ドッグフードに使われている添加物の危険性と効果について説明しようと思います。
「何でドッグフードの添加物って問題視されているのに使われているの?」
「もっとドッグフードに使われている添加物について詳しく知りたい」
といった人に向けて伝えて行こうと思います。
添加物にはドッグフードが長持ちするために見た目を良くしたり、風味をつけて食欲を増加させる効果があります。
私たちも普段から買い物をしているコンビニやスーパーなどで売られている食品にもたくさん使われています。
添加物はマイナスなイメージがありますが、食品を腐らせたり、痛ませないために必要不可欠な物質です。
添加物の働きとして主に4つありあります。
①酸化を防止する(酸化防止剤)
②腐敗や劣化を防ぐ(保存料や防腐剤)
③色を調整したり変化を防ぐ(着色料)
④食欲を増加させ食いつきを良くする(着香料)
上記4つのためにドッグフードに添加される物を説明していこうと思います。
この記事を読むことであなたは添加物に対する危険性と知識を身につけることが出来るようになり良質なドッグフード選ぶことができるようになるでしょう。
是非最後まで読んでいってくださいね。
(目次のところをクリックしていただければ飛ぶことが出来ます。)
目次
ドッグフードに使用されている添加物の危険性と必要性。
添加物には大きく分けて天然素材と科学の開発により作られた、人工添加物があります。
市販のドッグフードに使われている添加物の多くは人口添加物になります。
①酸化防止剤
②保存料や防腐材
③着色料や発色料
④着香料
上記の4種類がありますので、どういう理由でどういった物が使われているのか見ていきましょう。
①酸化防止剤(さんんかぼうしざい)
食品の酸化や腐敗を防いだりする為に食品に添加されます。
市販のドッグフードは、原材料が悪かったりすると酸化しやすかったりします。
特に海外製のドッグフードなどは運ぶのにどうしても時間がかかってしまうので酸化防止剤が必要になります。
酸化防止作用がある添加物の種類としてエトキシキン・BHA・BHTなどがあります。
エトキシキンは、食品ではなく、枯葉剤の防酸化剤として使われてきましたの物を改良して食品用に作ったとされています。
人に使うのが禁止されています。
BHAとは、「ブチルヒドロキアニソール」の略語です。
元々ガソリン用の防酸化剤ですが、改良をかさねて食品添加物として使われています。
BHTとは、「ジブチルヒドロキシトルエン」を略した呼び名になります。
石油用の酸化防止剤になります。
人間でも許容量が指定されており、発がん性の危険があるといわれています。
これらの添加物を人間の許容量をはるかに越えた量をドッグフードに入れているので問題視されています。
そのほかの防止剤として没食子酸プロピル(もっしょくしさんぷろぴる)も酸化防止剤のひとつです肝臓障害が起きる可能性があると指摘されています。
②保存料や防腐剤(ほぞんりょうやぼうふざい)
ドッグフードの品質維持のためや細菌やカビの発生を抑える働きをしたりウェットフードが乾燥しないように保湿や菌が繁殖させないために使用しています。
素材として
プロピレリングリコールは発ガン性があるといわれています。
ソルビン酸カリウムは大量に摂取されると発育不良や肝臓への障害が起きる可能性と発ガン性がある物質でもあります。
亜硫酸ナトリウムはソルビン酸カリウムと化学変化を起こして発ガン性物質が出ることがあります。
③着色料と発色料
見た目を良くするために使われており、化学製品を研究した上で石油成分をまぜてたり、化学合成などして作られた物資です。
色が変わったりすることを防ぐ役割をしています。
これが添加されていない製品は、私たち人間が見慣れない色になったり変化しますので警戒して食べれないし美味しそうだと思わなくなるでしょう。
私たち人間は見た目で90%以上判断しています。
安心して食べてもらうために、美味しそうな色にすることはとても大事なのです。
当然人間の食品には安全性の試験をクリアしていて、使用実績から安全と判断されたものを使用しています。
しかし日本のドッグフードでは規制が緩く発がん性の物質がある着色料を使っていることがあります。
素材一覧
青色2号・赤色3号・赤色40号・赤色102号・赤色105号はそれぞれ発がん性がある物質です。
青色2号(イシンゴカルミン)
食品以外に、工場製品に色をつけるために使われています。
赤色40号(アルラレッドAC)
清涼飲料水に使われていますが、動物にも有害性があると報じられて警告されています。
赤色102号(ニューコクシン)
人間が摂取したことでじんましんや貧血が起こったことが過去に報告されています。
赤色105号(ローズベンガル)
発育不良や肝臓障害を引き起こすといわれています。
その他の着色料として
亜硝酸ナトリウム
ドッグフードの着色を保つ働きをしており発がん性の物質がある着色料です。
二酸化チタン
食品を白くするために添加されます。
私達人間でも発がん性・アルツハイマー・といった危険性があります。
当然私達より体の小さい犬たちが食べてしまったら将来において癌(ガン)にかかる危険性も出てきます。
⑤着香料(ちゃくこうりょう)
合成調味料といった、ドッグフードに香りをつけて食いつきを良くするために添加されています。
グリシリシン・アンモニート
素材の成分が詳しく発表されいなくて安全性の確認が取れていないため人間の食べ物に使われていません。
ドッグフードの食いつき良くするための調味料です。
犬は臭いで味や美味しさを感じる事が分かっているので、臭いをつければ食いつきは当然あがります。
身近な例として、香料というのは私たちが何気なく飲んでいる、自販機で売られているジュースにも大量に入っています。
ジュースの空き缶のに記載してある成分表を見てもらえれば香料は確認できます。
天然成分の添加物(てんねんせいぶんのてんかぶつ)
化学成分の添加物は危険なら、自然成分の添加物を使えばいいのでは?と思う人もいると思います。
人間の化学で開発された添加物ではなく、天然に存在している添加物になりますので、もちろん合成の添加物に比べて犬の体に優しくてほぼ無害な素材です。
素材としてローズマリー摘出油やビタミンE・クエン酸などがあります。
しかし、天然の酸化防止剤は化学性のものに比べると効果は弱く、酸化するスピードも速くてさらに値段が高くなるという難点があります。
天然成分の添加物を使っていたら、一般大衆向けにスーパーやコンビニ・ホームセンターで売っているような低価格ではドッグフードは売り出すことは出来ません。
キャリーオーバーという法律の抜け道
無添加と市販のドッグフードに表示してある商品はあります。
しかし
製造段階で添加物を使用していなければ、添加物を記載する義務がない=キャリーオーバーというルールがあります。
分かりやすく言うと、製造工程前の段階、原材料の生産段階で添加物を使用しても無添加とパッケージに記載することができます。
実際に添加物を使っていても、無添加と記載しているドッグフードはあります。
また一部の添加物を使用していないだけで他の添加物を使っていても無添加と表記できるのです。
こういった悪質な素材を使っているドッグフードを避けるためにはまずはあなたが、しっかりと成分表を確認することです。
もちろん、愛犬だけではなく普段から自分たちの食べる食品についても成分表を確認することも大切です。
そしてドッグフードにあなたが普段見慣れないような添加物の名前やこの記事で挙げた添加物があったら要注意です。
愛犬の健康のを守るためにきちんとした明確な素材を記載して作られた高品質なドッグフードを与えましょう。
まとめ
危険な添加物をまとめて書いています。
ドッグフードの原材料にこれらの添加物が入っていないか確認してみてください。
酸化防止剤
エトキシキン・BHA・BHT
没食子酸プロピル
保存料・防腐剤
プロピレリングリコール
ソルビン酸カリウム
着色料・発色料
青色2号・赤色3号・赤色40号
赤色102号・赤色105号
亜硫酸ナトリウム
二酸化チタン
着香料
グリシリン・アンモニート
最後に・・・
犬はもともと肉食寄りの動物なので、人間の5倍のたんぱく質や脂質が必要になります。
そして脂質は栄養成分として重要ですが、酸化しやすいという特徴があります。
時間が経つことによって酸化してしまい酸化が進むと食べる犬にも悪い影響を与えることになります。
ですので酸化防止剤や保存料は必要なのです。
しかし開発側も、こういった発がん性のある物質を使うと消費者に購入してもらえないのでビタミンEやビタミンCを使用することもあり酸化防止剤に(ビタミンC)と記載している製品もあります。
添加物=体に悪いというイメージがありますが悪いところだけではなくドッグフードに足りない栄養素、ビタミン・ミネラル・アミノ酸などを添加物で栄養を与えることができるという長所もあります。
しかし添加物の長所というのはメーカー側の話でもあります。
添加する理由として、栄養素の基準の数値をクリアしなければ、総合栄養食としてドッグフードを売りに出せないので数値を添加物で上げている場合も考えられます。
また、ドッグフードにも肉の成分が使われていますが、とても私達には口に出来ない4Dといった最低ランクの危険な肉を使用しています。
4D肉や穀物メインの原料など危険な添加物は犬の健康を害するものが多いですが、1kg1000円以下のドッグフードでは使っていないドッグフードの方が少ないぐらいです。
こういった、一般向けに作られた粗悪なドッグフードは穀物メイン(とうもろこしや小麦粉など)の原料で出来ており、たんぱく質を十分に補うことが出来ないといったことが普通にあります。
そのせいで慢性的な皮膚トラブルや毛並みが悪いといった症状や、更に進むと病弱な体になってしまい将来的に速い段階で通院をしてしまうことになります。
上記のような事態を防ぐためにはあなたが、きちんとフードの価格帯を考慮しながらしっかりとパッケージで原材料確認してドッグフードを選ぶことが大切です。
ドッグフードの原料4Dミートやミールなどについての危険性と説明。
犬のタンパク質不足で起こる悪い症状・毛並み・皮膚の改善方法。