犬が留守番で寂しい時のストレスを軽減する方法をタイプ別に分けて説明していこうと思います。
あなたが仕事や外出している時の長い留守中に「愛犬が大きなストレスを抱えていないか?」
または「きちんと家で大人しくしているかな?」
と常に心配に思っていませんか。
犬が留守中に良い子にしているかどうか?は飼い主の多くの悩みや不安のひとつではないでしょうか。
集団生活で生きてきた犬たちは、5時間以上の留守番はストレスになることが多いのです。
留守中のストレスはそれぞれに違った原因があります。
実は3つの留守番のストレスタイプによって分けることができます。
どういった方法でストレスを軽減させる方法が効果的か伝えていこうと思います。
愛犬の性格やストレスの種類にあった解消法が見つかると思います。
是非最後まで見ていってくださいね。
目次
犬の留守番3大ストレス(寂しい・つまらない・運動不足)の解消法。
留守番のストレスを感じるタイプは大きく分けて3つあります。
①不安や寂しさでストレスを抱えるタイプ
②つまらないからストレスを抱えてしまいタイプ
③動けなくてストレスを抱えてしまうタイプ
それぞれに、特徴や解消法がありますので見ていきましょう。
1不安やさみしさで留守番がストレスなタイプ
犬の依存度が高くて大好きなあなたが側にいないから、不安と寂しさでストレスを抱えてしまうタイプです。
チェックリスト
あなたの姿が見えないと、家族が一緒でも泣き続ける。
あなたが留守中に置いてあげた、ご飯やおやつを全然食べない。
普段の生活でもあなたの後を追って付いて来ることが多い。
休みの日は何処に行いこうが何をするのも愛犬と一緒。
特徴や症状
一緒にいる時はあなたの後ろをついて回ることが多く、あなたが近くに居ないと不安を感じてストレスを受けます。
不安を無くすためや解消するために留守中に鳴いたり物を壊したりすることがあります。
対策
留守番の時に出来る事と普段からする事を実践してあげて、留守番ストレスから愛犬を開放してあげましょう。
お部屋が広すぎると不安な気持ちが増えてしまいます。
ある程度区切ったスペースを作って留守番させましょう。
区切られた部屋の隅に、少し薄暗くして落ち着けるハウスを置いてください。
そして、ハウスで過ごさせるようにするととても良好な精神状態を保つことができます。
また、普段から区切ったスペースで生活させれば、慣れて気分が休まる場所になっていきます。
そうなると留守中の不安が軽減します。
出かける時
あなたが居なくなる事が分かると犬は余計に寂しく感じます。
食事をあげて食べている隙に声をかけずこっそり外出しましょう。
仕事に出かける時はバタバタ準備している様子を愛犬に見せないようにして、挨拶もしないで音を立てずに出かけてみましょう。
食事直後にトイレやウンチをしない犬ならドッグフードを与えて、その隙に静かに部屋を出て行くと良いでしょう。
在宅中の時
仕事で留守番をさせる平日との時間の差が開き過ぎないように、在宅時でもわざと愛犬と触れ合わない時間を作りましょう。
休みの日は触れ合う時間に限らず、犬が静かに待てる散歩後などにハウスに入れてあげて、お互い干渉しない時間を作りましょう。
最低でも3時間は「留守番時間」を作ってあげて、平日の不安を和らげてあげましょう。
あなたと会わないことに慣れさせていく事が大切です。
普段の時
あなたに依存しすぎないように他の家族や友人もしつけの練習をしてあげてください。
きちんと出来たらオヤツをあげるようにしてもらいましょう。
このタイプの犬は、あなたや一緒に住んでいる誰か一人に対して依存しすぎることが原因になっています。
他の家族や友人としつけの練習をして、ご褒美を与えてもらって周りの人との関係も築いてあげましょう。
2つまらないから留守番ストレスタイプ
やることも刺激が無いから、つまらない毎日を送っているのでストレスを抱えています。
チェックリスト
ひとりだけで留守番させるとイタズラしたり吠えることがある。
家族にはもちろん、それ以外の人にも自分から喜んで近寄る。
犬の方から遊びを誘ってくるので、それに応じて一緒に遊んであげることが多い。
抱っこやおやつを誰にでも欲求して、結局許してしまい犬の希望通りになることが多い。
特徴や症状
普段から自分の欲求どうりに遊んでもらっている犬が多く、ひとりが苦手で甘えん坊なタイプです。
かまってくれる誰かがいない。
また暇つぶしできるモノがなくてストレスを受けやすいタイプです。
留守番の時①
何もないと、手持ちぶさになりがちです。
長時間の留守番だと、相手をしてくれる人もいないのでイタズラや吠えたりしがちになります。
一人で好きに遊べて壊れにくいおもちゃをひとつだけ与えて暇を感じさせないようにしてあげてください。
留守番の時②
周りが静かすぎると、誰も居なくてつまらないと感じやすいです。
ですからラジオやテレビ音楽などを流しておきましょう。
小さい音量で大丈夫ですので、日頃からラジオやTV音楽を流して留守中も同じようにかけておきましょう。
そうしたら愛犬は「僕は一人じゃない、誰かいるんだ」と思い大人しく留守番できるようになります。
留守番の時③
誰かが側にいたらつまらないと感じることは少なくなるでしょう。
トリミングサロンや犬の保育園・ペットシッターを利用するといった方法もあります。
お金がかかりますが、たまにはトリミングサロンなどを利用するのもひとつの手です。
相手にしてくれる人がいるので犬はストレス知らずです。
またペットシッターを依頼することも出来ます。
他の犬とも触れ合える犬の預かりの施設を使用するといった方法も有効です。
普段の時
甘えを受け入れてると更に長い留守番が苦手になります。
犬が甘えてきたら、まずは「オスワリ」などをさせてを習慣化させてあげましょう。
習慣化させると要求癖が減少して落ち着きも出てくるので、留守番のストレスも減らすことが出来ます。
3動けなくて留守番ストレスタイプ
運動不足でパワーが有り余っているから発散できずにストレスを感じています。
チェックリスト
留守中トイレシーツを破ったり家具を噛んだりする
留守中に食フンをしている
留守番の30分以上の散歩に行くことがほとんどない
雨やあなたの都合で散歩に行かない日が続くことが多少ある。
特徴や症状
3歳ぐらいまでの若い犬に多いのがこのタイプです。
単純に日々の運動不足がストレスの原因になっています。
運動量を消費できないイライラを、物を噛む、吠える、食フンする自分の体を舐めるなどの行動で発散させていることがあります。
散歩の時
ただ歩くことでは、発散できないから留守番前に散歩に行ってあげてください。
その際に走ったり柵をくぐったりして運動量を増やす。
散歩は留守番(前)に行けば犬は体が疲れて、長い留守番を寝て過ごすことができます。
散歩の時についでに、走ったり、くぐる、ジグザグに歩いたり変化のある動きを取り入れてあげてください。
有り余るエネルギーを十分に発散させてましょう。
留守番の時
留守中にも体と頭を使って楽しく過ごせるようにしてあげましょう。
2~4種類の犬用の頭を使うおもちゃを日替わりで与える。
中に詰めたらおやつが少しずつしか出ないゴングを与えるのが有効です。
ゴロゴロ転がして遊べるものだったり、頭と体も使う知育おもちゃを日替わりで与えましょう。
中に詰める食べ物も、飽きないように変えるとなお良好です。
普段の時
頭を使えば自然と犬の満足度もアップしやすいので、散歩中にしつけの練習を取り入れる。
信号待ちの時に「オスワリ」や人通りの多いところで「オイデ」をさせる。
しつけの練習を散歩時に行えば、散歩や生活への満足度が得られやすくなります。
頭と体を同時に使うのでエネルギーの発散になってストレスもたまりにくくなります。
最後に・・・
たとえあなたが家に帰って、愛犬がいい子で待っていたとしても留守番が大好きな犬はこの世に存在しません。
5時間以上の留守番は、犬は寝て過ごすにもとても長すぎると感じています。
そのせいで「留守番ストレス」になることが多いのです。
一人暮らしでワンちゃんを留守にすることが多い人でしたら、一緒にいる休日の時間を有効活用してあげてください。
きちんと愛犬のタイプに合わせた留守番の環境を用意して日頃から留守番のストレスを減らしてあげてくださいね。
愛犬のストレスを無くしてあげれば、お互いの生活もさらに楽しくなることでしょう。
是非試してみてくださいね。