犬が穴を掘る理由や性質についてを伝えていこうと思います。
「なぜ犬は穴を掘るような行動をするのか?」
家に帰るとクッションやソファー、部屋のドアのしたのクッションフロアが破けていた。
または、床がぼろぼろにされていた。
というような困った経験がある人が中にはいるのではないでしょうか?
しかし、犬が穴を掘るといった行為は本能に元付いたきちんとした理由があります。
止めさせたい場合でも、まずは犬の性質を理解してから対策をする必要があります。
きちんと知ることで解決策も見えてくるでしょう。
是非最後まで読んでいってくださいね。
目次
犬が穴堀りする理由
犬が穴を掘る理由は様々で、冒頭で伝えたとおり本能の部分や育ちが関係していることが多いようです。
穴の中で生活していた名残(穴を掘る理由1)
犬の穴掘りは本能によるもので狼だった昔の時代にさかのぼります。
狼は巣穴を作って生活していました。
また野生時代の狼は餌が足りている場合、捕まえた獲物は地中に埋めて保存しておく習慣がありました。
犬がオヤツを埋めたりする動作はこの頃の習性から来ているものだといわれています。
また、出産する時に狼は穴を掘ってその穴の中で子供を産んでいたようです。
狼の本能を受け継いでいる犬はここだ!!と気に入った場所付近を足で踏み固めて自分で寝床を作っているのでしょう。
ベッドメイクが終わって就寝につくパターンが多いようです。
気温の調整(穴を掘る理由2)
地面の中の気温は、寒い時は地上の気温より暖かく、暑い時は地上の気温より涼しいのです。
本能的に犬は地中の気温は快適だと知っています。
家の犬は夏の暑いときなどは洗面所の下に地下収納がありそこから冷たいスキマ風が流れて出てくるのを知っていました。
夏場の暑い日はそこにずっといた記憶があります。
暇つぶし(穴を掘る理由3)
単なる暇つぶしに穴を掘るのという事も珍しくありません。
欲求不満で何もやることが無くて、暇でしょうがないからとりあえず庭に穴でも掘って遊ぼうということでしょう。
この場合は、飼い主が散歩に連れて行くか遊んであげることで解消できると思います。
ストレスが溜まらないようにきちんと散歩に行ったり構ってあげることである程度収まります。
ただの遊び(穴を掘る理由4)
楽しさや興奮した際の延長などから穴掘りを始める犬もいます。
穴掘りを楽しいと感じている犬は以外と多く穴掘りが大好きな犬種もいます。
また、穴を掘れば何かがあるという期待感を持っている犬も多いです。
そして土の中にはミミズがいます。
犬はミミズの匂いが大好きなので発見するとニオイを付けようとして体に擦り付ける犬が多いようです。
こういった経験が過去にあると穴を掘る=楽しいという図式が出来上がったのかも知れません。
ストレスが原因(穴を掘る理由5)
特に普段から穴を掘ることがない犬が急に穴を掘るようになった時。
欲求不満や散歩・コミュニケーション不足でのストレスが溜まっている場合があります。
穴掘りをしてここから出たい、散歩に行きたい、違う部屋にいるあなたと一緒にいたい。
など穴掘りの動作はあなたに気持ちを伝える役割を持っています。
こういった場合は扉下の床に穴を掘るような行動を起こして、クッションフロアやフローリングを傷つけてしまう場合が多いです。
賃貸に住まれている場合は非常に困りますよね、ちなみに私も賃貸で扉前の床がボロボロです。
穴掘りする事によってストレスを溜めている自分の気持を落ち着かせている可能性があります。
私たち人間でも、ストレスを解消する為に無意識に訳が分からない行動をしている時があるといわれています。
見つけても怒らないでストレスを開放させるなど解決策を探すことが大事です。
小動物を捕獲する為(穴を掘る理由6)
地中の小動物のウサギなどを食べてたこともある過去から、狩猟欲を満たす為だといった結果があります。
元々、アナグマやウサギ、ねずみなどを狩っていたダックスやテリア種などは野生の本能が凄く穴の中に入りたくてたまらないのでしょう。
相手を追いめて夢中になれる狩りをさせて欲しい。
といった感じでしょう。
スポーツや競争でも相手を追いつめることって楽しいじゃないですか?
例えば、TVゲームのマリオカートなどレースゲームをやったことがある人など分かると思います。
こういったレースゲームだと1位の時より僅差で2位を走っているときのほうが相手を追い詰めている感があって楽しくないですか?
それと一緒だと思います。
(↓に畑で鼠を狩っている犬の動画を貼り付けています。とても楽しそうです。)
老犬による穴掘り(穴を掘る理由7)
老犬がいきなり穴を掘ったりする場合は、認知症を患っていたり不安を抱えているケースがあるようです。
この場合は自分で解決する方法は難しく獣医さんに相談する必要があります。
犬が穴を掘る理由のまとめ
穴を掘って寝床や巣を作って生活をしていた時の名残。
狩猟本能としてアナグマやウサギなどを狩猟していた過去があったから。
寒い時や暑い時などに地中に入る快適な事を知っている。
ただの暇つぶしや遊びの延長。
ストレスや欲求不満・運動不足を抱えている。
解決策や知識
ストレスや欲求不満を満たしてあげる。
本能からくる穴堀については難しい。
犬の穴掘りを止めさせたい場合
庭に穴を掘ったりソファーやクッション・家の床を破くといった行為をやめさせたい場合の解決方法について書いていきます。
思いっきり自由に穴を掘らせる
自宅に庭などがある人に限りますが、たまには好きに穴を掘らせてみてはいかがでしょうか?
終わった後はきっとすっきりした表情で満足していることでしょう。
もちろん穴を掘ることで本能を満たせるので犬のストレス解消にもなります。
穴掘りゲームをしてあげる
家に庭があったり、近くに掘っても良い場所がある場合。
あらかじめ穴を掘って良い場所に、穴の中に何か食べ物やお気に入りのオモチャを入れてあげて掘らせてあげましょう。
そしてその場所で穴を掘ったら褒めてあげましょう。
そうすることで犬は「ここは掘っても良い場所なんだ」と理解します。
犬の本能を刺激しながら遊ばせることが出来るのでお勧めです。
しかし、外飼いの場合は自宅の庭の柵の付近でやらせると穴を掘って庭から脱出してしまう場合があります。
出来るだけ柵から離れた場所を選んであげてください。
ストレスを解消してあげる
何か様子がおかしい場合などは、ストレスを疑いましょう。
環境の変化や最近散歩に行ってなかったり、構って遊んであげなかったりそういう心当たりなどはないでしょうか?
じっくり遊んであげてストレスや欲求不満を解消してあげることが大切です。
きちんとストレスを解消させてあげれば困った行動や穴を掘るといったことが少なくなります。
クレートに慣れさせる
犬用の(寝床)部屋のクレートを用意してあげて落ち着ける場所を確保してあげてください。
最初はなれないかも知れませんが、クレートに入ったらオヤツをあげるなどご褒美をあげたりして、クレートの中=楽しいと思わせることから始めましょう。
次第に慣れれきてクレートの中で落ち着くようになれば、留守中の寂しさも減りストレスを軽減することが出来ます。
最後に・・・
http://hi10pixy.blog.fc2.com/blog-entry-156.html←画像はさんから引用
最終的には犬の気持ちを汲み取ってあげることが大事です。
なぜ穴を掘るのか?という事を考えてあげてください。
常日頃から考えていれば、「どうしてあげればいいのかな?」と愛犬のことを考えるようになります。
そしたら、自然に行動に移してあげる事が出来るようになるでしょう。
しかし、穴掘りは本能による習性の部分が大きいので完全に無くす事は難しいです。
犬による穴掘りは自然な行動だということも覚えておいてください。
しかしストレスによる原因の場合は注意することが必要です。
仕事から疲れて散歩に行けない場合でもせめて一緒にいてあげる時間や家でできる遊び時間を確保してあげてください。
忙しくてなかなか散歩や犬と遊ぶ事が出来ない人のために、下記に家の中で出来る遊びもリンクを張っておきます。
愛犬のストレス解消にお勧めなので是非見ていただければと思います。