニンがあるので、しっかり取り除いてください。
水洗いした物を茹でておやつにしてあげても良いでしょう。
ビタミンCとたんぱく質が取れます。
ジャガイモを食べさせる量
与える量として5kgの犬に対して25gぐらい
里いも
少量なら問題ありません。
えぐみの成分が多く入っているので、酢を入れた湯で茹でるなどきちんと下ごしらえをした物を与えるようにしましょう。
里芋を食べさせる量
小型犬5kgに対して3~5gぐらい
ごぼう
ごぼうには「イヌリン」という食物繊維が入っていて腸内環境を整える役割をします。
消化しにくいのでごぼうを与える場合は、加熱して食べやすいサイズにしてあげましょう。
フードプロセッサーなどで細かく刻んであげたりすり潰したりしてできるだけ細かくしてあげましょう。
ごぼうを食べさせる量
5kgの小型犬に対して15~20g
れんこん
主成分は炭水化物になりますので加熱して茹でたものを少量与えても大丈夫です。
食物繊維が多いので食べ過ぎは下痢や栄養吸収阻害になりますので量を守ってください。
れんこんを食べさせる量
小型犬5kgに対して10~15g
アスパラガス
細胞の酸化を防ぐ成分の酵素であるグルタチオンを多く含む野菜です。
はかまの部分を取り除いて茹でた物を与えてください。
しかし、缶づめや瓶につめた加工品は人間用に塩分を入れてあることが多いので与えないでください。
アスパラガスを食べさせる量
体重4~5kgの犬に対して20g~25gぐらい
その他(そのほか)犬に食べさせてもいい野菜。
果菜類や葉茎菜類・根菜類に分類されていない野菜になります。
パセリ
ビタミンC・ビタミンBやカルシウム・βカロチンが多くて特に鉄分がほうれん草の4倍あります。
実はパセリは栄養が沢山あり老化やガン予防・疲労回復などの効果があるのでおすすめです。
熱で茹でても大丈夫ですが、生のほうが栄養素を沢山取る事が出来ます。
与えすぎるとおなかを壊す場合があるのでほどほどにしてあげてくださいね。
パセリを食べさせる量
体重5kgの犬に対して15~20gぐらい
犬に食べさせてはいけない野菜
以下の野菜は中毒になる可能性があるので絶対やめてください。
玉ねぎなどのねぎ類
有機チオ硫酸化合物という犬にとってな成分が含まれています。
赤血球を破壊して、貧血を引き起こす成分が含まれて居ます。
ひどいと血尿などの症状や、最悪死に至ることもありますので絶対与えないでください。
にら
玉ねぎと同じで赤血球を破壊して、下手すると命を落とすことになりかねません。
嘔吐・下痢を引き起こす成分が含まれます。
ニンニク類
たまねぎと同じ成分の中毒症状を引き起こす成分が入っています。
たまねぎよりは中毒成分は少ないですが食べさせるのはやめておきましょう。
まとめ
果菜類(かさいるい)
きゅうり・トマト・ピーマン・パプリカ・かぼちゃ・とうもろこし・さやえんどう・グリーンピース
葉茎菜類(ようけいさいるい)
キャベツ・レタス・白菜・小松菜・ほうれん草・もやし・ブロッコリー
根菜類(こんさいるい)
人参(にんじん)・大根・ごぼう・れんこん・さつまいも・じゃがいも・里芋・アスパラガス
その他(そのほか)
パセリ
食べさせたらダメな野菜
ねぎ類やニラ・にんにく類など
最後に・・・
しつこいようですが、野菜はあげる量をきちんと守ってあげてくださいね。
また、犬の個体差によって好き嫌いがある野菜もあります。
食べるのを嫌がったら、無理して食べさせなくても良いでしょう。
もし、万が一何か愛犬の身体に不具合が起きたときは特定しやすいようにあたえる時は一種類の物を少しずつ与えていきましょう。
また、人間用に味付けがされている物は塩分や糖分が多くなってしまいますのでやめてくださいね。
同じ野菜を愛犬と一緒に食べることで、美味しさが共感できて食事による充実感と幸せが生まれます。
野菜は美容にも良いのであなた自身も食べることで、体の中から健康になれるでしよう。
愛犬も野菜独特の味や歯ごたえ・風味などを感じることが出来てマンネリ解消になるでしょう。
「愛犬の健康のために野菜をあげる」といった思いや行動を起こす小さな挑戦はとても素晴らしいことです。
是非チャレンジして食事の色々な可能性を引き出してみてくださいね。