犬に食べさせても大丈夫な果物を紹介していきますので、是非参考にしていただければと思います。
「果物でたまには贅沢させてあげたい」
「愛犬が頑張ったからご褒美をあげようかな?」
「ふとした時に犬に果物ってどうなんだろう?」
と思ったことがある人などに伝えていこうと思います。
果実は量と与え方をきちんとできれば犬の健康にも効果を発揮します。
しかし、私たちが食べても平気だとしても犬にとっては危険だったりします。
「この果物は食べさせても大丈夫」と分かっている場合でも果物の与え方にちょっとした工夫や知識が必要だったりします。
(もっと詳しく知りたい人は果物別に書いた記事リンクを張っています)
ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
犬にあげる果物で大丈夫な種類と与え方
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フルーツ類はビタミンCと食物繊維が豊富です。
ビタミンCは体内の老化防止や皮膚を作るのに必要で食物繊維は便秘や腸内環境を整える働きがあります。
果実に対して犬は消化することが得意ではないため、きちんとあげる量を守らないと消化不良などをおこして下痢になることがあります。
また、種などは消化しにくいのでは取り除いてあげましょう。
もしあげるか迷った場合は無理にある必要はありません。
身近な犬にあげても大丈夫な果物
スーパーやコンビニ・スーパーに良く置いてある定番のフルーツです。
ここら辺が手に入りやすく、値段も落ち着いているので与えやすいので、お勧めといった特徴があります。
バナナ
中毒を引き起こす成分が入っていなく、栄養価も高いのでおすすめです。
カロリーが高めなので与えすぎには注意しましょう。
与える量として体重5㎏の犬で20~25gぐらい
りんご
林檎に含まれる食物繊維は、腸内の活動のバランスを整えるのに役立ちます。
好きな犬は多いですが、与えすぎないことと芯や種・皮は食べると嘔吐や下痢の原因になることがありますので取り除いてください。
与える量として体重5㎏の犬で20~30gぐらいです。
イチゴ
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ビタミンCが多く含まれており、甘いので好む犬を多いです。
与えすぎは下痢になるので注意が必要です。
食べさせる時はヘタを取って、十分に水洗いをしてあげてください。
イチゴにはキシリトールが含まれていますが、成分自体はかなり少ないため、大量に食べさせなければ大丈夫です。
与える量として体重5㎏の犬で1粒ぐらい
梨(なし)
生のなしであれば水分補給のおやつとして与えても大丈夫です。
人間用に味付けされた製品や缶詰めなどは糖分が多いので与えないでください。
与える量として体重5㎏の犬で20~30gぐらい。
みかん
皮と薄皮をむけば与えても問題はありません。
しかし薄皮ごとたくさん与えるとみかんに含まれる食物繊維や腸の動きを刺激するため、下痢や軟便の原因になります。
与える量として体重5㎏の犬で1~2房です。
キウイ
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いちごより更に多くのビタミンCを取る事ができます。
しかし食物繊維が多いため、あげすぎると軟便になることがあります。
皮を取ってスライスしたものを与えてください。
種も他の果物と違って小さいので、取る必要はありません。
与える量として体重5㎏の犬で5mm(ミリ)にスライスしたもの1枚。
少し手がかかる犬にあげても大丈夫な果物。
季節によって手に入りにくかったり値段が変わったり、高価だったりする果物です。
また与える時は少し気をつける必要があります。
マンゴー
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水分が多いので夏にあげるのがお勧めです。
マンゴーの種は消化されずに胃の中に止まってしまう危険があるため種はしっかり取り除いてください。
与える量として体重5㎏の犬で20gぐらい。
スイカ
甘くて犬が好きな果物です。
からだを冷やして、利尿効果が期待できるので夏にはとてもいい果物です。
しかし、種は消化できないので必ず取り除いてあげてください。
与える量として体重5㎏の犬で25~30gぐらい。
スイカについて詳しく知りたい方は下記にリンクがございますので是非見て行ってくださいね。
桃
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果肉は水分補給になるので少量でしたら、大丈夫です。
ただし、種にシアン化合物が含まれているので、種を取り除いてください。
与える量として体重5㎏の犬で20gぐらい。
パイナップル
ビタミンB2やクエン酸が入っています。
食物繊維も多いので与える量に注意してください。
与える量として体重5㎏の犬で15g~20gぐらいで卯S。
メロン
大好きな犬が多く栄養分よりもご褒美であげるといった果物でも特に嗜好性が高いといった特徴があります。
ビタミンCと水分補給が出来ます。
意外と食物繊維が多いため食べすぎは下痢の原因になります。
与える量として体重5㎏の犬で30gぐらいです。
メロンについて詳しく知りたい方は下記に記事リンクを張っておきますので是非見ていただければと思います。
グレープフルーツ
ビタミンを沢山含んでいます。
みかんと同じで皮と種を一緒に食べると消化不良を起こしてしまう可能性があります。
皮と種をきちんと取り除いてあげてください。
また犬により好き嫌いがあります。
与える量として体重5㎏の犬で20gぐらい。
柿
βカロチンとビタミンCを大量に含んでいます。
しかし食物繊維も多いので量に気をつけましょう。
あげるときは皮を剥いて、大きい種は取り除いてください。
熟していない柿などは与えないでください。
与える量として体重5㎏の犬で20gぐらい。
さくらんぼ
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果肉は少々与えても大丈夫です。
桃と同じく種にはシアン化合物という毒素を含むので、誤食すると嘔吐や下痢の原因になります。
ヘタも取り除いてください。
私の個人的な判断として、初心者は与えないほうが無難かもしれません。
オレンジ
水分補給にお勧めです。
みかんと同じで房の皮まで剥いて実だけを与えましょう。
与える量として体重5㎏の犬で15g程度です。
ライチ
ビタミンCと葉酸が含まれています。
消化不良を起こす可能性があるので注意が必要です。
皮と種を完全に取り除いてください。
与える量として体重5㎏の犬で15gあたりです。
アセロラ
ビタミンCとベータカロチンが豊富です。
与える時はヘタを取り除いてください。
与える量として体重5㎏の犬で1粒ぐらい。
栗
デンプンとビタミン類が豊富です。
加熱してあげて、皮を取り除いてあげてください。
カロリーが高いので与えるぎると肥満になるので気をつけてください。
与える量として体重5㎏の犬で1個ぐらいです。
柑橘類(でこぽんなど)
基本的に皮と種を取って果実だけを与える場合は問題ありません。
ですが、柑橘系の味を好まない犬も多いです。
与える量として体重5㎏の犬で1房(20g)ぐらい。
ベリー系
ブラックベリー
ビタミンやポリフェノールを多く含んでいます。
食物繊維が多いのであげすぎると下痢を引き起こしてしまいます。
与える量として体重5㎏の犬で1粒あたりです。
グランベリー
ポリフェノールの一種であるフラボノイド・プロアントシアニジンとビタミンCが多く含まれています。
ヘタと種を取り除いてあげてください。
与える量として体重5㎏の犬で1~2粒ぐらいです。
ラズベリー
ビタミンC・ビタミンEや鉄分・カリウム・マグネシウムなどの成分が含まれています。
加工された缶詰やジャムは糖分過多になるのであげないでください。
また生のラズベリーは日持ちが悪いので、2、3日保存する場合は冷凍しておくと良いでしょう。
犬にあげてはいけない果物
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犬にあげてはいけない果物として代表的なのが葡萄(ぶどう)類を中心とした物です。
更にアボガドなどイチジクやざくろなども食べさせないほうが良いとされています。
ぶどうやマスカット
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ぶどうやマスカットを食べて中毒や賢不全を起こしたという報告があります。
干しブドウも同じぐらい危険です。
万一のことを考えて絶対に与えないようにしましょう。
レーズン
ぶどうと同じで、毒性を持っており最悪の場合、亡くなってしまいますので絶対与えないでください。
プルーン
種にアミグダリンという成分がはいっており青酸中毒になる可能性があります。
さらに果肉はカリウムが豊富すぎて高カリウム血庄の心配がありますので、絶対与えないでください。
アボガド
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犬には有毒なペルジンが入っており、中毒を引き起こす可能性があるので絶対与えないでください。
アボガド中毒の症状として下痢・嘔吐・けいれん・呼吸過多などの症状が出ます。
レモン
皮に含まれる香油に毒性があり、嘔吐、下痢、坑うつなどの症状が出る場合があります。
果肉も酸味が強く刺激が強いので与えないでください
いちじく
「ソラレン」と「フィシン」といった中毒を引き起こす成分が入っていますので、あげないでください。
ザクロ
「ソラレン」・「ペレチエレン」・「エストロン」といった犬にとって有害な成分が入っています。
下痢、嘔吐・湿疹などの症状が出てしまいますので与えないでください。
まとめ
犬に食べさせても良い果物をまとめてみました。
最初にあげている果物ほど、お手軽で安全にあまり気を使わないで良い果物になります。
食べさせるのが簡単で安価で手軽に手に入りやすい。
バナナ・イチゴ・りんご・梨・キウイ・みかん
季節が限定されてたり高価で手に入りにくかったりする。
桃・スイカ・パイナップル・メロン・グレープフルーツ
柿・さくらんぼ・オレンジ・ライチ・アセロラ・栗
少しマニアックであまりメジャーではない果物。
ブラックベリー・ブルーベリー・グランベーリー
食べさせてはいけない果物
ぶどう・マスカット・アポガド・ざくろ・イチジク
最後に・・・
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人間はビタミンCを身体で作れないので果物はとても有効です。
しかし、犬は人間と違ってビタミンCを自分の身体で作れます。
ですから、」良質なドッグフードと新鮮な水さえあげとけばそれでいいといった意見が多いでしょう。
犬に果実をあげることに対して、そこまで勧める人は正直いないと思います。
ですが私の考え方として・・・
甘いものを食べることで愛犬のストレスを和らげることが出来るのでしたら、食べさせても良いという考えです。
犬は甘いものが大好物です。
果物は種類や季節により高かったりしますから、下手に豪華にして贅沢病になったら厄介(やっかい)です。
果物を頻繁にフードに混ぜてあげてしまうと、果実だけ食べてフードを残すといったことも考えられます。
食べさせるのは、食欲が無い時や頑張って病院にいった日などのご褒美など特別な時で良いでしょう。
果物をあげるときは愛犬のアレルギーや身体に気をつけて、ほどほどにしてきちんと量を守ってあげてくださいね。
補足として・・・
おやつでしたら果物は良いですが、嗜好性寄りになってしまいます。
トッピングする食べ物でしたら野菜のほうが安くてコスパが良いといった特徴があります。
下記に野菜のリンクを張っておきますので、そちらのほうもぜひ見てもらえればと思います。