犬にピーマンの大丈夫な与え方・注意点を初心者さん向けに伝えて行こうと思います。
「野菜をあまり犬にあげた事がない」
「犬ってピーマン食べて大丈夫なの?苦いから食べないんじゃない」
「食べさせたいけどピーマンは初めてあげるから・・不安」
「ピーマンを食べさせる知識を付けておきたい」
といった人に向けて記事を書きました。
この記事を読んでもらえれば、犬にピーマンを食べさせることが出来るようになります。
基本的に犬はピーマンを食べることが出来ますし、食べさせても大丈夫です。
ピーマンの特徴として、抗菌・消毒効果があるといわれており口臭を抑える働きがあります。
さらに栄養素も高く優秀な野菜といえるでしょう。
苦いのに食べるの?といった質問に対してですが、犬と私達の味覚がそもそも違います。
さらに犬の個体差により変わってきますので、はっきり好んで食べるとは言い切れませんが好んで食べる犬も実際に多いです。
あたえるときの注意点ですが、意外と気をつけることは他の野菜より少なく予想できる常識の範囲内のことなので比較的初心者さんでもお勧めできる野菜です。
細かい注意点やなどあたえ方も説明して行きますので是非最後まで読んでいてくださいね。
犬にピーマンをあげることについて(大丈夫)
犬は匂いで判断するので、強めの匂いが出るピーマンに興味を持つことが多いです。
ピーマンの効果として、肥満を解消させやすい栄養を含んでいたり、体内の新陳代謝を活発にするといったことが期待できます。
ピーマンのあたえ方
生で与えるのも大丈夫ですが、硬くて消化しにくかったりするのでフライパンで熱を通してあげる方法がお勧めです。
ピーマンは加熱しても栄養成分が無くなりにくいので、加熱するほうをお勧めします。
ピーマンを生であげる場合
出来るだけ消化不良を起こさないように包丁でキチンと小さく切って食べさせてください。
飼い主側としては手軽ですが、出来るだけ最初は特に細かく切って、消化のことを考えて少ない量を与えたほうが良いでしょう。
ピーマンを加熱してあげる場合
食べやすい大きさに切ってあげて、フライパンにオリーブオイルかゴマ油、バターを薄く引いて炒めてあげてください。
加熱すると甘みが出て柔らかくなり、油で炒めると風味が増して更に食欲を増加させることが出来ます。
カロリーが気になる人は、敷物の油やバターを少なめにしてください。
ピーマンの栄養素
ピーマンの栄養素としてビタミン類が豊富でなんとレモンの2倍もあります。
更にカロリーも100gで22kcalと控えめなのでドッグフードに混ぜてかさ増しすることでダイエットの効果を得られることもできます。
ビタミンA
脂肪の代謝を助けて肥満防止に役立てます。
ビタミンC
ウイルスや細菌に対しての免疫力をつけて病気を防ぎます。
またコラーゲンを作るために必要で、犬の皮膚や毛並みを健康に保つ役割があります。
ビタミンP
血管を強くして健康を維持する働きをする。
ビタミンK
犬の免疫力を高めて様々な病気を防ぎます。
ビタミンB類
糖質を効率よくエネルギーに変えるのに必要です。
また運動後の疲れや、身体の疲労回復を助ける役割を果たします。
ベータカロテン
犬の体内でビタミンAに変化して、ビタミンCと一緒に抗酸化作用が働き体内の老化やがん細胞の発生を防ぐといった働きをします。
カルシウム
骨や歯を作ったり骨密度をあげたり、骨を強くする働きがありますす。
カリウム
利尿作用があり犬の水分の中にある老廃物や、マグネシウム(塩)尿にしてを外に出して体内をきれいにする働きがあります。
クロロフィル
血流の流れを良くして貧血を予防したり、有害物質を便や尿にして外に出す働きをします。
食物繊維
犬の腸内環境を整えて、適度に腸に刺激を与えて便通を施し便秘を予防します。
ピーマンの注意点
ピーマンを食べさせる際の注意点がいくつかありますので伝えておきます。
特に野菜をはじめてあげる人や、経験が少ない人がぜひチェックしておいてくださいね。
細かく切る
野菜類は消化しにくいので、出来るだけ細かく食べさせるようにしましょう。
ピーマンを食べさせすぎない。
犬は元々肉食寄りの雑食の生き物ですので生肉を体内で消化させることは得意ですが、野菜を消化させることは苦手です。
食べさせすぎたら消化不良で下痢や嘔吐を引き起こしてしまう場合がありますのでほどほどにしてあげてください。
以下の成分は健康に有効な成分ですが、例えば過剰摂取(毎日大量にピーマンを食べさせるなど)与えすぎると様々な障害が起こります。
βカロテン
メリットが多いですが摂取しすぎると、肝臓に溜まってしまい食中毒や皮膚に異常が見られる場合があります。
アルカロイド
ピーマンの苦味の原因となっている成分でごく微量ですが、取りすぎると関節炎を引き起こす可能性があります。
ピーマンを無理に食べさせない
愛犬が嫌がるのでしたら、無理に食べさせる必要はありません。
本来、舌から伝わる苦味は身体に毒ということを分からせるための味で、飲み込むのをやめさせる必要があるからです。
苦味を嫌がることはごく自然なことです。
無理やり食べさせようとすると犬もストレスを抱えてしまいます。
ピーマンの種やヘタは取り除く
犬に野菜をあげた事がある人でしたら当たり前の話ですが、ピーマンのヘタと種は硬くて消化しにくいので取り除いて、果肉の部分だけをあげてください。
ピーマンが身体に合わない犬もいる
犬の中にはピーマンが身体に合わなかったり、食物アレルギーがある場合があります。
身体に合わなかったり、アレルギーの場合以下の症状があらわれます。
下痢や嘔吐・身体を痒がる・目の充血・元気が無いなど
以下の症状を引き起こした場合、回復するか様子をみて、一向に治まらなかったり、酷くなった場合は獣医さんに相談しましょう。
最初はごく少量からあげることをお勧めします。
ピーマンの与える量
1日にピーマンをあげる量は下記の数字を参考にしてもらえればと思います。
体重3kgに犬に対して10g
体重5kgの犬に対して15g
体重10kgの犬に対して25g
体重15kgの犬に対して35g
犬の個体差によって若干変わるので調整してくださいね。
まとめ
メリット
栄養素が豊富(緑黄色野菜)
口臭予防の効果がある。
ダイエットにも効果的。
加熱しても栄養素が抜けにくい。
ガンや老化予防の効果。
注意点
種とヘタを取り除いてあげる。
加熱させて食べさせるのがお勧め。
食べやすい大きさに切る。
食べさせ過ぎない。
最後に
野菜は有効に与えれば健康によい食べ物ですが、毎日常食させる必要はありません。
食欲が無かったり、マンネリ防止などにたまにあげる程度で良いでしょう。
もちろん、ピーマンをはじめとする適度な野菜はあなたの美容にも良いので愛犬と一緒に食べることで健康づくりに役立てることができます。
帰りのスーパーで特売品を見かけたときや冷蔵庫に余っていた時などに挑戦してもよいでしょう。