犬は人と同じ感情をいくつ持っているのか?更に持っていない感情についても伝えていきます。
「一緒に生活している時、犬は何を考えているのだろう」
「どんな感情を持ったりしているのだろう」
「犬って何を考えて考えているか分からない」
などと思ったことはありませんか?
犬は嗅覚が優れているから、人間の汗のにおいで感情を読んでいるといった話があります。
しかし、私たちが起こす行動についてどんな感情が沸いているか理解する必要があります。
この記事を読むことで、犬が持つ感情と持たない感情の二つを知ることができるでしょう。
犬にある感情と無い感情を知ることで今後の愛犬との生活において、大きな差が出てきますので是非最後まで読んでいってくださいね。
目次
犬にある人と同じ感情や気持ち
犬にも私たちと同じ気持ちがあります。
それは以下のとうり。
仲間・期待・譲る・イライラ・教える・迷う・焦る・尊敬・ライバル・仲裁に入る・嫉妬・疑う
順を追って説明していきます。
仲間という感情
犬は群れで生活をしていたので横のつながりが強く遠吠えして仲間意識を確認したりすることもあります。
飼い主が歌うとあわせて、遠吠えするワンちゃんもいるようです。
期待(きたい)する犬の感情
たとえばリードを持てば散歩期待してわくわくしたり、ご飯の用意すると早く欲しいと吠えたり、犬は楽しいことを予想して期待することが多いです。
場合によっては嬉しすぎて気持ちを抑えられずに興奮してしまう時も。
気持ちの抑え方。
オスワリを覚えさせましょう。
期待して興奮しそうなときや興奮して吠えたり、飛びつきそうな時はオスワリさせて落ち着かせることが出来ます。
譲る(ゆずる)犬の感情。
犬は信頼している飼い主さんや自分より優位に立っている立場の人に対して譲ることがあります。
たとえば私がソファーにきたら横に譲ったりします。
細い道を歩くときなどは優位な犬に道を譲るときがあります。
どうすればよいか?
自分より優位に立っている犬になにか譲るのは犬同士のルールです。
愛犬が他の犬に譲っていたらそおっとしてあげて任せてあげましょう。
イライラする犬の感情。
私たちもイライラすることが良くありますが犬にももちろんあります。
たとえば、いつもの時間よりご飯の時間が遅れたり、散歩に行けなかったり。
あなたにかまってもらえなくて欲求不満がたまったり、これらが重なると吠えやすくなったり、攻撃的になったりします。
これはイライラしている時のサインです。
教える犬の感情。
母親は生後4ヶ月までの子犬に「加減して噛むこと」「感情の伝え方」といった犬のルールを伝えることをします。
多頭飼いのときなどはイタズラや無駄吠えなどの余計な事を自然と教えてしまったりすることもあります。
焦る(あせる)犬の感情
犬はもともと集団で暮らしていた動物ですので仲間やあなたが離れた時は焦ります。
朝、あなた出て行くときにソワソワ落ち着きがない行動をしているときは愛犬が焦らないように工夫をしてあげましょう。
どうすれば良いか?
出かける時は大好きなおもちゃを与えて、夢中になっている隙に家を出て行きましょう。
迷う(まよう)犬の感情。
犬はあなたの言葉が分からないので迷うことがあります。
3種類あるオモチャの1つを持ってきてとお願いしても「これだっけ?」と迷ってしまうことがあります。
しかし、迷って考えることは頭の運動になり正解するといつも以上の嬉しさを持つことが出来ます。
有効に活用する方法
おやつ探しゲームでゴム製のおもちゃに中におやつを入れて部屋のどこかに隠しておいて愛犬に探させましょう。
見つけたらしっかり褒めてあげることが大切です。
仲裁(ちゅうさいにはいる)に入る犬の感情。
犬は群れの仲間が喧嘩をすると、吠えたり両者の間に体をわりこんではいって喧嘩を止めようとします。
昔、私が母と喧嘩しているとき愛犬が間にはいってきて吠えて止めてきました。
私も経験済みです。
注意点
犬が仲裁に入ることが分かっていても愛犬の前で喧嘩するのはやめてください。
ストレスの原因になります。
喧嘩や口論をするのなら愛犬のいないところでしてあげてくださいね。
尊敬する犬の感情。
愛犬は色々なことを教えてくれるあなたを尊敬するでしょう。
「オスワリ」「オイデ」・「フセ」などを教えてくれることも信頼関係を築いていくことのひとつです。
教えてくれて、できた時にきちんと褒めてくれる。
そういったことをしてくれるあなたにたいして愛犬は尊敬の感情を抱いています。
挑戦してみよう。
タッチを覚えよう。
愛犬の鼻先へ手のひらを出して「タッチ」といいます。
愛犬が鼻に手をくっつけたら褒めたり、おやつをあげてください。
繰り返ししてあげることで覚えることができます。
ライバル視する犬の感情。
犬は大好きなあなたが子供や同居犬や恋人と仲良くしていると、自分がかまって欲しい気持ちから対抗心を持つ事があります。
中には同居犬と子供の間に体を強引に入ったり、自分の存在をアピールする犬もいるほどです。
困った時の対処方法。
子供や恋人からオヤツを犬にあげてライバル意識を無くしてあげてください。
犬の同士で争っている場合は、順位が決まるまであなたは見守ってあげてください。
おいしい!まずい!という犬の感情
食べ物を飲み込む速さで好きかどうか分かります。
犬にも好みがあり、おいしいと思ったら噛まずに飲み込みます。
しかし、目の前にあっても、においをかいでみたり口に入れてもすぐ出してみたり食べたりしないのは、まずいと感じていることが多いようです。
有効利用する方法。
大好物のオヤツなどは愛犬が食欲不振など体調が優れないときにあげると効果があります。
思いやりという犬の感情
犬が人に対して思いやることはあまりありませんが、母犬は子犬に対して自立するまで命を掛けて子犬を守る思いやりの心を持っています。
また、出産経験のある母犬は他の犬に対しても思いやりがあることも。
奉仕(ほうし)する犬の感情。
愛犬はいつもあなたのために働いて喜んでもらいたいと思っています。
あなたと一緒にできるしつけ「オスワリ」「フセ」などをして褒められればもっとがんばろうと思っています。
疑う犬の感情。
犬も知らない人物や動物を疑うことがあります。
これは私たちと同じですよね。
犬は自分の身を守るために疑うという感情があります。
また、過去に叩かれたことがある人や噛まれたことのある犬のことはよく覚えていて警戒して唸ることもあります。
そういった時は無理に近寄らないようにしましょう。
嫉妬する犬の感情
自分以外の家族が楽しそうに会話をしていたり、仲間はずれだと感じたときに犬はジェラシーを感じて飼い主さんの気を引こうとします。
そのとき愛犬は自分も家族の一員だと認識しているからです。
犬には無い人間だけが持つ感情
私たちには、無い感情が犬にはあります。
それは以下通りです。
自慢
恥ずかしい
恋愛感情
ありがたい気持ち
懐かしむ
慰める
説明していきます。
自慢は犬に無い感情。
全てにおいて犬は人間と違い他の犬と比べることがありません。
恥ずかしいは犬に無い感情。
犬は他人や他犬の目を気にしない動物です。
人と違い自分のことをどう思われようが気にしない動物なのです。
恋愛感情(れんあいかんじょう)は犬に無い感情
犬に恋をする気持ちはありません。
犬は人と違って特定の犬の魅力に強く惹かれて恋愛するという気はありません。
発情期のメス犬がオス犬を求めたり逆もしかり、本能的なものです。
一緒にいて楽しい人や犬に対しては好きと思う気持ちは当然あります。
ありがたいは犬に無い感情。
毎日ご飯をくれることや、散歩に連れて行ってくれる日ごろのありがたいという感謝は
残念なことに犬にはありません。
懐かしむ(なつかしむ)は犬に無い感情。
犬は今を生きる動物で、昔のころを思い出す気持ちはありませんが過去にあった嫌な経験や楽しかったことなどはおぼえています。
慰める(なぐさめる)は犬には無い感情。
犬は慰めるという気持ちはありません。
しかしあなたが何かの原因で落ちこんでいる時。
愛犬が側にいてくれているのは「何が起こったのかな?」という風に感じて「僕に何か出来る事はないのかなぁ」と思って側にいてくれている事でしょう。
犬にもあるかもしれない感情。
無心は犬にもあるかもしれない感情
散歩や、スポーツ、そり引きや大草原を走っているときなど何かに夢中になり無心になっている事があるかも知れません。
最後に・・・
犬は猿の次に感情を伝えることが上手な動物です。
ですが言葉が分からないので、謎だったりまだはっきりしない部分があります。
言葉が通じなくても気持ちは伝わっていることは研究で明らかになっています。
ですが、感情のある・なしを覚えればしつけや信頼の関係つくりにとても役立でしょう。
上手く利用して、是非愛犬との絆をより深めていってくださいね。