愛犬のストレスを受けているときに出すカーミングシグナル(サイン・行動・仕草)について書いていこうと思います。
実はあなたの意外な行動によって犬がストレスを受けている場合があります。
気付けるように、犬がストレスを受けている時に出す、カーミングシグナルを理解しましょう。
その結果、精神病や問題行動なども防ぐことができるでしょう。
中には私達がイメージしているしぐさと逆の意味を持っている犬のしぐさもあります。
この記事を読むことによって愛犬がストレスを溜めていたり受けている時がより深く分かるようになります。
是非最後まで読んでいってくださいね。
目次
犬のストレスとカーミングシグナル(サインや仕草)
カーミングシグナルとは犬が行動やポーズにを行う事により相手に自分の気持ち伝えるための仕草です。
この仕草を覚える必要があります。
あくびをする
私達と同じで単純に眠たい時や暇な時、リラックスしている時にあくびは出ますが以下の場合も考えられます。
ワンちゃんが過度に緊張してストレスを感じているときに自分でストレスを少なくしようと抑えている行動です。
大きく口をあけて、無理っぽくあくびをします。
私達のイメージするあくびとは違い「落ち着いて」「もう怒らないで」「降参といった」「反省」のサインでもあります。
床のにおいを嗅ぐ
初めて入った場所などでにおいが気になって地面を嗅ぐことがあります。
しかしストレスを受けている場合は別のケースで匂いを嗅ぐことで自分の気分を落ち着かせて、不安な気持ちやストレスを解消していることがあります。
ソワソワしながら長時間匂いを嗅ぎ続けているのでしたら、大きなストレスを感じている可能性があります。
体を掻(か)く
不安や、緊張で起こったストレスを取り払うときの行動です。
名前を呼んでも辞めないぐらい、執着してかいているのでしたら軽いストレスを感じていると判断してもよいでしょう。
またこの場合、皮膚病や耳の病気が原因で掻いている可能性があります。
犬の身体に異変がないかチェックしましょう。
私の経験談
私も毛虫とかムカデやら蓮コラとかの画像を見たら体がかゆくなります。
同じような人居ませんか?
これも一種のストレスを感じているのでしょうか?
体をぶるぶる振る
嫌なときや拒否したいときにでるしぐさです。
ストレスを解消したいときにします。
シャンプーやつめきりなどの体のお手入れ、ほかの犬と接触した後にもすることがあります。
何度もブルブルしているのでしたら強いストレスを感じている可能性が高いです。
私たちがノーと言うサインで首を左右に振る行為と似ています。
くしゃみをする
犬は自分の欲求が満たされないときにもストレスを感じます。
鼻炎などの病気の心配がないのに何度も繰り返してくしゃみをするようでしたら過度のストレスを感じているかもしれません。
顔をそむける
プイッと顔をそむけることで無関心だよということを演技して緊張や不安などのストレスを緩和しています。
人やほかの犬に目が合いそうなのにわざと顔をそむけて一切視線を合わさないようにしているのは分かりやすいストレスサインです。
犬の場合、目を合わせ続ける事は敵意を表している場合があります。
敵意が無い相手にはわざと目を反らして「敵意は無いよ」と伝える行動をします。
私の経験談
僕も小学校時代、好きだった女の子につい意地悪をしてしまい嫌われてしまった過去があります。
その時、話しかけてもプイって感じで目を合わせてくれませんでした。(笑)
その時と少し似ていますね。
同じ様に私に話しかけられた時ストレスを感じたのでしょう。
鼻を舐(な)める
緊張や恐怖心からくるストレスをやわらげるために、自分も鼻をぺろりとなめます。
困ったような表情で何度も鼻を舐め続けているようでしたら注意がひつようです。
前足を舐める
非常に強い不安とストレスを感じているときに、自分を落ち着かせるために舐めています。
皮膚病の可能性がないのに、何度も舐め続けているようでしたら、強いストレスを感じています。
その場でグルグル回る
自分の尻尾を追いかけるようにぐるぐる回るのは不安な気持ちと運動不足などによるストレスが生じている行動です。
同じ場所をぐるぐる回っているのでしたらストレスが原因で引き起こしているサインです。
唸る
警戒心や嫌な気持ちが蓄積されて、強くストレスを感じているサインです。
ほかの行動と違い普段の行動や癖で唸ることはまずないので、唸るたびにストレスを感じています。
吠える
怖くて恐怖を感じている時や、欲求不満のストレスを感じているときによく見せる行動です。
イライラした表情で長い時間吠え続けていることがある場合は強いストレスを表しています。
上記のストレスサインですが飼い主さんの気を引くためにわざとする可能性があります。
このような場合見分けるポイントとしてあなたの方をチラチラ見ながらやっている場合などは特に可能性が高いでしょう。
またあなたがいないときにしないのでしたら構って欲しいから吠えていることがほとんどです。
犬のストレスサインまとめ
あくびをする。
床の匂いを嗅ぐ。
身体を掻く。
身体をブルブル振る。
くしゃみをする。
顔を背ける。
鼻を舐める。
前足を舐める。
ぐるぐる回る。
唸(うな)る。
吠える。
あなたが原因の可能性も
犬はとても賢い動物です。
例えば、前足を舐めている時に、あなたが心配で構ってしまうと覚えます。
そして、構って欲しいときに同じ行動を繰り返すようになります。
最初のうちは可愛いと思うかもしれませんが、あなたもいちいち構っていたら疲れますよね。
また、ぐるぐる回る・粗相をする・家具を噛むなどの行動は要注意です。
あなたへの強い依存心から来るストレスで絶対に離れたくないという犬の気持ちがこれらの行動を引き起こしています。
分離不安症という犬の精神病が原因が考えられますので獣医さんに相談しても良いでしょう。
最後に・・・
犬はとてもストレスを感じやすい動物で、気付いたら早めに取り除いてあげる必要があります。
よくあるストレスの原因として、環境や周りの物が変化したときなどは特に注意が必要といえるでしょう。
いきなり環境を変えることはなるべくやめて、気長に少しずつ変化させて慣らしていくことが大切です。