犬がマウンティングする理由とやめさせる方法を伝えていきます。
犬のマウンティングについて、実際にそこまで気にしていない人も多いかもしれません。
しかしマウンティングをする癖を直さない場合は以下のことが考えられます。
例えば他の犬に出会った時などに・・・つい癖でマウンティングをしてしまい喧嘩になってしまう。
オスの場合は相手のメス犬を妊娠させてしまう場合があります。
また、あなたにマウンティングをする癖を放置していたら。
家に来客を呼んだときに、友人などにやってしまう可能性があります。
しつけが出来ていないと思われたり、あなたが恥ずかしい思いをしてしまいます。
上記の場合はまだマシです。
気をつけたいのは犬があなたより優位性をアピールするためにやっている場合。
あなたの立場が下に見られている可能性があります。
この事態は早めにしつけをしないといけません。
次第にあなたの言うことや命令を聞かなくってしまい、攻撃するようになるかもしれません。
もしあなたが愛犬と一緒に2人で暮らしているのでしたら・・・・家族など他に面倒を見れる人がいません。
わがままや乱暴になった犬と生活するのはハッキリ言って物凄いストレスがかります。
しつけができていない犬の世話で疲れ果ててノイローゼ気味になり犬を手放してしまった・・・
こういった悲しい事態やトラブルを起こらないために必ずマウンティングする癖を直していきましょう。
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犬のマウンティングについての理由と原因
マウンティング直すにあたって、まずは犬がマウンティングをしてしまう理由と原因を理解する必要があります。
もしかしたら、あなたの勘違いの可能性もあります。
マウンティングとは?
犬が対象に向かって交尾をするように抱きついて腰を振り振りする行動です。
冒頭で話したとおり、飼い主や他の犬・ぬいぐるみやクッションなどにすることがあります。
様々な理由と原因やってしまう犬の感情や気持ちなどがあるので見ていきましょう。
自分の優位性を誇示するため。
「自分のほうが立場は上なんだ」と相手に分からせるためにしている場合です。
あなたにしている場合は直す必要があります。
しかし
きちんとしつけをすることで無くなります。
遊びたくてマウンティングをする
遊んで欲しい場合、欲求するときに表現としてすることがあります。
例えば、犬が相手をしてもらいたい時など、あなたに前足を掛けてくることから始まります。
犬は手の平が無くつかむことが出来ません。
そして、ずり落ちないようにジャンプしたり体制を維持するために腰を動かしてしまう。
これがマウンティングに近い状態になるはずです。
そして、エスカレートしてマウンティングになっていく可能性も考えられます。
発情や交尾をするときにマウンティングをする
オス犬は発情したら、メス犬にマウンティングをして交尾をします。
本能によるものなので、この時のマウンティングを無くすことはとても難しいです。
この場合は交尾や発情したメス犬のところに行った時に限ります。
あなたが近寄らせないように犬をコントロールする必要があります。
興奮してマウンティングをする
興奮が抑えきれなくなり、興奮行動=マウンティングと本能で組み込まれているのでやってしまう事があります。
ストレスを解消したくてマウンティングする。
散歩不足や何かの欲求不満が積もりに積もってしまい
ストレスになり何かの拍子にマウンティングをやってしまう犬もいます。
人間でも、そうですがストレスが溜まると意味の無い行動はストレスを和らげるといった効果があるといわれています。
犬によりマウンティングの個体差がある
オスのほうが本能でマウンティングをするイメージがありますが、犬の個体差により変わってきます。
中にはマウンティングをしない犬もいます。
オスでもマウンティングしない子もいますし、メスでもマウンティングをする犬がいます。
マウンティングやめさせるべきかどうか?
何かの拍子にまれにやってしまう場合や、発情期のメスに近づいた時はそこまで気にしなくても良いかもしれません。
あなたより優位性を示している場合や普段から癖になっている場合はやめさせたほうが良いでしょう。
他の犬にマウンティングする場合
他の犬と一緒に楽しんでいる時や興奮しているときにする場合と優位性をアピールするために他の犬にやっている場合があります。
またオス犬だと、ヒート中のメス犬の臭いを嗅ぎつけて交尾をする目的でマウンティングが始まります。
相手の飼い主さんもマウンティングをやられていい気はしませんのでしつけをしたほうが良いでしょう。
メス犬でもマウンティングをする
私も愛犬を3匹飼っていますが、一匹のメスをトリミングサロンに連れて行って家に帰って来た時。
一緒に住んでいるはずなのにもう一匹のメスがマウンティングをしたという経験があります。
普段は見たことが無いので、少し驚きました。
トリミングサロンから連れてきて多分いつもと臭いが違ったのでしょう。
初対面の犬と思い「自分のほうが上位にいるとアピールしたくて」マウンティングをしたかもしれません。
また別の場合、ヒート中にマウンティングをするといった犬もいるようです。
飼い主や来客にマウンティングする場合。
来客が来たときに嬉しくて興奮してやっている場合が多いです。
飼い主の場合にやる時と同じで、関係が対等かそれ以下と思える存在と思っている可能性があります。
ぬいぐるみなど気に入った物にマウンティングする場合。
気に入ったぬいぐるみやクッションにする場合があります。
自分の物にしたいという独占欲求でマウンティングをするようです。
犬のマウンティングをやめさせる方法。
マウンティングをやめさせる方法を伝えていこうと思います。
興奮した時や遊びたい時にあなたにやっている場合。
マウンティングをしたときに反応したり、リアクションを取るのを止めましょう。
犬がマウンティングすれば構ってくれると思い、逆効果になってしまいます。
無視をする方法と振り払う方法の2通りの方法があります。
方法①
徹底的に無視しましょう。
また無視の延長戦で違う部屋や空間に移動することをおすすめです。
無視をするときは徹底的に無視をしてください。
愛犬が落ち着いたら構ってあげたり褒めたりしてあげましょう。
方法②
マウンティングをしてきたら黙って振り払いましょう。
犬がマウンティングを出来ない体制を維持して、犬がおとなしくなったら褒めてあげて遊んであげてください。
訓練中はとにかくマウンティングはダメと犬に理解させましょう。
そしてマウンティングをやめたらしっかり褒めてあげてください。
犬に「マウンティングをしなければ良いことがある」と思わせることが大事です。
何回も繰り返すうちにしてやらなくなります。
犬が立場を誇示してあなたにやっている場合。
普段から犬を甘やかしていて「何でも言うことを聞いてくれる」と思わせてはいけません。
冒頭で伝えた通り、ワガママになったり、あなたの言うことを聞かなくなったり、攻撃する犬になってしまう可能性があります。
ダメなものはダメとしっかりしつけをして、主従関係をハッキリさせましょう。
マウンティングをしたら「ノー」か「ダメ」と強めにハッキリ発声して、止めさせましょう。
その際に、マウンティングが駄目だ!!
ということが分かりやすくするためにタイミング良く声を発生しましょう。
そしてマウンティングを止めたらそこで終わるのではなく、声をだしてリアクションを大きくして褒めてあげましょう。
家族がいる場合でも同じようにこのしつけをするようにしてください。
誰か一人でもマウンティングや違うことを許してしまうと、なかなか治りにくいです。
家族で協力し合って発声の掛け声も同じにしてください。
他の犬にマウンティングをする場合
散歩をしている場合。
きちんとリードを持ってあなたが主導権を握って他の犬に近づけさせないようにしてください。
また他の犬と距離が近づいた時にマウンティングをやりそうになった時。
その直前に「伏せ」や「待て」などでコントロールすることが大事です。
下記に「待て」「伏せ」の覚えさせ方のリンクを張っておきます。
是非見てもらえればと思います。
オス犬の場合は去勢させる
去勢をさせると、オスの本能が弱くなるのかマウンティングをしなくなる犬が多いようです。
ですが100%マウンティングをしなくなるわけではありません。
きちんと理解しておく必要があります。
手術は失敗することはありえないといわれるほど安全です。
しかし去勢させると子供を作れなくなる事と愛犬の身体にメスを入れることになります。
きちんと信頼の置ける獣医さんに相談するようにしましょう。
ストレスを発散させる。
散歩の頻度や時間を増やしたり、ドッグランに連れて行ったり、外出が無理だった日でも家の中で遊んであげたりしてあげてくださいね。
ストレスが無くなったら、治まったりやらなくなる可能性があります。
マウンティングについてまとめ
分かりやすい様にまとめておきました。
マウンティングをする理由
興奮。
遊びたくて。
ストレス解消。
本能。
交配をするため。
独占欲求。
マウンティングやめたほうが良い場合
優位性を示すためにあなたにするマウンティング
癖になっているマウンティング
マウンティングをやめさせる方法
マウンティングをする直前に「伏せ」や「おすわり」のしつけを実行する。
マウンティングをした場合は無視や振り払うなどの訓練をしてやめさせる。
マウンティングが癖にならないように普段から予防する。
最後に・・・
飼い主にマウンティングする場合。
興奮や楽しさの延長でマウンティングするのか、自分の優位性をアピールするためなのか?
分かりにくいと思います。
しかし
状況だったりその後の犬の態度で読み取れることが出来ると思います。
マウンティングはやっていくうちにだんだん癖になっていきます。
マウンティングを始めた犬は興奮状態になっているので、なかなか中断させることは難しいのです。
はじめる前の段階で防止させてあげることも必要です。
もしあなたより優位性を誇示していた場合。
しつけによってコントロールして必ずマウンティングをやめさせることが大切です。
犬のしつけは根気が大切ですが・・・・・・あきらめなければきっとあなたの思いは伝わり、愛犬も理解してくれるようになるでしょう。
あなたと愛犬の幸せを願っております。